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とある狂科学者の記憶
御門夜海
夜の暗闇が深くなる。其処は、黒と狂気の入り混じる場所。其処は『とある狂科学者』の拠点であった。
彼は、『死』に興味があった。自身の研究の好奇心が満たされるならば、何人死んでも構わない。其れが彼の口癖だった。
ある日の事だった。研究をし、細胞の改変をしていた彼は、とある指示薬を細胞に混ぜた。すると、其の細胞の形がグニグニと音を立て、変わっていく。彼は狂気と歓喜で叫んだ。「生命体かもしれない!これが、俺の好奇心を満たす物になるだろう!」細胞は、いや。元細胞は、彼の望む儘に、姿形を変えた。彼の望む実験だって、其の生命体を使えば直ぐ結果が出た。そして、彼は、禁忌の考えに辿り着いた。『自分自身を、、作り替えれるのではないのだろうか?実験だ。』
其の『素晴らしい』考えに辿り着いた彼は、言葉通り、不眠不休で研究した。自身の細胞を採り、研究した。彼は研究の鬼であった。其れと共に永遠の謎を試そうとする『冒険者』でもあった。
そして数週間経ち、実験が完成した。自身を、実験体とした、『素晴らしいロジック』。彼は、完成した『薬』を喉に流し込んだ。
胃が焼き溶けるようね痛み、苦しみ。だが、彼は其れに耐えた。数時間し、彼は『死んだ』。そして、蘇った。彼は、失敗した。記憶は残り得たが、元の肉体は只の肉袋だ。
だが、彼は思った。「記憶があるのならば、もっと最高峰の実験が出来る筈だ。」幼子の体を持ち、記憶は狂科学者の幼児は、無垢な笑顔で笑い、永遠のループを繰り返す。其れが、此狂科学者だった。