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夜の学校で不思議な本を見つけたらどうする?第3話
代理人さんにしんです😌
リレー小説第3話出ました。
莉好菜さんの2話で登場した少女の弓鬱ちゃんが可愛すぎてきゃーってしてました。みんなも見てみて。
2話とキャラ紹介は莉好菜さんの方で出てます。
「えっと、ゆうちゃんは、何歳?」
少しの沈黙。どうしたんだろ…?
「私はーーー」
「ーーーー考えたことも、無かったわ。そもそも、今日が何月で、何日かも知らないもの…はぁ。」
この少女はーーーー、一体何者?いつから、ここにいるのだろうか。
「あなたーーーはぁ、名前は?」
「…え、麻莉奈久蘭々だけど…。」
少々の沈黙。少し気まずい。そもそも、こんないたいけな少女にじっと見つめられること事態が恥ずかしい。謎の状況に頭をフル回転させていると、少女ーーーゆうちゃんが口を開いた。
「久蘭々。あなた、この本を探しに来たのね…。読まない方がいいわ…、この街を出たくなるわよ…はぁ…。」
「ゆうちゃん…一体、何者なの?」
「…………そんなの、私が知りたい…。私は随分前から、ここから出られないの…。よく覚えてないけど…。はぁ…。」
「ここから出られないって…!じゃあ、ご飯は?お腹すいたりしないの?他の人に会ったり…!」
「しないわ。ていうか、大きな声出さないで…耳に響く…。はぁ。」
ゆうちゃんは一呼吸して続ける。
「ここは私の家…。ずっと昔に、私に用意された箱庭…楽園…悪くいうと、牢獄…かしら。はぁ…。」
なんでもないかのように喋るゆうちゃんは、どこか寂しそうに見えた。そりゃそうだ。こんな小さな少女が一人でずっとここにいるなんて…心が痛む。
「ゆうちゃんは、こんなところで一人で…寂しくないの?」
「……寂しくない…。今までここに迷い込んできた人は何人もいたもの…。でもみんな勝手に本を読んで、勝手に幻滅して、勝手に帰ってくの。忠告したのに。構ってくれることなんかなかったわ…。はぁ…。」
ーーーー確信した。私はこの少女のことを知らなきゃ行けない。この街の歴史を…知らなければ。
そんなことが、久蘭々の頭の中に流れ込んでくる。きっと…、この少女は………
「救われたい」と願っているに違いないのだから。
「ーーーーー行こう、ゆうちゃん。私と一緒に……外に、出よう!」
ちょっと雑ですえへ
4話は莉好菜さんが出してくれます😌
ファンレター待ってますほんとに。