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ルカ:2ーーーお人形のようでーーー
瑞月ルナ
「ワタシ、ルカ。あなたはだぁれ?」
えっ…?
「え、ええ、えええ?」
深みのある吸い込まれるような青い瞳。
紫がかった綺麗な、どこか不思議な黒髪。
洋館のお人形のような真っ白な肌。
私は思わず見惚れてしまった。
「あなた、何ぼーっとしているの?」
「ひゃっ」
私は驚いてしまう。
「わっ、私は遥香っ。」
「宜しくお願いするわ、遥香。」
「よ…よろしくね」
なんだろう、この子…
というかまずは、警察に伝えないと…
「警察には伝えないほうがいいわ。」
「えっ!?」
私…何も言ってないよね…?
「ワタシは心が読めるの。その代わり、遥香だけだけれど。」
「そうなんだ…」
今のは絶対偶然じゃない。そう、確信した。
「っていうか、何で警察に伝えなくていいの?」
「ワタシ、普段はキーホルダーとしてこの世に存在しているの。
人の姿でいなければ怪しまれなんてしないのよ。そもそもワタシは
遥香を助ける為に人の姿になったの。遥香に迷惑なんてかけたら
またキーホルダーに戻るわよ。」
どうしよう、話についていけない…でも…
「そ、そうなの?じゃあ…言わないほうが…」
「まあ、誰かに言ったりでもしたらまた孤独になるという事ね。」
孤独、かぁ…
「うん、わかった…!私、誰にも言わない!」
それは、私の人生史上、一番重要な決断だったーーーーーーー