公開中
2話 決めつけ
私が女の子だからいけないの?女の子じゃなかったら良いの?性別なんかで決めつけ
ないで。決めつけられるの大嫌いだから。
---
れるは弱虫で、女子でも男子でもない。キモいよな。そんなれるが嫌い。いっその
こと、◯んだ方が楽なのかな?
---
れるは体は男で、心は女。中途半端でしょ?笑ってよ。だからかな?
ドゴッボコッボカッボコッドゴッ!
虐められてたのも。泣いても駄目なんだろ?女子なら良いの?男子は駄目なん?
決めつけんなよ。痛みなんて、人の価値観だろ。
「ケホッ…、」
れるは曲を作るのが大好きで、この瞬間だけ自分を捨てれた。
「このリリックは〜」
ずっと机に座ってる。もう、しんどいよ。
---
天才、天才。れるは〝天才〟やからなんでもできなあかんの?天才なんかじゃ
なかったらええん?正解を教えてや。れる、なにも分かんないから。無能には曲を
作るしか出来ないから。今日も寝ないんだ。机にはMonsterの缶が転がる。
「ごくっ」
モンスターをれるは飲み干す。一気に眠気が覚め、仕事のやる気が出る。
「ここはこうで〜」
部屋には一人れるがパソコンを打つ音だけ聞こえる。お布団なんていつ入ったけ?
「うーん」
一人悩む部屋。だれかDiscordおるかな?ピロンと入室音が響く。Discordには
人がいなくて、孤独。昔のれるやな。今のDiscordと昔のれるを重ねてみる。
ピロンとまた音が聞こえる。そこには一人見慣れた赤い髪型。ちむや。
「ちむ〜このリリックこうなんやけど…。」
れるはリリックを流す。メンバーからの声を聞きたいもん。
「イイじゃん!」
ちむは聞いた曲を褒めてくれた。
「れるち?」
ちむは珍しいほど低音で
「ちゃんと寝てる?」
と聞く。れるは驚く。寝てないことバレてんのかな?まぁ、適当に嘘つくか。
「寝とるでー」
「じゃぁ、その隈何?」
ちむは聞いてくる。隈目立っとんのかな?コンシーラーで隠さなきゃ。うそのれると
隈を。
「ちょっと眠いだけ」
笑って誤魔化すれる。まぁ、今から寝るか。おやすみ、リーダー。
---
れるち、本当に寝てるのかな?リーダーだからちゃんとしなくっちゃ。今日も自分に
リーダーという名の催眠術をかける。リーダーだから、しっかり。リーダーだから。
リーダーだから、甘えちゃ駄目なんですか?可愛いものが好きで、だめですか?
全部全部個性じゃないですか?好きなものを好きでいいですか?
答えを教えてください。ちむ、なんにも分かんない馬鹿リーダーだから。
1049文字!