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微睡み
よく晴れた冬の始まり
昼過ぎ
窓のそば
やわらかい日差し
うつらうつらと微睡む君は
きっと夢をみてる
笑顔でみている夢は
どんな夢かな
開きっぱなしの君の
読みかけの本にそっと
近くに置いてあった栞を挟んで
僕もだんだんと眠くなる
暖かな時間
ゆっくり時が流れる
ゆっくりと夢の中
だんだんと沈んで行く
夢の中夢の中
広い広い空
青い空
夢の中は自分だけ
他の人は誰もいない
目の前は道
ただ一人歩く
ひたすら歩く
どこに向かっているのかは分からない
何せ夢だもの
僕は僕の思い描いた道を進んでると思う
ただそれだけ
でも、2度と会えなくなったあの人に
ここでなら会えるかな、なんて
思ってみたりしたけれど
あの人の声をもう覚えていない
懐かしい記憶だけが残っている
思い出したら泣いてしまいそう
そんな気がする
そんな僕を励ますかのように
誰かに背中を押された
ゆっくり目が覚める
夢の続きが気になるけれど
ぼんやりしてて覚えていないや
少し眠り過ぎたかもしれない
隣でまだ君は穏やかな顔で寝ている
日が少し沈み始めた時間帯
黄昏
君はいつまで寝ているのかい?
ちょっとやそっとじゃ起きない君の
頬を優しくつついた
「そろそろ起きなよ。日が暮れる。」
これ作ったの昨年の11月なんですよ。(現在8月)
なので季節感がバグってます。