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白海老天値
注意:意味不明•奇妙な表現があります。苦手な人は注意してください。
私の父は言っていた。黄色いものを身に纏うものは裏切り者の血統だとね。
近所の人で「イスカリオテ・イエ」と言う名前の外国人がいる。ある日、イエさんがとある小説を私に勧めてきた。
「陽黙さん、この「テセウスの船」という小説はとても面白いですよ!この小説の内容は言いませんがとりあえず読んでみてください!」
と、私に渡してきた。試しに読んでみた。
「粗製乱造の信仰はきっと鏡花水月を見ることはできないのでしょう?起源を忘れた原忘色は、きっとテセウスの船の役割なのでしょう。
テセウスの船は、信者でした?
信仰に、迷惑はありませんでしたか?
また会いましょう。偶像崇拝しかできぬ教会で。」
その文を見た瞬間、悪寒は突然に。揺心市には教会があり、そこは偶像崇拝を行なっていた。まさか、看板を書いたのはこれの著者だと言うのか?
著者である「蛾畑 左機留(がはた さきる)」について調べてみたら、どうやら揺心市出身らしく、主に行き過ぎた信仰が題材の小説を出版しており、「テセウスの船」は、最期に出版した作品である。
私は「最期」と言ったが、どうやら「テセウスの船」の出版をしてからは家に引きこもることが多くなり、挙げ句の果てに行方不明になったんだとか。
葬儀
「御苑さん、残念ではあるけど、受け入れるしかないからな。ご冥福をお祈りする。」
線香の匂いは未だ鼻にまとわりつく。しかし、それと同時に私は非科学的存在を目視してしまったのだ。皆で合掌している時、少し上を黒目で見てしまった。
見てしまったのだ。
そこには、黒く、暗く輝く何かが棺桶に座っていた。それは奇妙な動きをし、まるで味をじっくり確かめるように出席者の顔を覗き、何かを喋っていた。私のもとへ来た時、そいつの顔のような、顔ではないような。そんなものを認識してしまった。あるのは虚無だけ。それは色だったのだ。
黒く、暗く輝いていたそれは危害を加えずに他の出席者のところへ行った。しかし、気掛かりなのはそいつが放った言葉だ。
「ちょ…おま…の…いだ…」
所々聞き取れなかった。しかし、直感でその時感じたことがある。
あれは御苑さんの何かの要素が具現化したものだと。
もう一つ気掛かりなことがある。そいつが私を覗いた時、頭の中に破綻した文章が流れた。
「テセウスの船は、偶像崇拝しかできない。粗製乱造の産物達も同じように信仰しているのでしょう。
自らが信仰の対象の抱えている問題について最も理解していると思っているのでしょう。
嗚呼、鏡花水月は当事者だけがわかることだと。
また会いましょう。思い出の公園でね。」
あれなんか投稿早くね?」と思った人、いますか?
書き溜めなんですよ、実は。
メモ帳に本文書いてそれをコピペしてます。