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1話ー中学のトラウマー
古明地ひかり
皆さん、初めまして、古明地ひかりです。アニメオタクで、声優とかも大好きです。小説を書くこととかも大好きで、このサイトに入りました。アンチは受け付けておりませんので、アンチをしたくて見ている方は、ブラウザバックしてもらえると助かります。
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桜が待っている。私、藤草真緒は、ここ、桜ケ丘高校に通い始めた。
「真緒。今日、大丈夫?お母さん、ついてかなくていい?」
お母さんは昔から過保護で、ちょっとうるさい部分がある。人の勝手にさせてよ、と、思ってしまうことが多い。
「大丈夫だってば、お母さんは本当に過保護だよね」
作り笑いを浮かべて見せたけど、なんとなく、作り笑いだとバレてしまうような笑みだっただろう。
「、、分かったわ。真緒。お母さん帰るわね」
入学式が色々と終わって、教科書をバッグにつめて、帰ろう。そう思って、席から立った。
席から立ち、1人の女の子と目が合った。その子は手を振ってくれた。笑顔で
ー・・笑顔?
本当はそうなのかわからない。私を騙すためのあざ笑いかもしれない。
今までもそんなことがしょっちゅうあった。人を信じることは、もうできない。
「、、さようなら。」
そう言って今度こそ席を立ち、歩き始めた。周りの人も、帰り始めてるから、帰っちゃ駄目、と怒られることはないだろう。
「、、あれ?藤草?」
廊下をしばらく歩いている時に声をかけられた。聞きたくもない声。少しざらっとした、でも、なめらか、そんな声。
「坂林くん、、!?」
私は見たくもなかった。ちょっと、茶髪に近い黒色の髪の毛も、青色の目の色も。
藤草、と呼ぶ、五月蠅い声も。全てが聞きたくない。
人間不信になってしまった私の、全ての元凶。坂林智哉くん。中学時代の、、いじめっ子。
「あ、、」
だっと廊下を駆けだす。先生が注意するけどお構いなし。
なんでだろう。もう、過去は見ないって決めたのに。人間不信は、、もう終わりだって思ってたのに
バッ
靴を取り出して、一瞬で履く。後ろから追ってきていた、坂林くんは、もう見えない。
「よかった、、」
「何が良かったんだよ」
え?気づけば、生徒専用出口の真横に、坂林くんが突っ立っていた。
後ろばっか見てたから別方向から、生徒専用出口に向かってた、坂林くんとは遭遇しなかったわけだ
「、、、坂林くん。もうやめてよ。中学時代のころが、私、トラウマなの!!」
さっきまで持ってた靴をドンっと放り出す。その靴は、宙を一回転して坂林くんに当たる
「いてっ!」
、、高校まで来て偶然、あってしまうとは思ってなかった。
ー・・中学
「あ、萌恵!陽菜!」
走って、萌恵と陽菜にお喋りしに行った私、真緒。
「真緒!ね、今日、駅前のクレープ食べ行かない?」
「いいねっ!!」
陽菜と、私は、笑顔で頷きあう。授業が終わって私は、いちごクレープを注文した。
「いちご好きだね~真緒は。」「そういって、陽菜はカスタード好きすぎでしょw」
てへぺろっていいながら、陽菜は、たくさん食べている。もう、太っても知らないよって突っ込む
この3人は、中学になって初めて会った大親友たち。クレープもいっぱい食べあったけど、毎回同じだった気がする。
次の日だったんだ。トラウマが始まり始めたのは
「、、何、これ」
1個どころじゃない。たくさんの落書きが私の机に合った。
くすくす、と、奥から萌恵と陽菜の笑い声が聞こえる。、、ああ。そうなんだ。
元から陽菜と萌恵は、私の存在なんていらなかったんだ。
初めて自覚し、私の1日は残酷になっていったんだ。
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