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ちょっと不思議なお話
現実逃避しないように気をつけてね。
ふわぁ……おはよ。
ん?ボクは誰かって?まぁー「《《カミサマ》》」だよ。知ってるでしょう?《《カミサマ》》。そのカミサマだよ。
え?キミは暇なの?もー、、、しょうがないな。
図書館に連れていってあげる。
でも、その図書館にはルールがあるから気をつけてね。
--- 数分後 ---
ほら、ついたよ。
ここが図書館。色々な本があるよ。いろいろな色の本があってカラフルだよね。
ここにはね、《《ありっきたりな》》「《《ネタ》》」、「《《色》》」なんて存在しないの。
まぁ、一冊ぐらい読んであげる。ボクもちょうど暇だったしね。
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--- むかーし、むかし、あるところに一匹の「ばけもの」がいました。 ---
--- その「ばけもの」はニンゲンが大好きでした。なんでも造れてなんでもできるニンゲンが。いつもある村の近くのお山の上から、ニンゲンの観察をしていました。それが、「ばけもの」にとって楽しい日常でした。 ---
ある日、「ばけもの」は 、自分が大好きなニンゲンと仲良くなろうとその近くの村に行くことを考えました、
--- 「絶対に楽しいぞ。ニンゲンはいい生き物だから。きっと、ニンゲンも喜ぶぞ。」 ---
--- 「ばけもの」が村に行くとたちまち、「ばけもの」は喜びました。ですが、「ばけもの」が喜んで跳びはねたら、村の中にあるお家が押しつぶされて、「ばけもの」がニンゲンと握手すると村人は粉々になって死んでしまいました。そして「ばけもの」がしゃべると村は火事になってしまいました。 ---
--- そして、生き残った村人さんたちはみーんな、洞窟へと逃げてしまいました。 ---
「ばけもの」は、悲しみ、自分を憎んで、また、森の奥深くに帰ってしまいました。
それから、村は直っていき、その村は村人が増えていきました。
「ばけもの」は、遠くの木の上から大好きなニンゲンの観察をしています。もう二度とニンゲンの幸せを壊さないように…と。さみしい思いを持って。
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どうだったかな。「ばけもの」は優しい性格だったね。自分は寂しいけど、ニンゲンの幸せを壊さないために遠くから観察してるんだね。すごいよね。
ん?
--- 「この本見たいから借りていい?」 ---
んー…いいよ。それは出来るね。
--- 「……出来る……?」 ---
うん。最初に言ったよね。「ここの図書館にはルールがある」って。
まぁ、ここでは、《《出来ること》》と、《《出来ないこと》》があるの。
そして、ここの本を借りることはできるよ。
--- 「できないことは……?」 ---
……
……
ふふ……
知りたい……?
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あなたが出来ないのはね、《《おうちへ帰る》》ことよ。最初に言ったよね?
--- 「ここにはね、ありっきたりな「《《ネタ》》」、「《《色》》」なんて存在しないの。」ってね。 ---
最後にモヤモヤっとした気持ちになったね。
なんでか、考察してみてね。してみたらファンレターで送ってほしいな。
近いうちに答え…みたいなの出すかも。
では、またね。