公開中
1.初めての準備生徒になっちゃいました今その朝です!(テンパってる)
<『本日、7時より学院集会を開催。準備生徒は6時に登校すること。』
唐突に届いた学院からの一斉メール。
ハァ? いきなり? 準備生徒かわいそ~。
今まではそう思っていた。《《今まで》》は。
「聞いてないんですけどッ!?」
ベッドでスマホをぽちぽちしていた私、|佐々峰瑠麗《さざみねるり》は布団を蹴り飛ばした。
そしてクローゼットへと走った。
バンッ!! とクローゼットを開け、ちょっとシャレてる制服を取り出す。
くるりと振り返った瞬間、視界が暗くなった。
「うわっ!! 何っ!?!?」
蹴り飛ばした布団が私の頭に見事、着地したらしい。
もうなにがなんだかわからない。大パニックだ。
とりあえず抜け出すのも面倒なので、頭から布団を被ったまま制服に着替える。
そして思いっきり自分の部屋のドアを開け、玄関へと駆け出した!
「お、おい、瑠麗!? どこ行くんだ、鞄も持たないで!?」
お兄ちゃんの言葉に私は急ブレーキをかけて止まった。
よくよく考えたら、私、今日鞄を見ていなかった。
大慌てで自分の部屋に戻る。
確か、昨日の夕方はそこらへんにポイッと……あ、あった!
ガシっと鞄のことを掴み、今度こそ家を出た。
「いってきまーすっ――うわぁぁあっ!!!」
家の前にあった石にぶつかってコケかけた。危ない。
バランスを取り直し、全速力で通学路を走った。
オリジナルいぇええええい!