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東口高等学校 甲子園への道 2話合宿一ヶ月前・・・
それは真夏の8月のこと……東口高等学校の野球チームは、とにかくピッチャーが少なかった。
だからコーチはどうにかして、ピッチャーを増やしたいと思い、バッターから急遽、ピッチャーを選出することになった。だか、大和たちも、ピッチャーはあまり好きではない。なのでピッチャーオーディションをバッターみんな受けることになった……………
宏斗「バッターのままで甲子園出場したいな………な?みんなもそう思うだろ?!」
奏「俺はどっちでもいいかな。てか次お前だろ。ガンバレ」
宏斗の番だ。急に手に汗が出てきた。
コーチ「はい行くぞ〜」
宏斗「は、はい!」
コーチ「投げていいぞ。」
キャッチャー「よし来い」
宏斗は思いっきり腕を振り、キャッチャーのグローブに向けてボールを投げた……
するとびっくり。ど真ん中ストライクで、球速はなんと、160キロだった……
コーチ「…………宏斗にそんな才能があったとは……よしオーディションは終わり!ピッチャーは宏斗に決まりだ!」
宏斗「……………」
大和「まぁ大丈夫だよ!ピッチャーでもバッターでも野球してることには変わりないから!」
碧「よかった〜ま、頑張れ宏斗!」
そして合宿沖縄へ行くまで残り一週間となった…………
蒼空「合宿に行くために準備もしないとな!」
野球練習が終わったみんなは帰り際に近くのラーメン屋さんで食べに行こうという話で、いま向かっている最中。運転係は、もちろん最年長の大和。
宏斗「今日は、球速163キロ出したからもうお腹いっぱいだよ!」
陽翔「ちゃんと食えよ!www」
大和「着いたぞ〜」
大和「え〜と、ラーメン大盛り10と唐揚げ5人前で!」
樹「そういえば、監督が言ってたけど、沖縄に合宿行ってる時に、時間があるときは、遊んでいいって言ってたよ!」
奏「本当に?!思いっきり遊んだろ」
裕太「なんのために沖縄行くんだよww」
宏斗「いや~腹いっぱい!!」
蒼「明日の練習ができなくなりそう………!www」
そしていよいよ合宿の時がやってきた。合宿で試合が3試合もある。その試合にどれかに2勝しないと、甲子園への道は少し遠くなる………
コーチ「えー、いよいよ合宿ですが楽しむところはしっかりと楽しんで、試合や練習では真剣に取り組み、勝利に繋げましょう!私からは以上です。」
監督「私から一つ、この合宿は一週間ほど沖縄に滞在しますが、もしふざけるようなことがあると、その人はうちのチームからすぐに出てもらい、楽しい沖縄の旅が台無しになってしまいます。それほど真剣で必死に試合をするということなので、せっかくなら、みんなで甲子園に行って、優勝しましょう!」
みんなから盛大な拍手が送られた。
東口高等学校が飛行機に乗り、3時間ほど飛行機の旅を楽しんだ。
空港で、専用バスを待っていた時に、監督が急にみんなに言いだした。
監督「あ、いい忘れてたが対戦する相手は、」
一回戦東南高等学校 (甲子園出場経験8回) (優勝経験2回)
二回戦西南高等学校 (甲子園出場経験3回) (優勝経験3回)
三回戦東西高等学校 (甲子園出場経験10回 (優勝経験6回)
監督「です。」
その瞬間、場が冷たくなったのを感じた。
大和「おいおい、監督大丈夫か!」
蒼空「こんなん全部負けるに決まってるじゃん!」
碧「勝てっこないよ…………」
監督「私もそう思ってる。そこで勝つ確率、負ける確率を全部計算してみた。」
一回戦東南高等学校に勝てる確率10%負ける確率80%
二回戦西南高等学校に勝てる確率6%負ける確率96%
三回戦東西高等学校に勝てる確率5%負ける確率95%
監督「…………………です。」
その瞬間、みんなが頭を抱え、落ち込んでいた…………
果たして、東口高等学校は2勝できるのか、そして良からぬ事件も…………
長くなってすいません!