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濃霧注意報 第1話「招集命令」
⚠文章下手なのでご注意ください
『登場人物』
〜討伐隊〜
◎神崎詩翠(かんざきしすい) 15歳…討伐隊最年少で物静か。少し毒舌⋯? 長野
・井上皇牙(いのうえおうが) 28歳…独身。彼女が欲しい。討伐隊の隊長 東京
・天野景斗(あまのけいと) 23歳⋯彼女が欲しい、、、 岐阜
・青山菜々美(あおやまななみ) 22歳⋯討伐隊の優秀な女性隊員。群馬県出身で東京の大学いってる
・森岡涼真(もりおかりょうま) 18歳⋯めっちゃイケメン 千葉
・田宮尚弥(たみやなおや) 20歳…引きこもり 新潟
・御坂宏樹(みさかひろき) 25歳…霊媒師の仕事をしている 広島
・近藤陽也(こんどうはるや) 23歳…景斗と幼馴染 岐阜
・金沢翔大(かなざわしょうた) 24歳…就活中 熊本
・鬼龍院恋華(きりゅういんれんか) 17歳…社長令嬢。超能力者…?クソ美人 京都
〜その他〜
・村上正俊(むらかみまさとし) 57歳…討伐隊の指揮というか作った人
・神崎佳子(かんざきよしこ) 66歳…詩翠のおばあちゃん
・神崎勤(かんざきつとむ) 69歳…詩翠のおじいちゃん
・渡辺莉亜(わたなべりあ) 15歳…詩翠の親友
増えたらその都度紹介していくね
「”フォッグ”を倒せ。それがお前たちの生きる価値であり、意味である⋯⋯⋯⋯⋯」
プルルル⋯プルルル⋯
「⋯もしもし。」
「神埼詩翠様の携帯電話でお間違い無いでしょうか⋯?」
「はい、あってますけど。どうしたんですか?」
「実は、神埼様に国側から招集命令が出されましたので、今から指定された住所に来ていただけませんか?」
「は⋯?」
私の名前は神埼詩翠。どこにでもいるふつーの中学生。だと思う。周りのみんなと違うのは両親がいないこと。幼稚園のときに事故でなくしてからは母方の祖父母の家で暮らしているけど、早く一人暮らしがしたい。これといった特技はないけど、運動神経はいいほう、かな。運動会も毎年選抜選手だし⋯
って、そんなことはさておき、だ。急に知らない人が電話してきたと思ったら、招集命令?指定された住所に行け?なんなんだ本当に。
「あの、急に言われても困るんですけど。」
「これは”絶対”です。あーもう、とにかく怪しくないんで!神埼様の力が必要なんです。どうかお願いします。」
「いや、怪しさまんてんですって⋯」
ほんとうになんなんだこの人は⋯。語彙力を母親の腹に置いてきたのか⋯?
「はあ⋯わかりました。とりあえず住所を送ってもらえませんか?」
「話が早くて助かります。今メールを送信しましたのでご確認ください。」
ピロンッ
住所は⋯東京!?ここは長野県だよ⋯?電車で行けばすぐなのかな?
「あの、私長野に住んでるんですけど」
「承知の上です。一番遠い方で九州からこられてますし⋯。それに、交通費は往復全額こちらが負担させていただきます。明日全員集まるようになっているんですけど、来れますよね?」
「明日は⋯えーっとはい、一応空いてますが⋯親にはなんて言ったらいいんでしょうか?」
「東京の友達に会いに行くとでも言えばいいんじゃないですか?それか友達と一日遊ぶとか」
そういう簡単な問題じゃないでしょ…。
「とにかく、ここに行けばいいんですね。わかりました。時間は?」
「午後1時からになります。」
「わかりました。お電話ありがとうございます。」
「いえ、こちらこそ無理言ってすみません。あ、最後に守っていただきたいことなんですけど、このことは絶対誰にも言わないでください。では失礼します」
プープープー
秘密にしないといけないんだ…大事なことなのかな?とりあえず、かばんに荷物をまとめて、特急の切符は今から取れるかな?おばあちゃんに明日のこと伝えないとな⋯あーもう!やること多すぎてやる気が起きないよ…こんなこと言ってても仕方ないし準備するか…
「詩翠?お電話誰からだったのかしら?かしこまってたけど…」
「おばあちゃん、えっと、、」
秘密秘密!!なんて言おうか…
「東京にいたころのお友達のお母さんから電話かかってきてただ。明日の午後1時から会う約束したんだけど、いってもいい?」
「いいよ。楽しんでおいでね。電車の切符はどうする?」
「私が自分でやるよ。ありがとうおばあちゃん!」
なんとか乗り切ったー!さすがおばあちゃん私のことよくわかってる。よし、準備するぞ-!
ーーーーーーーーー次の日 東京
着いたー!久しぶりに東京来たなー。疲れたけど目的地にいかなきゃ。でも迷っちゃうな…聞いてみよう。
「すみません。ここに行きてえんだけど、どうやって行けばいいか?」
「え!私も今そこに向かっているところだよ。一緒に行こうか。それにしてもどこの方言?長野かな。」
「そうですけど、お姉さんもなんてたまげました。もしよかったら、お願いします。」
「ぜひ!」
可愛いお姉さん選んだらまさかの同じ目的地なんて…。方言かわいいって言われたことないし、どこまでが方言かわかんない…。
「私、青山菜々美。22歳で、東京の大学に通ってんだ。お名前は?」
「か、神埼詩翠です。15歳です。長野県から来ました。」
「へえ、詩翠ちゃんって言うんだ。可愛い名前だね!私は群馬から来たよ。」
「あ、そうなんですね。じゃあわりと近いんだ」
「そうだね!堅苦しいのもなんだし、タメ口でいいよ?」
「あ、ありがとうございます。」
なんだこのめっちゃいい人は!すごい安心感あるし、私も将来こういうお姉さんになりたいなあ
「ついたみたいね。」
そうお姉さんに言われふと顔を上げると、目の前にあるのはビルのような建物だった。
「わあ、すごい…。」
「そうだね、あんまりビル見ないかもね…よし、入るか!」
先に入ってくれたお姉さんに続き、私も中に入る。私達の集合場所は3階にある事務所のような場所みたいだ。急な階段を登り、部屋の中に入ると、数人の男女がいた。中心では椅子に座っている中年のおじさんがいる。
「雰囲気的にあの人が偉い人的な感じかな?」
「そうだと思います…。緊張してきた…」
お姉さんとひそひそ話していると、おじさんが立ち上がった。
「よし。10人全員揃ったみたいだね。急に電話して無理言った方もいる。申し訳ないね。じゃあ、さっそくだけど本題に入ろうと思う。君たちに集まってもらった理由はね…」
おじさんがそういった瞬間、部屋の緊張感が高まる。そして、おじさんはとんでもないことを告げた…
「”フォッグ”という怪物を討伐するためだよ。」
読んでくれてありがとうございました。何かアドバイスあればお願いします🙏次回もお楽しみに‼️