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最悪バトルロワイアル!!必要なのは戦闘能力と欲だけ!!
紹介文書いてないですww、ごめんなさいww
前の続きっぽいやつ☆投稿遅くなりました…
「たっ…!助けてっ…媛美ちゃんっ!!」
「あらあらあら…あなたは…居神媛美子(いがみえみこ)さんじゃないですか…。桃村さんを助けに来たのぉ?無駄に足掻こうとするのはやめろ、体力消費するだけだ。でも…丁度良かった…まだまだお腹すいてたんだよね…居神さんも…」
そういうと真咲ちゃんは私(=乙香)を掴んでいた手を放して媛美ちゃんに殴りかかった。
「まとめて殺してやるっ!!」
「だ…っ…だ、めっ!!媛…美ちゃん…逃げて…っ!!」
ところが媛美ちゃんは逃げようともせず、殴られることを望んでいるかのようにただ立っているように見えた。そして私に視線をやると、さっきまで石のように全く動かなかった体が自由になった。私は驚きの声を上げた。
媛美ちゃんは言った。
「おーちゃん…動けるでしょ?逃げて。私、恐神さんに勝てるとは思わないけど時間は稼げると思うの。…もう一度言う。死にたくないなら逃げて。」
「居神さん、余裕があるんだね?んじゃ、お望み通りに秒で負けを認めさせてやる」
「そっ!!そんなっ!!」
だめ…物凄い勢いで真咲ちゃんの拳が飛んでくる…もしあんなのに当たれば頭骨が砕かれる!!こうなったら…私何か術を発動させる!!じゃないと媛美ちゃんが死んじゃう!!と真咲ちゃんに指先を向けた時だった。すると
「見物…我の正義と悪の目(われのせいぎとあくのもく)…」
媛美ちゃんはそういうと自分の目の前に青く光る壁を作り出した。真咲ちゃんは青い壁に思いっきり手をぶつけ、一瞬硬直したたが特に何ともないというように手を振った。
媛美
「早く…行きなさい…早くっ!!行けっ!私…別にここで死んでもいい、何も叶えたい願いはないもん。私の気持ち…無駄にしないで…頑張って、生き残ってっ!!」
「うんっ!!きっと…叶えて見せるから!!媛美ちゃん、無理だけはしないで!!」
そういうと私は全速力で図書館まで走り抜けていった。気が付いたら大粒の涙を流していて、視界が滲む。
「こうなったら媛美ちゃんのために…絶対に生き残ってやるんだ!!ごめん…ごめん媛美ちゃん…ひぐっ!」
ただただ生き残る、それだけのために走った。いや…生き残るではなく媛美ちゃんのためにただただ走った。
*
「う~んなかなか面白い戦いだねぇ…」
ここは放送室。放送室には腕組みをしたまま椅子に座っている少年と、その仲間らしきものたちがさりげなく立っている。一同は放送室のモニター見つめながら深いため息をついたり目を丸くしたり色々表情が読み取れる。
モニターには…そう、学校のすべての場所が映し出されていた。
「はぁあ…確かに面白いんだけどさぁ…中々みんな脱落してくれないなぁ…」
「そろそろ私の発明品が舞台に出るときでしょうか?ねぇ、坊ちゃん?」
「そうだねぇ、思いっきりやってしまおうか?」
「光栄でございます…」
「んじゃみんな、例の準備よろしく。」
「はっ。」
皆が一斉に返事をする。みんなが例の物を準備している間、少年はモニターを見ながら邪悪な笑みを浮かべた。
「さて…一体プレイヤーとこの学校はどうなっちゃうんだろうね?」
「火林~。あたい疲れた…」
「もういろんな人から逃げ回ったり殺し合ったりしてるもんね…」
「真面目に怖いし疲れたしなんであたいらばっかり襲われるんだよ~!!」
「ちょっと私も怖いわ…流石に…」
暗い会話を続けながら私たちは学園の庭の中を歩いていた。静けさと喉から込み上げてくるような恐怖や不安が一層大きくなる。すると
ぶるるるるん!!
とバイクが走るような音が聞こえてきた。
「…聞いた?」
「…聞いた…」
「何あの音…?」
私たちは茂みに隠れ、庭の入り口を見つめてみる。すると!!
ぶるるるるん!!ぶろろろろろろん!!!ぶーーーんっ!!!
豪快な音ともに大きな機械らしきものが姿を現した。
「ぎゃあああああっ!?何あの化け物ぉ!?」
「龍!!そんな大きな声出さないでぇっ!!」
右手には大きなチェンソーを持っており、左手には黒く光る拳銃が握られていた。
私たちの声に反応したのか、機械がこっちに向かって疾走してくる。
「龍、ごめん飛んで!!」
「え!?」
「私のこと背中に乗せて飛んで!!」
「わ、分かった……オラっ!!」
龍は力いっぱいに翼を動かして宙に浮いた。機会はそれを見るとこちらに銃弾を何発も飛ばしてきた。
「ぎゃああああっ!?」
「龍!!学校の中に入ろう!!」
「わ、分かった」
私を乗せた龍は銃弾を荒く交わしながらバサッバサッと大きな羽音を立てて校舎に突っ込んだ。機械もしばらくして校舎の外にやってきたが、私たちを見失ったのか、諦めたように帰っていった。
「はぁぁ…はあっ…なに…あの…機械みたいな…ろぼっと…」
龍はずっと飛んでいて体力が消耗されたのかもしれない。息遣いを荒くしながら私に話しかけてきた。
「理科室から出てきたのかな…?でもなんか理科室破壊されてたよね…?(理科室は夜兎神が破壊しました。)え、じゃあなんか図工室から出てきた?誰か護身用として作ったのかな?」
私たちが首をかしげているとまたあの元気な男の子からの校内放送が聞こえてきた。
〈みんな~よく聞いてね~!!実は僕さ…学校に…封印してた殺人ロボットみたいな機械をうっかり学校の庭に一体放しちゃったんだよねぇ、いっけなーい。あははっ。殺人ロボットっていうのはね、僕の仲間が作ってくれた殺人兵器だよ~。右に大きなチェンソーを持っていて、左には拳銃を持っているんだぁ。プレイヤーのみんな、すまないけど殺し合いもしつつ、ロボットにも殺されないように注意しながら攻略していってね~。プレイヤーが2割ぐらいになったら再び封印しますっ!!じゃ、頑張って~!!〉
「…。」
「…。」
「…は?」
「…は?」
私たちは顔を見合わせた。
第4弾…うぅぅそろそろネタが無くなってきt(黙れ
ゆるく続けていこうと思うのでまた応援よろしくお願いいたしますww