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ビギナースパイ
16歳の少女スパイ「野々田 光与(ののだ こよ)」と16歳の少年スパイ「西園寺 理久(さいおんじ りく)」は、レストランに任務へ行く。そのレストランは、食中毒事件の原因の候補の中の一つ。あらゆる道具で犯人を突き止めようとするが、見つける事ができるのか。
食中毒で、大量の患者が病院に運ばれていた。
スパイと繋がっている医者が、患者に質問する。
医者(以下「医」)「昨日、何を食べましたか?」
患者(以下「患」)「朝はトースト、ココア、昼はハンバーグ、夜は焼き鮭、ご飯、味噌汁です…」
医「おとといは、何を食べましたか?」
患「朝はトースト、ココア、昼はご飯、味噌汁、夜は外食です…」
医「外食は、どこで食べましたか?」
患「「ネイチャー・ブレッシング」と言うレストランです…」
医(また「ネイチャー・ブレッシング」…)
運ばれてきた患者に、おとといに何を食べたかと聞くと、ほとんどが、ネイチャー・ブレッシングの料理だ、と答えていた。
医者は、スパイたちに情報を送った。
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--- 属色組 ---
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「ほとんどの患者が「おとといにネイチャー・ブレッシングに行った」と言っています。」>
<「情報ありがとうございます。」
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16歳の少女、|野々《のの》|田《だ》|光《こ》|与《よ》・コードネーム「|光《こう》|白《びゃく》・|探《たん》」と、16歳の少年、|西《さい》|園《おん》|寺《じ》 |理《り》|久《く》・コードネーム「|闇《おん》|黒《こく》・|探《たん》」は、そこに所属しているスパイだった。ある日、光白たちに任務が与えられた。
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[任務]
食中毒事件について、レストランで潜入捜査をする。
[詳細]
最近、食中毒事件が多発している。原因の候補の中の一つに、レストラン「ネイチャー・ブレッシング」があるので、客として潜入捜査をする。
[メンバー]
・光白
・闇黒
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光「闇黒くん、任務、久しぶりだね」
闇「今回も頑張ろう!」
光白は、店のドアを開けた。
店員「いらっしゃいませ!」
店員が、笑顔で挨拶をしてくれた。まるで、食中毒の可能性があるとは思えなかった。
光「闇黒、私は、防犯カメラを仕掛けてくるね」
闇「分かった!」
光白は、コントローラーを取り出すと、超小型のドローン型の監視カメラを厨房に飛ばせた。
その時。料理長が、明らかに怪しい粉を入れていた。
料理長が粉を入れた料理を、闇黒が注文した。
彼は、食べるふりをして、少しづつ、料理を袋に入れている。
袋に入れ終わった後、二人は、お金を払って店を出た。
後日解析に回してみると、毒だという事がわかった。
防犯カメラの映像と照らし合わせて、犯人が分かった。
紛れもなく、料理長だった。
そして、料理長は逮捕された。
スパイたちの集合住宅で、二人はみんなに褒められていた。
任務こそ簡単なものだったが、一番下の階級で、あれだけてきぱきと効率よく出来た事は、とても驚かれていた。
光白「ありがとうございます!」
闇黒「これからもがんばります!」
(原文:ラック・リック)
16歳のスパイの少女「野々田 光与(ののだ こよ)」コードネーム「光白(こうびゃく)」が、「食べた2日後に効果が出る毒」の食中毒事件のあるレストラン「ネイチャー・ブレッシング」で、客として潜入捜査をする