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嫌われてるのを知らない子 #1
嫉妬と自意識過剰ちゃんシリーズの続編!
「」せりふ
()こころのなか
久しぶり。あたし、ミカ。
ルナと絶交して、レイきゅんとも別れて、さみしい!
でも、中学の頃からのおともだち、「舞中凛」ちゃんとはすごく仲がいい。
まぁその凛ちゃんは結構陽キャだから、グループ?みたいなのを作ってる。
もちろんあたしもそこに入ったけどね!
て、わけで!
今日はその凛ちゃんの「グループ」で近くのすいーつ屋さんに行くの!
いっぱい食べちゃうぞ〜!!
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凛ちゃんのグループは、あたし含めて4人。
あたし、凛ちゃん、まなちゃん、|幹《みき》ちゃん!
お店の前で待ち合わせしてるんだ〜
実はあたし金欠だからぁ、
全額みんなに払ってもらうおつもりで〜す♡
とりあえずCHATで連絡し〜とこっ。
<女子会グループチャット😘
*x😈凛てゃ😈x*「ねぇ〜ミカまだぁ〜?😰」
💒+まなたん+💒「2時半集合じゃなかったのぉ〜😵」
🧊💦幹𓂃 𓈒𓏸 「もう2時45分だよ〜(−_−;)」
「先にお店入ってよっか?」
💒+まなたん+💒「そーだよ幹!もぉお腹ぺこぺこだよぉ〜😡」
*x😈凛てゃ😈x*「まなたん?あんま食べすぎないでね^^」
💒+まなたん+💒「わかってるわ!w」
🧊💦幹𓂃 𓈒𓏸「ミカちゃんはお腹空かないのぉ?😅」
あ、みんなあたしの話してる!
ꪔ̤̫💖🍰みか🍰💖ꪔ̤̫「いまからいくよ〜!( ꩜ ᯅ ꩜;) 」
って打って、今から行くの!
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スイーツ店にて
幹「遅いよ!もう先店入ろうと思ってたんだからね!」
まな「ほんと〜もー、早く入ろっ!」
凛「お腹すいた〜。ミカ、何食べる?メニュー美味しそうなものばっかだよ!」
やっぱり、あたしの見方をしてくれるのは凛ちゃんだけ!
ミカ「はいは〜い?あたしはぁ〜、『かわいい♡いちごのミルフィーユパフェ』
にしゅるの〜。」
幹「あ…それ美味しそう!CMでやってたよね。ね〜、頼んだら一口くれない?」
ミカ「ど〜しよっかなぁ〜?」
あげるつもりないよん!
まな「名前書いといたよ〜、あ、呼ばれたよ!行くぞ!」
凛「やった〜!」
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ミカ「ね〜、あたし窓側がいいなぁ〜?」
幹「えっ?私も窓側がいいなぁ…」
(あーーーーー。でもミカって自分の思い通りにならないとすぐ
ぷんぷん言い出すからなぁ。あれがちょっとめんどくさいんだよなぁ…!
てか15分遅れといてこれかよ。ちょっとムカつくな〜)
(あ!そうだ!)
「ねぇ、ミカちゃん?」
ミカ「なによ!」
幹「私もミカちゃんも窓際に座るってのは、どう?」
(いや…考えるまでもないけどね。)
ミカ「どういうことよぉ〜」
幹(え!?これの理屈もわかんないの!?)
凛「あぁ、そういうことね。私通路側でいいよ!」
(はー。ミカ、あんな遅れといて偉そうに。ほんっっとムカつくわ。
ま、私がミカの味方してるのは、ミカについて《《情報収集》》するため
なんだけどね☆)
まな「バスか新幹線か何かの座席決めみたいになっとる…。まぁいいよ」
(正直ミカに席譲りたくなかったなぁ〜。今まで散々お願い♡お願い♡
言われ続けてきたんだし。あんなやつとよく仲良くできんな〜、凛。
色んな意味で尊敬するわ)
幹「うん!テーブル挟んでソファ二つあるからさ窓際に座れるのは2人でしょ?」
(どう説明すればいいかわかんね〜)
ミカ(???????????????????????????????)
「まぁいいわ」
---
ミカ「あたしぃ、まずはぁ、『飲むともっと可愛くなっちゃう!?♡あまあまココア』
最初に飲むぅ」
「あ、そ〜だ!メニューの名前すごい可愛いから、みんなちゃんとメニューの名前
最後まで読んでよ」
(く〜っ!こういう飲み物が1番あたしにお似合い♡)
幹(うわ、メニュー名のセンスがちょっと…ミカが勘違いすんじゃん、お店の
チョイスどうかしてるわ。つーか誰がこの店選んだんだっけ?
あぁ、ミカか)
凛(飲むともっと可愛くなっちゃう、かぁ〜。ミカは例外ね)
まな「そ、そっか〜。じゃ、私は『しゅわしゅわおいしいレモンスカッシュ』にしよ。」
ミカ(はぁ?レモンスカッシュぅ?可愛らしくないわね〜。やっぱメニューの
チョイスまでもあたし、可愛いわね)
幹「じゃ、私『おとなっぽい!?にがにがこぉひぃ』」
(わ!本当に名前の癖強いなぁ。私はただコーヒーが飲みたかっただけなのに…
まるで『私は大人っぽいです』って言ってるようなもんじゃん)
凛「私はね〜、『CUTE!あま〜いミルク』かなぁー」
(なんだよCUTEって!そこいらねぇわ!)
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(ミカはかわいい♡いちごのミルフィーユパフェ、凛はリッチなナッツパフェ、
まなはみるきぃ☆ホイップカスタードパフェ、幹は期間限定の
濃厚・生チョコパフェを頼んだ。)
ミカ「ね〜幹!そのチョコパフェ半分ちょーだいよ!」
幹(…え〜!?まぁ、でもこのパフェ結構でかいし…まぁ、いいか)
「い〜よ!じゃ、その代わりにミカちゃんのパフェも半分ちょーだいよ」
(はい!はい!!半分ちょーだいよ!とか言った仕返し!!!
私は悪くないよ相応の対価貰っただけだしね!!!!!!!)
ミカ「だめ。」
幹(はぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!???理不尽だなぁ!!!!!
自分にゆるくて他人に厳しいのかよ!!!)
「…じゃあ私もあげないよぉ?」
ミカ「だめ。」
幹「え」
(もうなんもあげないようにしよ。独占欲強すぎんだよミカは。
1週間で返せって言った漫画、返してはくれたけど限界までデコって
しかも『あたしが読んだあ・か・し』とかこすってもこすっても消えない
ペンで書いたりとかして…もうウザいな)
ミカ「幹のけちぃ!じゃあまな」
まな(目ぇつけられたわ〜。最悪)
「な…なに?」
ミカ「パフェ全部ちょ〜だいっ」
まな(幹の倍請求しやがった!こいつぅ〜)
「え〜!?全部はダメだよ。一口だけね」
ミカ「だめ。」
まな「じゃあミカちゃんの分も半分だけちょうだい…?せめてさ。
私の分全部あげるから」
凛(まな、無理してるなぁ〜)
ミカ「だめ。」
まな「わかったよ、パフェは全部あげる。」
凛(まな、まじで無理してるなぁ〜)
まな「ま、あとでケーキ食べりゃいいし!」
ミカ(!! じゃあそのケーキももーらい!)
まな「てかそのパフェ料払ってくれるの?半分だけでいいからさ」
ミカ「…」
(泣き落としで全部みんなに払ってもらうもんね〜)
ミカ「店員さぁん。このケーキと、このシュークリームと、
このワッフルくださ〜い」
幹(メニュー名は全部最後まで言えって言った張本人がそれを放棄しとる。)
凛「あれ?ミカちゃん私の分はもらわないの?」
ミカ「もらわないよ!」
(凛ちゃんは味方だもんね)
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レジにて
ミカ「ねぇ、あたしさぁ?お金ないんだ…しくしく」
幹「え」
凛「えぇ…」
まな「はい?」
ミカ「私の分、払ってくれるぅ?」
まな「無理無理!私もさほどないし」
幹(うっわあんだけもらっといて一円も持ってきてないのかよ)
凛「何円分食べた?私が払ってあげるよ」
ミカ「凛ちゃんはいいの。幹が払って」
幹「え!?なんで私よ!」
ミカ「今日1日いっちばんけちだったからね!」
幹「じゃあ今回ばかりは払ってあげる。また今度、今回ミカちゃんが食べた分の
お金、私に返してよ」
ミカ「はぁい」
(な〜んつって!一生返すつもりないよ!!!)
個人的にめっちゃ書いてて楽しかった
あと幹ちゃんはクズじゃないからね