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第1話
peku
監督性さん視点からです。
原作通り進んでいきます。
苦手だなと思った方はブラウザバックをお願いします。
「もう朝…?」
目を覚ます。だが何も見えないし息苦しい。狭くも感じる。…僕はどこかに閉じ込められているらしい。でもなぜ?何も思い出せない…。
どうしようもなくてただそのままでいると音がする。かすかに声も聞こえた。
「やべえ。そろそろ人がきちまうゾ。早いところ制服を……うーん!!! この蓋、重たいんだゾ。こうなったら………奥の手だ!ふな゛~~~~それっ!」
バチバチっ!と何かが燃える音がして驚く。
「か、火事!?」
そして、いきなり視界に光が入ってくる。
「さてさて、お目当ての…って、ギャーーーーー!!!! オマエ、なんでもう起きてるんだ!?」
と声がして、まぶしい目を開けてみてみる。目の前にいたのは――狸…?
それだけではない!どう考えてもおかしい。しゃべっている。
「し、しゃべる狸!?」
とっさに口からこぼれた言葉。
しかし、目の前の狸のような生物は狸という単語が気に入らなかったらしい。
「誰が狸じゃーーーー!!!! オレ様はグリム様なんだゾ!まあいい。そこのニンゲン! オレ様にその服をよこすんだぞ!さもなくば…丸焼きだ!」
「だ、だれかたすけてぇ!?」
そういって、僕はとっさに逃げ出した。
「コイツ! 待つんだゾ!」と追っかけてくる化け物。
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しばらく逃げていると、いつの間にかほかの部屋にきてしまった。
「ここは…どこ?」
あたりを見回す。どうやら、図書室…?みたいだ。
「オレ様の鼻から逃げられると思ったか! ニンゲンめ!さあ、丸焼きにされたくなかったらその服を―――」
あぁ、今度こそだめだ、と、覚悟をして僕は目を閉じた。
だが1秒まっても2秒待っても、襲われた感覚はこなかった。代わりにきこえてきた言葉は、痛がる声と、まだ聴いたことのない男の声。
「ふぎゃっ!?痛ぇゾ! なんだぁこの紐!」
「紐ではありません。愛の鞭です!ああ、やっと見つけました。君、今年の新入生ですね?ダメじゃありませんか。勝手に扉(ゲート)から出るなんて!それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は校則違反ですよ。」
「離せ~! オレ様はこんなヤツの使い魔じゃねぇんだゾ!」
「はいはい、反抗的な使い魔はみんなそう言うんです。少し静かにしていましょうね。」
一瞬のうちに何だか口論(?)がはじまっている。あ、あの。なんて一言すら挟めず。
気づけばヒュイっと音がしてしゃべる狸が拘束された。
そうしてなぜか僕の使い魔(?)なんて言われてお咎めをうける。反論をしても聞く耳持たずだった。
「さ、行きますよ。みなさん待ってますからね。」と言われて歩き出した。
途中、クロウリーは独りごちていた。
「ハウプトフィグル寮…フューラー君はちゃんとあの場にいるといいんですがねぇ。一応シュヴァイン君には彼のことは任せたが…しかし、なぁ…」と何か悩んでいた。
そうこうしているうちに、もう目の前に鏡の間に着いたらしい。
凄く、胃が痛い。こんな初っ端からありえないことに振り回されるなんて…。
クロウリーはドアを開けた。
いろいろと読みににくいかもしれません!
なにかリクエスト、こういう続きがいいななどございましたら教えてください!
読んでくださってありがとうございます!