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もしも、殺し屋だけの世界があったら。 3
このシリーズもうすぐ完結します!最後までぜひ見てね♪
朋紀は、中学生になった。もちろん、小学校は私立なので、そのまま進級した。ちなみに、彼らの学年の人数は、小学校に入学してから、減ったのは1人だけ。その1人というのはもちろん、彼が殺した同級生。学校内では、その子は事故に遭って亡くなったということになっている。本当のことを知られてしまえば、学校がなくなってしまう。彼はもちろん3年間黙っていた。そして、彼はこの世界が殺し屋しかいないなんて思ってもいない。
このまま、彼は誰とも何も起こらず、中学校を卒業した。この世界には、高校なんてものはない。彼は、仕事に就かなければならない時期になった。でも、世界にある変化が起こり出したのだ。
世界の人口が、減り出したのだ。なぜこんなことが起こり出したのか。この時、彼は両親それぞれから、この話を聞いた。それは、両親は世界で最強の殺し屋であるということだ。彼は、自分が最強の殺し屋の子であることを知り、こんなことを思ったのだ。「僕が、両親を殺せたら、僕が世界で1番強い殺し屋になれるんだ」と。
これは、のちに現実となる。
世界の人口はどんどん減っていく。絶対におかしい。誰しもがそう感じ始めた。
そして、その時はきた。世界にこんなニュースがようやく出てきたのだ。「この世界は、殺し屋だけの世界だった」ということが。この時、世界は夫婦間を含め、親友、世界、周りの人、全員が敵であるというそんな怖い世界に、自分たちは生きていたのだとこの世界が生まれて約1億年が経った今、分かったのだ。このことに気づいたのは、政府ではない(この世界に政府なんてものはない)。どこかの知らない|一般人《てき》だった。
いわゆる、これは戦争なのだ。しかも、特定の国だけでやってるのではない。全てのこの世界に住んでいる人が、国、人種関係なく争ったのだ。
他の人たちは、友達同士、両親同士で争っていた。でも、朋紀の家は違った。両親はこう決めたのだ。
「自分たちは、まだ争い合わないでいよう。最後まで残ろう。この世界は、もうなくなってしまう。自分たちが最後まで生き抜いて、最後、殺し合おう。もちろん、朋紀は殺さない。ずっと大好きだから、家族全員が、朋紀が殺し屋だということを知っているから。」
もちろん朋紀本人には、考えがずっとあった。世界で強い、最強の両親を殺すのは、僕なんだと。
ここから、彼の殺人計画は始まった。
次で最終話です!お楽しみに!