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『オールトの雲』第八話
「ここって人いるの?」
「あなたの言ってる人は地球人?それとも宇宙人?」
「どっちも」
「どちらもいないかもしれないね」
「聞く必要なかったじゃん。って『かもしれない』…?」
「まあそうだけど…|機械《AI》しかいないけど社長室にあの人はいるかしら」
「あの人って誰ですか?」
「行ったら分かるわよ。この部屋よ」
コンコン
ドアを軽く叩き入った
「失礼します。社長さん」
「おぉ。来たのかい。キラルーラ様」
「はい。今日は|太陽《サン》エネルギーを貰いに来ました」
「話はメイドさんから聞いているよ。可哀想に…」
「って誰やねん」
みらとさんは場の雰囲気を壊してしまった
「ちょ…みらとさん。この方は|太陽《サン》エネルギーを取り扱っている社長さんよ」
「本名は?」
「本名は…出していないんだよ」
「ふぇ〜」
「__聞いたくせに興味ないのね…__」
「まぁ。それはさておき。太陽エネルギーは用意しているよ。この奥にね」
「ありがとうございます!」
「でも問題が…」
「何ですか?」
「いや。今敵と見られる宇宙船が来ているんだよ」
「そうなんですか!?」
こんな時に…面倒くさいわ
「じゃあ。対処します」
「良いのですか!?キラルーラ嬢」
「もちろんよ。さぁ行きましょ」
「うん!レッツゴーぉ」