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𝐖𝐚𝐧𝐭 𝐭𝐨 𝐥𝐢𝐯𝐞
𝕐𝕦𝕓𝕒𝕣𝕖 𝐖𝐚𝐧𝐭 𝐭𝐨 𝐥𝐢𝐯𝐞 𝑂𝑟𝑖𝑔𝑖𝑛𝑎𝑙 𝑛𝑜𝑣𝑒𝑙
「残念ですが、華口さんの余命は後4ヶ月ほどだと思われます。けど、よくここまで頑張りましたね。本当なら後1年くらい前に同じ状況でもおかしくなかったくらいです」
私の専属医師がそう告げると同時に世界がどんどん暗くなっていった。
私はまだ___
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世の中はなぜこんなに不公平なんだろうか。私、華口咲希は病院からの帰り道でふと思う。
なぜ、世の中は、こんなにも…
世の中にいる多くの人が健康に生きているのに、なぜ、こんなに生きれる時間が短い人がいるのだろうか。
なぜ、健康な人ほどすぐ死にたいと言うのか。
死にたいと言う人は生きたくても生きられない人のことを何だと思っているのだろうか。
死にたいとすぐに言う人は死ぬと言う意味を本当に理解しているのか。
どうせ理解なんて1ミリもしてないんだろう?
お気楽で幸せですね。そんな人生。折角与えられて命を自分の好きなように捨てることが出来るなんて、どんだけ世の中甘いと考えてるのだろうか。
お前らは何も理解していない。そんなんだからどんどん自殺者が増えていくんだ。
ばかばかしい。
お前たちの人生は所詮お遊びか何かなのか___?
ふざけるな。
こっちがどんな気持ちだと思ってるんだよ。
ふざけるな。ふざけるな。ふざけるな。ふざけるな。
私はまだまだやり残していることがたくさんある___。
もっと、もっともっともっともっともっともっともっともっと_________
私は生きたいんだよ___
死にたいってずっと言ってる人達から命を貰いたいぐらい生きたいのに。
君たちは自分勝手すぎるだろ。
なんで…なんで私が______
なんで私が死ななきゃいけないのですか___?
私はもっと生きちゃダメなのですか___?
酷くないですか___?
最低ですね___?
ふざけるな。
あと、1年。後1年待ってよ。
もう少しだけ人生をちょうだいよ。
もう少しだけで良いから___
私にまだ________________________
チャンスをください____________
もっと生きたいんです。
だから______
チャンスを_____________________
せめて最後は
笑顔でね___?
みなさんこんにちは。藤空木栾です。
𝕐𝕦𝕓𝕒𝕣𝕖様はそんなに表に目立ってるわけではありませんが、数少ない行動範囲でもその数少ないサイトの中でかなりの人気を発揮しているバンドグループです。
今回の小説は𝕐𝕦𝕓𝕒𝕣𝕖メンバーの紗英様の実話を元に作られています。𝕐𝕦𝕓𝕒𝕣𝕖様の歌詞が投稿されたら、この小説の最後に付け足そうと思っています。
それでは。
みなさんに、奇跡の笑顔と祝福を__。