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ソードアート・オンライン ースクールライフ・オンラインー プロローグ
こんにちは(*´꒳`*)心愛 メイです(●´ω`●)
初めて小説を書いてみました(๑>◡<๑)
今回は、お話のプロローグです!
では、楽しんでくださいね♪
学校の昼休み、|桐ヶ谷和人《きりがや かずと》・俺と|結城明日奈《ゆうき あすな》・明日奈は二人で弁当を食べていた。
明日奈が作ってくれた弁当の味の美味しさをを噛み締めながら、注がれてくる生徒たちの視線に顔をしかめる。
そんな時、明日奈がふと話題を振ってきた。
「ねえキリト君、ALOでオンライン学校が開かれるらしいよ」
「ALOで、オンライン学校?」
ALOとは、妖精卿・アルヴヘイム・オンラインのことだ。
俺が明日奈が言ったことをそのままぼやくように言うと、明日奈は詳しい説明を始めた。
「ALO内で、オンライン学校として施設がオープンしたんだって。本当は学校に行けない人たちや不登校児室が使うのを目的として作られたんだけど、今はそのお試しとして、誰でも気軽に参加可能なの。面白そうじゃない?」
アミュスフィアは、プレイヤーの脳の信号を直接ゲーム内に送ることで、仮想世界を楽しめるマシンだ。
俺と明日奈は、それよりも遥かに高出力のマシン、ナーヴギアによって、二年間、地獄のデスゲームに囚われていた。
「学校って言っても、勉強は今まで習った範囲で復習をするぐらいで、大体は他人との交流の時間って聞いてるよ」
確かに、一日に二つの学校で勉強をしていたら大変すぎる。
そこは配慮してくれていることにほっとする。
「面白そうだな。今夜、一緒に行ってみるか?」
「うん!じゃ、今日の午後八時、ALOで集合。場所は、後でメールで知らせるね」
笑顔で明日奈がそう言うと、傍から二つの人影が飛び出した。
「ちょーっと、お二人さーん?私たちのことを忘れた訳じゃないでしょうね?」
「私たちも混ぜてくださいよ!」
その声と共に、見知った二人・|篠崎里香《しのざき りか》と|綾野珪子《あやの けいこ》が姿を現した。
「もう、二人とも!びっくりしたじゃないの!」
そう言って驚きながら怒っている明日奈の隣で苦笑い。
「二ヶ月間の休戦定刻は結んだけど、遊びに行く時とかは教えるってのが友達ってんじゃないでしょうかねぇー?」
「そうですよ!」
二人には二人の言い分があるようで、説教をするように畳み掛けてくる。
「休戦定刻ってそう言うのをしないってことじゃないの!?」
「……」
「……」
明日奈が言うと、二人は顔を見合わせて黙ったが、やがて同時に明日奈の方を向き直った。
「兎に角、知らないとこで二人きりには絶対させないからね!後でメール送っときなさいよ!」
「絶対ですよ!」
「ああもう、わかったわよ」
明日奈は適当に相槌を返した。
二人は明日奈の返答に不満があったようだったが、やがて揃って向こうへ去っていった。
その様子を見届けた俺と明日奈は、顔を見合わせてほっと息をつく。
「そうだ。そのオンライン学校の名前はなんて言うんだ?」
何気なく俺が聞くと、明日奈は可笑しそうに言った。
「『スクールライフ・オンライン』だよ」
「…そのままだな…」
すると、改めてこちらを向いていった。
「お弁当は食べ終わったし、教室に戻る?」
「いや。まだここにいよう」
俺がそう答えると、明日奈は無言で微笑んだ。
---
その日の午後七時五十分、俺は自室で一人でアミュスフィアを被った。
「リンク・スタート!」
俺の声が部屋中に響くと、視界に何本も何本も虹色の線が伸びる。
そのまましばらく待つ。
虹色の線が消え、目を開けると、視界にはスプリガン領の景色が広がっていた。
指を振り、ウインドウを出し、フレンドメッセージを見る。
欄には、アスナからの『キリト君、ログインした?』という文字が表示されていた。
ホロキーボードを出し、『ああ、ログインしたよ』と打つ。
すぐに既読が付き、『キリト君はどこにいる?私はアルンにいるよ』という文字が表示される。
早いなと思いながら、『今はスプリガン領に。すぐに向かうよ』と打つ。
ウインドウを仕舞い、背中の羽を動かす。
まだあまり操作には慣れていないが、これ以外の移動手段がないため、飛行するしかない。
スティックなしで飛ぶことはできるため、上空にだんだんと上っていき、アルンへと向かっていく。
アルンは、アルヴヘイムの中心の王都だ。
しばらく飛んでいくと、やがて世界樹が見えてきた。
飛行の速度をだんだんと緩めていき、地上に着地する。
そして、アスナを探して辺りを見回す。
「あ、キリト君!」
そんな声がして、声の方へと向かう。
声の先にいたのは、街の一角のベンチに座っているアスナだった。
駆け寄り、隣に腰掛ける。
「お、アスナ。早いな」
「そんなことないわよ。八時ぴったりじゃない」
アスナに言われてウインドウを出すと、本当に八時ぴったりだった。
「行くか?」
「うん。行こっか」
ベンチから腰を上げ、立ち上がる。
そして、アスナと並んでオンライン学校の場所・アインクラッド代一層、はじまりの街へと向かう。
俺とアスナがいるALOは、SAOの複製のため、アインクラッドをそのまま再現することができた。
今はまだ第10層までしか行けないが、次にアップデートがあれば、行ける層はもっと増えるだろう。
俺はアスナと並んでアインクラッドへ向かって飛んでいく。
辺りは真っ暗だが、電灯が周りを照らしている。
所々が光っている街の景色は幻想的だ。
しばらく飛行を続け、やがてアインクラッドのはじまりの街に着く。
「キリト君、あそこだよ!」
そう言うアスナの声は弾んでいる。
俺もアスナの後を追って駆ける。
例のオンライン学校は、大きい建物だった。
色々な教室の他に、食堂や寮まであるようだ。
たくさんのプレイヤーで賑わっている学校を眺めていると、視界の隅で二つの人影が現れた。
「キリト、アスナ、例のオンライン学校、いい感じの雰囲気じゃないの」
「大きいですね!賑わってますね!」
その人影の正体は、レプラコーンのリズベッドと、ケットシーのシリカだった。
二人は口々に感想を言い合っている。
「リズ、シリカちゃん、行こ!早くしないと人数制限で入れなくなっちゃうよ」
「えっ、人数制限とかあるの?」
「そうよ。人が多すぎても困るわ」
「確かにそうですね」
女子三人の会話を聞きながら、辺りを見回す。
学校の敷地は本当に広い。
まるで、小さな催しごとではなく、重要な何かであるような。
「キリト君、どうしたの?」
俺の顔を覗き込んでくるアスナに、慌てて首を振る。
「あ、ああ、なんでもない。それより、人数制限があるんだろ?早く行こう」
「そうだね!じゃ、行こっか!」
アスナの元気に弾んだ掛け声と共に、四人でスクールライフ・オンラインの中へと駆けた。
どうでしたか?
ご指摘・ご感想などがありましたらお気軽にお聞かせ願います(๑>◡<๑)
これからも頑張って参ります(*´꒳`*)これからもよろしくお願いします(●´ω`●)
続きは今日中に投稿できると思います!
みなさんに一つ質問です٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
丁度いい文字数ってどのくらいですか?
一回に文字数は多く書きたいんですが、多すぎると読むのが大変ですよね…。
ご返答お願いします!
では、またお会いできることを願っています♪