公開中
あちらとこちらの世界線~1話:世界線の混合~
翡翠視点
翡翠「あ、花に水あげに行こっと」
最近春になったのでお花の種を植えた。この時期はお花の世話をすることが私の習慣になってくる。いつも通り、お花に水やりをする予定…だったけど…
翡翠「そろそろ芽が出てくるかな?綺麗に咲きますようn」
???「どわぁぁぁぁ!?」
翡翠「え!?」
どこからだろう、いきなり人の叫び声が聞こえてきた。しかも1人じゃない。複数人の叫び声だ。
咄嗟に振り返ると、そこには8人の人?が倒れていた。しかも上空にはゲームで見るワープホールみたいなものがあった…何だこれ?
翡翠「え、えと…」
???「いった…」
???「…ってあ!そこの緑の子!ここがどこだか知らない?」
翡翠「んっと、日本って国の|星降市《ほしふりし》っていうところです。」
???「日本…?」
???「翡翠?大きな音したけど大丈夫?」
???「何があったの?」
翡翠「大丈夫じゃない」
???「翡翠さん、と…」
胡橙音「|胡橙音《ことね》です。」
黎夜「黎夜と申します。」
胡橙音「立ち話もあれですし、私たちの家入りますか。」
???「感謝する。」
翡翠「どう致しまして。」
翡翠「皆ー帰ったよー」
???「お帰りー」
???「お帰りなさい!」
???「あら、後ろの方々は?」
翡翠「後で紹介する!」
黄詠璃「先に名前言っちゃいますね。私は|黄詠璃《きより》です!」
藍生「どうも|藍生《あいき》です」
赤斗「|赤斗《せきと》です!」
翡翠「取りあえずこっち来てください!」
???「分かった~」
翡翠「今更なんですけど、皆さんの名前を聞いてもいいですか?」
魔狼「おっけー、私はクレン!魔狼だよ!」
奏者「私は奏者ボカロファン!ボカロファンって呼ばれてるよ!」
作者「私は狐。皆からは狐さんって呼ばれてます。」
賭博師「俺はライ。隣のダイスの弟だ。」
詐欺師「僕がダイス!ライのお兄さんだよ~」
堕天使「私はルシファー。堕天使だ。」
欠番「私はナル。よろしく。」
火炎竜「僕はガルーダ!よろしくね!」
魔宴(ナル以外)「…ん?」
翡翠「え、どうかしました?」
賭博師「ナル?もう一回何か喋ってみて?」
欠番「私はナルだよ。」
魔宴(ナル以外)「ナルが普通に喋ったー!?」
胡橙音「どういうことですか?」
奏者「普段文字化けで話すはずなのに…」
藍生「ちょっと聞いてみたいかも」
黎夜「皆ーさっき玄関で気になる紙見つけた、ちょっと見てみ」
詐欺師「どれどれ」
--- 私たちが魔狼の宴の皆達を八色星団の皆ががいる世界に転移させてもらったよ!あ、ナルは普通に日本語が話せるようにしたから安心してね☆楽しんでねー! ---
一同「…………………」
魔狼「予想ついてたけど!」
作者「それじゃああなた達がが八色星団何ですか?」
赤斗「そうです!」
賭博師「あ、敬語無しで良いよ」
赤斗「そう!」
黄詠璃「ちゃんと言い直して偉いですね」
赤斗「ドヤッ(`・ω・´)」
???「あれ、来客ですか?」
???「珍しいこと!」
魔宴の皆「!?」
黎夜「あ、蒼羅ー、零桜ー、これはかくかくしかじかで…」
零桜「へー…」
蒼羅「成る程…そんなファンタジー小説で起きそうなことが…」
クレン視点
ちょっと待って?零桜だっけ?なんか私に似てるんだけど!?あの生えてるの、狼の耳みたいだし…
堕天使「えっと、零桜だっけ?」
零桜「なーに?」
賭博師「その生えてるのは…」
零桜「これ?狼の耳としっぽ!僕獣人なんだ!」
魔狼「えぇー…」
作者「クレン…兄弟いたんだね…」
魔狼「違う」
奏者「似てるなぁ…早く言ってくれればよかったのに」
魔狼「違う違う」
本当に違う。色が違うでしょそもそも!関係ないけど零桜ちゃんの耳ふわふわそう…撫でたい…
零桜「兄弟じゃないよ??」
詐欺師「でもマジで似てるねー」
蒼羅「そういえばクレンさんも狼の耳生えてますね」
魔狼「私魔狼なんだ!あ、他の皆も人じゃないよ!」
黄詠璃「人外なんですね」
赤斗「凄い凄い!初めて見た!」
火炎竜「この世界では珍しいの?」
胡橙音「まぁ珍しい」
藍生「零桜みたいな獣人は珍しくないかな」
零桜「黎夜ー撫でてー」
黎夜「今はダメ。飲み物とかお菓子持ってくるから。」
零桜って子は甘えん坊なのかな。撫で回したいよぉ…
零桜「むー…じゃあ持ってくるの終わったら!手伝うから!」
黎夜「良いよー」
零桜「やった!」
賭博師「わざわざありがとう」
堕天使「甘いもの…」
奏者「大人しく待ってなさい」
ダイス視点
黎夜「へー、皆さん強い人達なんですねナデナデ」
零桜「(>ω<)(撫でて貰えて嬉しい)」
作者「零桜ちゃん凄く嬉しそう…w」
堕天使「こっちの食べ物美味しい。」
奏者「永久に食べてそう。」
蒼羅「ははw」
こっちの世界平和ボケしそうな位平和。クレンは甘えないけど、零桜みたいなめちゃくちゃ甘えん坊な狼もいるんだね。
魔狼「ライ?やることは分かってるね?」
あれヤバイ雰囲k
賭博師「ああ、」
魔狼&賭博師「リア充許さん!」
奏者「ストォォォォップ!」
零桜「2人ともどうしたの?」
黎夜「多分勘違いしてるだけ」
黄詠璃「ふふ…」
蒼羅「あらら…」
魔狼「勘違いとは何だ!」
詐欺師「うん一旦落ち着いてね?」
黎夜「俺ら恋人同士じゃなくて友達ですけど」
零桜「そもそも僕男だよ?」
魔宴(奏者、ガルーダ、ナル以外)「( ᐛ👐)パァ」
魔狼「すみませんでした」
賭博師「マジですみませんでした」
堕天使「男だったとは…」
詐欺師「男の子にしては見た目女の子っぽい」
零桜「よく言われる」
藍生「初見で分かる奏者さんが凄いだけ」
奏者「ありがとう」
藍生「どう致しまして。」
零桜「撫でたいのかと思った」
魔狼「撫でる撫でる!ナデナデ」
零桜「(>ω<)」
賭博師「ふわっふわ…」
黎夜「クレンさんは撫でられたりしないの?」
魔狼「私はちょっとね~…」
一方その頃…
赤斗視点
火炎竜「赤斗も炎扱うの?」
赤斗「うん!ほら!」
火炎竜「ほんとだ!」
魔宴の方にも炎使える人(竜)がいた!仲良く出来そう!
翡翠「ナルさん文字化けボイス話してた時ってどうやって皆と会話してたの?」
欠番「クレンと狐さんとダイスが理解できるから会話出来なくは無かったよ。あとはジェスチャーとか。」
翡翠「へー、私も能力で理解できるか試したいな」
欠番「日常で使える能力いいなー…」
翡翠「実際便利ですね」
この時、俺達は考えてもいなかった。
こんな、平和な時のあとに
悪夢であって欲しいと願う程の
恐ろしい現実を体験するなんて。