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記憶6
電気をつけた。誰かが隠れているような気配も、何もない。
ただ、なぜか枕に血がついていた。
綺麗な赤色で、まだ湿っていたので、ここにいた誰かが血を流してからそう時間は経ってないと思う
そういえばさっき、小さな声だったけど短い悲鳴が聞こえてきたような気がしたっけ。
気のせいだと思ってたけど、あの悲鳴は、この病室にいた患者さんの声?
頭から血を流した…?もしかして、あの|看護師《看護師だと思われる人》に、殴られたのか?
この病院闇が深いな、
「…ぅん?」
床に血痕がついてる…?
そうか、|患者《患者だと思われる人》は、頭から血を流した、この血痕を辿ればその人の行き先がわかるかもしれない。
私は血痕を辿りはじめた。
長い廊下を真っ直ぐに歩くと、部屋の前で途切れていた。きっとこの部屋に入ったのだろう。
私はドアを開けた。小さい個室だ。もう血は流れていなかったのだろうか、
それか、隠し扉のようなものがあるのかもしれない
私は壁を手当たり次第さわり始めた。
そしたら、カチッという音と共に何かが起動した。
やっぱり隠し扉だ。ドアが開いたと思ったのだが、中にもう一つ扉が付いていた。
鉄っぽい。横には、暗証番号を入れれるような数字のついたパネルっぽいものがある。
パネルには、「・・・・」と、表示されており、見た感じ四桁の数字を入力するらしい
どこかにヒントがないのだろうか。
私は部屋を見回した。
それらしきヒントはどこにもない。
部屋には何も置かれていない机が一つあるだけだった。
机の足にはまるで模様のように錆がついていて、古いのが感じられる。
…誰かが削ったような跡がある。
「4832」
確かにそう書かれてある。これが、パスワード?
私はそれをパネルに入力してみた。
そして、鉄の扉は開いた。
気合いだけで小説を書いていますどうも。
パスワードは、適当に思いついた物なので特に深い意味はありません!