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今日も明日もまんまるDAY! 1話 ぬいぐるみ
ただのカービィファンの女の子、
月野瀬 灯(つきのせ あかり)。
彼女は今まさに、
カービィにガチ恋する女の子。
つまりリアコ女子なのです!
そんなある日、学校からの帰り道に
「あるもの」を拾ってしまうのです。
彼女の推しである、「カービィ」を。
推し(カービィ)とリアコ女子の
ぽよぽよな日常系恋愛物語。
とある町に、報われないリアコ女子が居ました。その名も、月野瀬 灯。略して
「あかびぃ」である。
このあだ名にも由来がある。
この女の子は、カービィがあんまりにも好きなので、【カービィ】の「ビィ」と、
【あかり】の「あか」をくっつけて、
「あかびぃ」になったのである。
でも、中学からは「あかり 」になった。
そんな彼女は学校からの帰り道に拾ってしまうのです。
「今日も遅くなっちゃったな…中学入ってから色々忙しいから推し活もまともにできてないなぁ…グッズがその辺に転がってれば良いのに。」
そう思った矢先、目の前に段ボールを見つけた。「…?犬かな。でも犬にしては小さい段ボールだなぁ…」
恐る恐る段ボールを開ける。そこには…
「えっ!!?ひど!!よりによってかわいいぬい捨てやがって!!」
薄汚れているが彼女にとっては見慣れたピンクだま。でも、彼女は気づいていない。
ぬいぐるみではなく本物だということに。
「でもなんかこのぬい、つるつるしてない?しかも「ぽよみ」に溢れてる。伸びるし…!?」
彼女は思い出してそのカービィを持ったまま走り出した。「本物|《ゲーム》 のカービィは、「伸びる、跳ねる、マシュマロ級の手足のもちもち具合、20センチくらいの大きさ。」
調べてみると同じであった。しかし、
カービィ?は動かない。
家に帰った灯は、早速そのカービィ?を起こそうと、格闘していたが、なかなか起きない。「どうすれば…!?」また閃いたようだ。「カービィは、ご飯が好き。漫画版でも、遭難してしまったカービィを探す時、バウファイターがカップラーメンを食べようとするとすぐに来た。つまり、カップラーメンを用意して、目の前で食べれば……」
美味しそうな味噌の匂いが辺りに漂う。そう。これは、父親の大事にとっていた
みそきn((やめろ。
カービィは鼻?をひくひくさせ始めた。
灯は箸をカップ麺の上に置いた。
カービィがついに起きた。
さっときてカップ麺をすごいスピードですする。「成功だな。」思わず笑みがこぼれる。
「ごちそうさま!!」カービィはあっという間にみそきn (( を平らげてしまった。
我に帰ったようにカービィは、
「ここはどこ?」
「ここは、春風市にある私の家だよ。」
「春風市…。もうひとつ聞いていい?君は誰?」
「私はあかり。」
「あかり…じゃあ【あかりちゃん】って呼んでいい?」「…いいよ。」
灯の脳内では……
推しかわよ……おっとぉ鼻血が。
「というか、ちゃん!?初見でちゃんやとおおお!」
(バッコーン!!)
「脳がぁ!割れ…」
脳内「あかり!!!!」
冷静に見えて大⭐️大⭐️大⭐️混⭐️乱⭐️
そんなあかりだったが、
カービィ|《推し》の前でぶっ壊れるわけにもいかず、なんとか理性を保って、
返事を返したのであった。
「…実はさ、私、カービィのこと、知ってたんだ。」「え?なんでなまえを」「理由はね、私、実は影でいじめにあってたときがあって、そんなとき、カービィのことをたまたまネットで見かけたんだ。色々と知っていくうちに、カービィのことが、大好きになっていったんだ。」「…そっか。僕も初めは好きとか、嫌いとか、そんなのはなかった気がするんだ。でも、いろんな旅や、出会いがあって、みんなのことが大好きになっていった。それとおんなじだね。」「うん。そうだね。」
「じゃあ私も、カービィって呼んでいい?」「もちろんいいよ!」
こうして推しとファンの生活が始まる…
🍅のまんまるDAY裏話!
灯が本物のカービィだと特定したあのシーンは、公式の情報を利用しています!ちなみに20センチは、子供用のサッカーボール(4合)ほどの大きさです。(基本的に公式ぬいもその大きさが多い。)
あと、動かないカービィを起こすシーン、これも、公式認定の漫画からで、
コロコロコミックス発刊、谷口あさみ先生の「もーププ」から雪男を探す話に、遭難してしまったカービィを見つける方法として、バウファイターと言うキャラが実際に利用していた方法です。
なお、【春風市】は、🍅とも、カービィシリーズとも関係のない🍅の創作の地名です。