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生きたい私と死にたい君
こんにちは。
作者の恋するハムスターです。
この小説を見て下さり、ありがとうございます。
ぜひ最後まで読んでみて下さい!
私、香織。平和主義な中3女子。
今日はなんだか、クラス全員が、ソワソワしていて、落ち着きがない。
私、昨日頭痛で休んだから、何があるのかわからない。
今日、何かいいことあるのかな?
あれ?担任の早川先生まで嬉しそう。
んん?教室のドアの後ろから、誰かを誘い出そうとしてる…?
これは…まさか、転校生?
でも、2学期の半ばなんて、こんな中途半端な時期に…?
どうしてだろう?
まぁとにかく、みんなに合わせよ〜っと。
「転校生を紹介します!」
早川先生が言った。
やっぱり転校生だったんだ…
すると。
「よ、よろしくお願いします…桐山智也です…」
か細い声が聞こえた。
明らかに陰キャだ。
「自己紹介ありがとう!席は、香織さんの隣ね。」と早川先生。
って、えええー!私の隣…!?
まぁ確かに私の隣空席だけどさ、え、え、えええー!?
ま、まぁ、仲良くしてあげないと…。
ガタン。
椅子に智也くんが腰掛けた。
まずは明るく挨拶しないと…
「初めまして、!私、香織!」
ちょっと声裏返っちゃった…。
「………は、じめまし…て………」
返事が薄い…。
しばらくすると一限目が始まった。
智也くんはずうっと無言。
そして、昼休み。
私はお弁当を持って、友達に駆け寄った。
「一緒に食べよ!」
すると意外な一言が返ってきた。
「ねー、香織ちゃん、智也くんと仲よさそうだし、一緒に食べれば?」
「えっ?」
「行ってきてね!バイバイ!仲良くねー!」
「えっ、あっ、うん…」
なんでそう思うのかな…
まともに話さえできてないのに…
でも、もう戻れない…
私は仕方なく智也くんを探した。
智也くん、どこで食べるんだろ…
教室には居ないし…
最後にまわってきたのは屋上。
もうここしか行っていない場所はない。
まさかここで食べてないよね…
____キイ、ガチャ。
えっ。屋上の扉って開くんだ。
すると…。
えっ!?いた!!
智也くんのお弁当と、沢山の本が散らばっていた。
「僕に何の用…?」
「あっ、あの、一緒にお弁当…食べませんか?」
敬語になっちゃった…
そして一緒にお弁当を食べることになった。
智也くんもだんだん心を開いてくれて、3日後には智也くんがこんな時期に転校してきた理由も知れた。
____智也くんは、前の学校で、いじめられていたらしい。
だから、転校したと。
そして1ヶ月後。
智也くんに、思わぬ試練が訪れてしまった。
なんと…智也くんに、またいじめが始まった。
どんどんいじめはエスカレートして、とうとう、智也くんは不登校になってしまった。
大丈夫かな…智也くん…
ある日の昼休み。
私は智也くんが不登校になってから来ていなかった、久しぶりの屋上に来てみた。
____え?
そこには思わぬ光景が広がっていた。
なんと…智也くんが、屋上の柵をまたいで、飛び降りようとしていた。
「智也くん!!何してるの!?ダメ!ダメ…!飛び降りちゃダメ!ダメだから!」
「もう、いいんだよ、僕は。ほっといて。死にたいんだから」
____死にたいんだから。
その言葉が、私の胸の中で飛び交った。
なんで?ナンデ?何で?
それって………じ、さ、つ?自殺…?
「ダメ!生きて!私はあなたが必要なの!だから…行かないで!行かないで…!」
この後智也は、自殺したのでしょうか?
それともしなかったのでしょうか?
この物語の続きは、みなさんで考えてみて下さいね。
ハッピーエンドになるか?
バッドエンドになるか?
想像を膨らませてみて下さいね。
では!
どうでしたか?
感想など待ってます!
私の他の作品も見て下さると嬉しいです!
ではまたどこかで!