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四つ巴の恋 #1 「テス卜」
1話!
**「どうしよー!!!」** 大変なことが起きた。そう、来週テストがあるのに、全く勉強してないのだ。もう秋山さんどころじゃない。
「大丈夫?夏城。」心音が来た。心音はオレの小学校からの親友だ。
「大丈夫な訳ないだろ...。」オレは心音にテストのことを話した。
「まったく。何をしていたのよ?」ごもっともだ。オレは今まで「秋山さんにアピール大作戦!!」を考えていたので何にもしていなかったのだが、いくら親友の心音だろうと、これだけは話せない。
「.....。」
今、夏城が大ピンチ。来週のテス卜の勉強を全くしていないらしい。
「まったく。何をしていたのよ。」私は呆れた。
...でも、逆にこれはチャンスかもしれない。これで私が勉強を教えてあげて夏城が高得点を取ったら、夏城との関係も少しは良くなるはず。
「しょうがないなぁ。私が勉強教えてあげる。」
「えマジ!?ありがとうございます!!」夏城は深々と頭を下げた。
「じゃあ今日の放課後、ウチに来てね。」
放課後
「おじゃましまーす」
オレは心音の家で勉強会をすることになった。心音の家なんて久しぶりだな。
「それじゃ始めようか。」
「うーん...分からない。」
「ここはこの計算を当てはめて.....」
数時間後
「だーっ。頭が痛い。」
「ー担休もうか。はい、アクエリ。」
「サンキュー」
(優しいな。教え方も上手だし...) 心音という友達がいて良かったなと、改めて思った。
そして時は流れ、テス卜の結果発表の日。オレはギリ学年の真ん中より上だった。よかった~
よし、ちゃんと心音にお礼を言おう。
今日は結果発表の日。夏城は学年46位だった。これで少しは夏城も私のこと...
「心音、ちょっと来てくれる?」夏城に呼ばれた。呼ばれた先は、校舎裏。
...え、まさか...
**「...本当に、ありがとうございました!!」** 夏城は私に土下座した。
は?え、いや何でわざわざ校舎裏まで?
「い、いや別に大丈夫だけど、何で校舎裏まで来たの?」
「だって他の人の前で土下座出来ないじゃん。」
まあ確かにそうだけど...。告白かと思った私は少しがっかりした。