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その8 焔の芸術的センス
生命「やあやあ熒惑焔く〜ん☆」
焔「生命か…何だ?」
生命「今暇〜?」
焔「特に用はないな」
生命「じゃあ遊ぼうよ!人が多い方が楽しいからさ!」
焔「遊ぶ…?」
おれは熒惑焔。見ての通り遊びに誘われているが…嫌な予感しかしねぇ
生命「よーし!じゃ、あたしの部屋へレッツラゴー☆」
焔「分かった」
急に話しかけてきたかと思えば生命の部屋に連れていかれている…はぁ…
生命「はーいもう1人連れてきたぜ☆」ドアバァン
太白「あら…火星さんではありませんか」
辰星「おっ!火星ぴっぴやっほー!」
朔「わぁ…逆によく連れてこれましたねその方を……」
焔「強制連行された…」
朔「(察)」
辰星「いっぱいいる方が面白いもんね〜!(察)」
太白「あらら…お疲れ様です」
生命「HAHAHA!!」
生命「さてさて…今日はねぇ、みんなで絵しりとりしようぜー!!!ってな感じだぜ☆」
焔「絵…か?」
嫌な予感とはこのことか…
生命「順番決めよー!あたしいっちばーん!!」
辰星「なら僕ちん2番がいいー!」
太白「なら…3番で…」
朔「じゃあ4番やります」
焔「必然的におれは…最後か」
まぁ…やるなら本気でやるか
生命「よーし始めよー!!最初はしりとりの「り」からね☆」
生命「〜♪はいどーぞ」
辰星「うーん…あれかな〜?…はいかけたよー!」
太白「多分…どうぞ」
朔「あ〜……はいはいハイハイハイ…お願いします」
焔「…これか?」
そう言っておれは生命にバトンを渡した
生命「うーんなるほど……
☆NA☆NI☆KO☆RE☆」
焔「はっ…?」
焔「いや…これ多分朔が描いたのはコップだろ?だから…」
おれはプールを描いたつもりだったが…
生命「「ぷ」ねオッケー全然わかんない」
焔「いや…どこからどう見てもあれだろ?」
生命「どこからどう見ても長方形かな!」
辰星「地球ぴっぴ見せてー!…長方形かな?」
朔「長方形…?…あぁこれは長方形。」
太白「…これは?」
焔「いやどこからどう見てもあれじゃねぇか!」
コイツら…もしかしてプールを知らねぇのか?
生命「もうちょっと描き加える?どうせ時間はあるし」
焔「いや…これ以上何を描き加える必要があるんだ?」
もう完璧だろ…このプール
生命「これでいいんだね?」
焔「これでいい」
生命「そっかぁ〜〜」
生命「「ぷ」で始まる長方形……ん"〜…」
コイツら…やっぱりプールを知らねぇんじゃ!?
生命「…よし、もうみんなでこれが何か当てるゲームにしよう!!」
辰星「やっぱりこれ長方形でしょー?」
朔「それはない……と思いますけど」
太白「どれもぷから始まりませんね」
生命「長方形…四角形…平行四辺形…ん"ん"…」
焔「もう1回描いてやる…」
そういった後、おれはもう1回プールを描いた
生命「長方形が増えた…」
辰星「ドイツ語で長方形って言う時ぷからはじまるのかなぁ…?」
生命「いや確か…Rechteckだったはず…」
焔「長方形をドイツ語に翻訳するとRechteckだな」
生命「だよね、焔くんがあと分かりそうな言語…??」
辰星「英語でもrectangleだよ~💦」
太白「ならこれは長方形…ではないのでは?」
朔「長方形状の何か…しかも中に何も描いていないってことは白いものなのか、中に何も入っていないのか…?」
焔「他にも色んな形がある。例えば…(池みたいな形のプールを描く)」
辰星「池…?」
朔「すんごいゆがんだえんけいだ」
太白「火星さん…池はドイツで何でしょう?」
焔「Teich」
太白「じゃあ水星さん…英語で?」
辰星「pond…これも違うよ〜!」
生命「pは同じなんだけどね〜」
焔「お前ら…もしかしてこれが分からないのか!?」
朔「わかったらこんなに話してませんよ………」
焔「ならおれが教えてやる…これはな?プールと言われるやつで、地球に住んでいる人間?の夏の娯楽として楽しまれているやつだ」
おれなりに丁寧に教えたが…どうだ?
生命「えっこれプール?」
焔「流石に生命は知ってるだろ?」
生命「当たり前でしょ知ってるよ……それに見えないだけで」
焔「は?いや生命なら地球司ってんだから分かれよ!?」
これが…プールに見えねぇだと!?
生命「いや〜ん理不尽〜」
辰星「これが…wプール?w」
太白「…え?」
朔「……プールってこんな平面でしたっけ」
辰星「かっ火星ぴっぴ?w輪郭線だけ描いても分かんないよ?w」
焔「輪郭線…?」
輪郭線って…何だ?
朔「…えーっと…失礼を承知でお伺いするんですけど…輪郭線をご存知ない…?」
焔「???」
朔「マジかよこの人」
太白「輪郭線と言うのは…物体の外側を縁取る線のことです」
焔「何となく分かった…あとおれは人じゃねぇ。神だ」
朔「もはやそんなことさえどうでもよく感じるレベルですよ…」
焔「…何がどうでもよく感じるのレベルだぁ!?」
おれ絵は下手じゃねぇよ!?