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第二話:潔癖症、仲間ができました
「発見、発見!!」
俺は、街や村などを求めて歩き回っていた。
その道中に、赤い部分がたくさんあるから毎回『清掃』している。
いやぁ…やっぱり清掃ってたんのしぃ〜!!!
「それにしてもっ…腰が凝るな」
埃を見つけて、清掃しようとする時はしゃがんでやるから、腰が凝ってるんだよ…。
一応前世で俺、30歳なんだからね!?
「…ん?赤い部分が…動いてる!?!?」
どういうことだこれは、怪奇現象か?
今まで、動く赤い部分なんて見つけたことがない。
なんかスコープに聞くことができないのか!?
『はい、何か言いましたか?』
「ギャァ〜〜〜!!!!!」
俺は脳内に知らない声が響いてきて、心臓が皮膚を破って飛び出てくるかと思った…。
今、俺の心拍数180かもしれん…。
『自己紹介が遅れましたね。私はスキル『清掃』です』
「お前が…俺のスキル・清掃…?」
うん、何が何だか理解ができないよ。
そもそも、俺のスキル、清掃って喋れるの?
『はい。この世界でスキル・清掃“だけ“が喋れます』
「……いやすご」
この世界に知らんけど、スキルが何万とあるとします。
その中で、スキル・清掃だけが喋れます。
………神じゃね!?!?
だってさ、この赤い部分に関することを全部喋ってくれるんでしょ?
最高じゃねぇか!!!
『言っときますけど、「赤い部分」は|歪点の魔標《わいてんのまひょう》と言います』
「わ、わいてんの…?もう、わけわかめだからいいの!!」
「そ、そんであの動く赤い部分はなんだ?」
『解析・鑑定します』
---
名前:ブラッディーガルブ
No.186
ランク:SR級
攻撃力:1600
防御力:900
瞬発力:80
危険度:1000
聴力:100
体重:100
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「………逃げろぉ〜〜〜!!!!」
俺は全力疾走で叫びながら、離れていった。
なんだよ、ランクSR級とかァ!!!
初っ端からこんな強い敵くるとか運悪すぎん!?
『叫ぶと気づかれますよ?』
「あっ………」
そういえば、“聴力100“って書いてあった気が…しなくもない!!!
いや、なかった!!
うん、なかったと信じよう!!
**うん、なかったァ!!!!!**
『というか、もう迫ってきてますけど〜』
なんでそんな生意気?
俺は背後に振り返ってみると、すぐそこにブラッディーガルブがいた。
速すぎんか?
結構遠くにいた気がするんだけど。
『私を使いなさい』
「それで解決するの…」
俺は息を切らしながらそういった。
まだ追いかけてきてるよ、ブラッディーガルブ…。
『解決します。早くしないと食われますよ?』
「**スキル・清掃発動!!!!!**」
『……………………』
なんだよ!?
何もしてくれてないんだけど…!!!!
ブラッディーガルブは一向に止まる気配がないし…。
何?
ただ単に使わせて意味ない!!!って感じにしようってか?
それだったら…スキル・清掃をステマス!!!
『心を綺麗にしました』
清掃がそう言った瞬間、ブラッディーガルブが急に止まって、目がキラキラに変わった。
その目は、何かに愛着を沸かしているような…。
そう思った瞬間、ブラッディーガルブが俺に飛びついてきた。
「お゙っ!!…重すぎるんですけど!?」
俺は体重100キロのブラッディーガルブに飛びつかれ、思わず口からキラキラを出しそうになったぜ。
変な声も出てしまったし…。
「これは… お゙っ!!どういうことだ…?」
『私がブラッディーガルブの心を清掃で綺麗にしました』
「綺麗にしたら…なんで俺に懐く!?」
『そう設定しました』
な〜にやってんだこいつぅ!!
まぁ強い仲間ができたのは嬉しいことだ。
…けど、「ブラッディーガルブ」って呼ぶの、めんどくさいな…。
名前をつけよう!!
「名前つけようとしてるんだけど、どんなのがいいと思う?」
『……もうガルブでいいんじゃないですか?』
「それは味気がねぇ!!」
『そちらが「どんなのがいい?」って私に提案してきたんですよね?』
「…ぅるっせぇ!!……けど思いつかないから、ガルブでいいわ」
『どういうこっちゃ』
俺は頼もしくて、とても強い仲間を手に入れることに成功したのであった。