［いかないで］

魂）…… 白玉）…どうした？俺の顔なんて見て… 魂）…何でもない。 と口をつぐんだ 。 魂）…… ホントはちょっと足を止めたくて 魂）……（だけどもきみ達は早足ですっと前を行くから ） --- 「駄菓子屋でアイスでも買うか?」 「賛成…！」 「僕もー！」 --- 鈴）……………ﾆｬｵｰﾝ♪ 莉久）……？（ぼくはそれを見つめてる） --- --- --- `｜最終便《霊柩車》` 莉久）響ィｯ……… きみは乗る。 ぼくを置いてって 。 はしりだす、ゆっくりと、 莉久）ｯ…ひびkｯ… 響母）……ﾁｯ……重荷物がやっと降りたわ… 地面がずれていく 。 莉久）……ｯ… 泣いちゃだめ、泣いちゃだめ、 魂）でもホントは言いたいよ 。 「行かないで」 --- ⁇）では……お骨拾いとなります… 遠くへと、消えていく、ぼくを置いてって 。 莉久）……ｶﾞﾘｯ… もう随分、見えないよ。 莉久）……(夜が崩れていく ) 泣いちゃだめ　泣いちゃだめ　 莉久）でもホントは言いたいよ 。 「逝かないで」 --- --- --- 祭りも終わればいつもと同じ 。 莉久）……… 変わらぬ夜が来るんだと知った 。 ??）…死化粧となります。 だけどもきみはいつもよりずっと色っぽく見えて 。 莉久）……響… ぼくはそれを見つめてる。 --- 時間だけが、過ぎていく。 莉久）僕だったら…幸せに出来たのに、… ぼくを連れてって 。 帰り道　暗いけれど 響）………(一人で大丈夫かな ) 街灯に　照らされて 莉久）……響…？ 莉久）…… 影ができている。 莉久）……そんなわけないか…（一人ぼっちさ） --- --- --- 遠くへと、消えていく、 ぼくを置いてって 。 莉久）完全に　また今度…… 夜が滲んでいく 。 莉久）…響ｯ……(泣いちゃだめ　泣いちゃだめ) (でもホントは言いたいよ ) 「逝かないで」 --- --- --- 泣いちゃだめ、泣いちゃだめ、 莉久）でもホントは言いたいよ … 「行かないで」 --- --- ---