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君だけは絶対に諦めない
バんビちゃん
綾華side
「はぁ...はぁっ...はぁ...お待、たせ...!って」
「おっ!早かったね!」
「綺華ちゃん⁉」
「ふふっごめんねー」
「な!何が⁉」
この2人まだ付き合ってないのか
この2人を見るとそう思い顔がニヤける
「で、話ってなに?」
と翼君が言った瞬間綾乃の顔が曇るのがわかる
本人が自覚しているかはわからないがあからさまだ。
さっき話を聞いた時も苦しそうだった
というか今更だが、綾乃の足のケガって...
後で聞くか...
「綾乃、私から話そうか?」
綾乃のフォローをしなくては、と思いそう聞くと
「...私から言う」
と首を振ってこたえた
「えっと、実は―」
「そう、か...なんで今まで言ってくれなかったんだよ!」
「...ごめん、こんなこと言われても、困ると思って...」
「!なわけないだろ⁉っていうか、その足って...」
「...うん...」
やっぱり、そいつらにやられたのか...
ケガまでさせるとか...頭沸いてんなぁ
「明日、学校行っていい?」
「へっ...?」
思わず自分でも驚くような低い声が出ていた
「いい、けど...ヤンキー出さないでね?」
「それは...わかんないかな...相手の~態度次第?っていうか~」
「はぁ、まあほどほどにね」
「頑張る―」
「はぁ...」
お姉ちゃんは伝説の元ヤンです!