公開中
魔法屋敷
登場人物
・花園瑠璃
HANAZONO RURI
・常闇もか
TOKOYAMI MOKA
「ん..ん?」
瑠璃は目を覚ます。周りを見渡す。
「いや..ここ?ど..こ?」
横には友達のもかもいる。
「もかちゃん!もか!お~き~て~!」
「なんなんだよぉ~w!寝てたのに~w」
「そんなことより、もかちゃん!」
「**ここ、なんかおかしいよ――。**」
「あ..ほんとだ。瑠璃ちゃん。私もだけど..手足拘束されてるよ。」
しばらく話していると、誰かが話しかけに来た。
「初めまして。お名前は?」
そう気軽に話しかけてきた。誰なんだろうか。
「花園瑠璃。」
「常闇もか。」
「そうなのね。瑠璃ちゃんもかちゃん。よろしくね?」
「私の名前は蓬莱さの。よろしくね。」
少しすると、目の前のモニターから誰かがしゃべっている声が聞こえてきた。
「ようこそ。魔女屋敷へ。私目、魔女屋敷の屋敷の長でございます。」
「こちらの部屋のルールをごせつめいさせていただきます。」
「あなたたちには簡易的な|人狼《デスゲーム》をしてもらいます。
あなたたちに、役職のカードを配っています。人狼の人には、夜しか見えない武器を渡しました。」
「!?」
参加者10人の全員が驚く。
「それと、村長という役が死ねば、全員死にます。」
「そんなの!!おかしい!」
瑠璃は立ち上がり長に抗議しようとするが、
長はいう。
「あなたひとりの意見じゃなにもなりませんよ――」
そういい、モニターは消えた。
「と、とりあえずっ!!役職配られてるから見よう!」
さのがいう。
「わかった!!」と参加者10人の声が聞こえてくる。
(もか)..分かった。成し遂げてみよう
(瑠璃)そういうことならやってやろうじゃないの。
(二人)私がすべて..を。
「アナウンスが流れてきた。」
「本日の夜がやってきました。各部屋へ移動させます。」
瞬きをすれば自分の部屋にいた。生活に必要なものはそろっている。
「まあ、眠いし、もう寝るか。」
と二人は眠りについた。
もかは少し寝つきが悪かった。
「おはようございます。本日の犠牲者は、望月春香と千本雄太です。」
「本日は占い師による、占いがございます。エントランスにお集まりください。」
指示通りにエントランスに行く。
望月と千本はやって来ない。
「占い師の方は、占いをしてください。」
「では..。もか様を占います。」
「もか様は正真正銘、人狼ではございません。」
「おーっ!!!」と歓声が上がる。
(なんだ、もか。良かった。仲間じゃないか。)
瑠璃は心底安心した。
アナウンスが流れる。「ここからは、自由行動です。自由に行動をしてください。
もちろん、食・娯楽はございますので、ご自由に」
そういうと、アナウンスは途切れた。今日も何事もなく終わる。
日にちがたつ。2日3日たつと、犠牲者は7名にも上った。
「今日の犠牲者は、..」
このアナウンスはもう聞きなれた。
いつも通りエントランスに向かう。
エントランスに向かう途中、包丁で刺されて倒れた。
かすかな意識の中聞こえる声を拾う。
「瑠璃ちゃん...ごめんなさい。ごめんなさい。」
そこで瑠璃は命の灯を絶やした。
「人狼陣営の皆様、あなたたちは脱出できます。」
「ですが、あなたたちどちらかの命と引き換えに、だれかを復活させれます。」
「ねえ、もかちゃん。」
「ん?どうしたの?さのちゃん。」
「私と、瑠璃ちゃん。引き換えしようよ。」
「そんな!!」
ともかは止める。いや、衝動的にそうしたのかもしれない。
だが、もかの止めも聞かず拳銃を頭に突きつける。
「私は、もともと自殺志願者だった。だから、こんな大量殺人した時点で死んでも問題ないんだよ。」
「長よ、私の命と引き換えに、瑠璃を復活させてください。」
「もかちゃん、目を閉じて、耳をふさいで。大きな音がなるから。」
**バン**
その音は非常に大きく、さのの頭を球が貫通した。
さのは血を流しながらたおれ、その命を散らした。
直後、「もかちゃん!!!!!」
自分の手で殺したはずの、そう、瑠璃が帰ってきた。
「ああ、瑠璃ちゃん。じゃあもう私はあなたが生きてたら必要ないね。」
そう包丁で腹を切ろうとしたとき
**バチン**
もかを瑠璃がビンタした。
「**ねえ、!!!!人を殺しておいて、自分が殺した人の分を生きようと思わないの!!**」
「確かに仕方ないとはいえ、このゲームのために8人死んだ。さのちゃんの分も、残りの人の分も
生きるべきだよ!!」
「そうだね..。」
もかは包丁を地面において泣き崩れた。
「行こう。もかちゃん」
屋敷の門は解放され、二人は幸せへと、向かっていった。
もかと瑠璃は外国に引っ越した。
異国では、「同性結婚」が認められている。散らした命をどうか大切に幸せいっぱい生きて。
どうにか2000文字書きたかったんです。
でもいい話がかけてるって個人的に思ってる。