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【プロローグ】
twst×魔d!のクロスオーバーです。
苦手な方は自衛お願いします。
また、魔d!での時系列は本編完結後進級前、twstでの時系列は入学前です。
ネタバレが大いに含まれますので、ご注意を。
「ああ……愛しい我が君 気高く美しい悪の華
貴女こそが世界で一番美しい」
「────鏡よ鏡 教えておくれ
この世で一番………」
---
────魔界。それは人間界とは別に存在する"悪魔たちの世界"。
常識・感覚・価値観、全てが人間と違い、野心を重視した世界。
そんな魔界にある学校には、様々な個性の悪魔たちが集う。
その中の一校、名門悪魔学校|悪魔学校《バビルス》。
完全実力主義で、|位階《ランク》という地位でその強さが決まる。
そのバビルスにある一つの|師団《バトラ》…「我々師団」では、
バビルスの中でもさらに個性的な悪魔が集っている。
我々師団は元非公認師団であり、「暴露講演会」や「魔怪盗騒動」、
収穫祭での無茶苦茶な立ち回り、新・旧我々師団対決、など…
何かと話題にかけない、お騒がせ集団である。
そんな我々師団で、今日もまた何か事件が────
- 我々師団室(第三倉庫) -
「ヘイヘイヘーイ!何してるんだぜシャオロン!」
────ボンベ・ゾム。
魔術の扱いに関しては他生徒よりも突出した才能があり、
爆弾を生成する家系能力の連度の高さや使い魔の優秀さも評価されていて、
同級生や教師からも、「戦闘力では学年全体でみても上位に食い込める」、
「試験ではもっと好成績を収めていてもおかしくないほどの実力」など、
その実力は高く評価されていて、最終評定でもランクを|1《アレフ》から|2《ベト》へと上げたほど。
だが、ランクに執着しない、日常的に爆弾で同級生を爆殺しようとする、
100%善意で教室を爆破する…などの、短所も目立つ。
「あ?…あぁ、ゾム
何してるかって?そりゃあ、まぁ……秘密や」
────トイフェル・シャオロン。
魔力・座学・身体能力、我々師団の中ではあまりどこの分野も目立たないが、
「人気者になる」という野心のためなら一生懸命になれる熱い一面も持つ。
また、人付き合いの良さや、コミュニケーション力については我々師団一と言える。
彼の真の力は家系能力にて発揮され、今までは幼少期のトラウマによって封印していてたが、
ランク昇格試験、「収穫祭」にて家系能力の封印を解き、使い始めるようになる。
教師や生徒会役員からも気にかけられており、野心へ一歩一歩近づいている。
…が、調子に乗ってお𠮟りを受けることもある。
ゾム「はぁ?何やねん、教えろや」
シャオロン「はいはい、今しとんのはな、悪魔なら誰でも憧れる────」
ガラガラ…と我々師団室────もとい、第三倉庫の扉が開けられる。
「うぃ~~~お疲れ~~~~」
────レイラー・ウツ。
入学初日から彼女を作る、彼女の合計数は48股など、中々のクズ…プレイボーイである。
あだ名は「大先生」。日頃から女子悪魔を虜にしている|淫魔《インキュバス》で、シャオロン
から「欲望に忠実すぎる」…と言われるほど。他にも他からボロクソに言われているが、
「やると決めたらやる男」、「伊達に大先生なんて呼ばれてへん」と言わせるほどには
シャオロンに信頼されており、実技面の問題は目立つものの、座学に関しては非常に
好成績であり、ランク昇格試験「音楽祭」での舞台の好演は評価を一考させる価値がある、
と言われるほど。また、試験での経験を生かして家系能力の使い方も成長している。
「何やお前ら…悪巧みか?」
────シュヴァイン・トントン。
魔獣のような見た目をしていて、自らの使い魔、「トン」を溺愛している。
食欲が激しく、中々の大食い。同級生の中でも頼りになるナイスガイ。彼が
使い魔を常時召喚できているのは家系能力のおかげである。また、「我々師団
戦力ツートップ」の一人(もう一人はゾム)と言われており、その名に相応しく、
家系能力で魔力が増えた状態でトンと一緒に船を真っ二つに割る、ゾムを自爆させる、
魔力が増えた状態でトンと一緒に魔狼を一撃でダウンさせる…など。…が、魔力を
使い果たすと飢餓状態になり、トントン自身がダメになる。(何か食べれば復活する。)
「なら先にワイに言っといてくださいよ~録画したのに…」
────イロニー・ショッピ。
極度のめんどくさがり屋で、悪気なく(?)皮肉めいたことを口にする、
毒舌家。我々師団の先輩団員で、最初期のころはシャオロンたちをオモチャに
していた…はずだった。最近では彼自身もオモチャにされ始めている。
(主にシャオロン。)家系能力の扱いが上手く、彼の咄嗟の判断に救われたことも。
一時、保護していた念子の「ピコ」を溺愛しており、別れの時にはとある約束をした。
…後にその約束は実現され、ピコを使い魔として召喚した。それまでにはたくさん
努力したそう。三度の飯より他人の無様な姿を見てメシウマするのが好き。
また、音ゲーマーである。
「えー?なになに?なんかおもろいことやってんの?」
────ガオナァ・チーノ。
ランクによって態度を変えたり、媚びたりパシリにしたりする胡散臭さ満点の、
我々師団の先輩団員。「詐欺師」の異名を持ち、1年生を翻弄しオモチャに
していた…はずだった。詐欺ではなく真面目にバイトでお金を稼いだり、
よくわからない変装をしたり、ワンクリック詐欺のエロサイトに引っかかったり…
最近は、彼自身もオモチャ化している。なお、ストライクゾーンが広く、墓場まで
行けるらしい。え?とある悪魔との鬼のような特訓の末に、|変装《チェルーシル》
という変装の魔術の腕が他の悪魔よりも上手く、彼の面影が一つもない、別人レベルに変身できる。
「悪巧みやって?内容次第では手伝ったるで」
────クライン・ロボロ。
合理性を重んじており、その徹底ぶりが故に師団を転々としていたが、
我々師団に定着する。身長が低く、他師団団員にいじられるのは当たり前。
ウツから「あんだけストイックな奴は魔界では珍しい方」と言われている。
その通り、健康に気を付けた食事や筋トレ、夜更かしをしない…など、
悪周期対策もバッチリである。師団入団初期は「秩序」を重んじる常識人枠
だったが、だんだんと我々師団に毒さ…染まってきており、今では十分変人枠である。
彼の兄貴分の「ペイント」の師団仲間、「シニガミュ」こと「シニー姉さん」のことが大好き。
シャオロン「何でいいタイミングで入ってくんねん!?
もー今めっちゃカッコよかったのに…」
ゾム「いや全く」
ショッピ「ほら言われてますよ」
シャオロン「…心外やわ」
チーノ「で、シャオさんは何してたん?」
シャオロン「良く聞いてくれたチーノ!
今してんのはな、悪魔なら誰でも憧れる、"アレ"や!」
トントン「誰でも憧れる"アレ"…?」
ピコーン…!という効果音がつくような、ハッとして顔でトントンが言った。
トントン「魔界名物飯巡り…!」
シャオロン「違うに決まっとるやろ」
トントン「…」
ロボロ「おいシャオロン、お前のせいでトントンの顔がしわくちゃになったやんけ」
シャオロン「いや知らんわそんなこと…
…って話ずれとるやないか!!」
ロボロ「いやそれこそ知らんけど??」
ウツ「"アレ"…そー言えばシャオちゃん、前からずっと異世界のこと話してたよな」
シャオロン「よう気づいてくれた大先生!」
「こないだ図書館で本を読んどったときにあったんよ!」
「────異世界人の召還魔法が!」
全員「…はぁ!?」
---
ウツ「…つまり、整理すると…」
「シャオちゃんが読んだ漫画で異世界へのワープゲートを開く話があって、
それに憧れたシャオちゃんがワープゲートを再現しようとして、
エーミールと一緒に図書館に行って本を探してたらその本を見つけ、
んで今、再現しようとしてた…ってことやんな?」
シャオロン「せやで!今その本で見た魔方陣を再現しようと…」
ショッピ「で?その実物は?」
シャオロン「…あ」
ショッピ「この人一回見ただけの記憶頼りで魔方陣書こうとしてたんんか??」
シャオロン「ままままままままぁ、俺ならよ、ヨユーだし???」
トントン「見切り発車の意地より辛いものはないんやぞ…」
シャオロン「…い、いやーちょっとね?確認のために図書館行ってくるわ」
ロボロ「いや、お前その本の場所覚えてるんか…?」
シャオロン「覚えとらん!だからエミさんも連れてく!」
ロボロ「マジかコイツ…」
────オリオン・M・エーミール。
元・新我々師団に所属していた3年生の先輩で、知識豊富で教え上手な、
「叡智の悪魔」…なのだが、魔法を発動しようとしても魔バナナやデビスコ、
夜気チーズが出てくる…という少し(少し?)変わった悪魔である。
また、「サバトマスター(笑)」という称号を持っていたり、良くゾムに
昼食を奪われていたり…中々に不憫でもある。そして、自分が言っていない
セリフを捏造されている。魔歴オタク。
ロボロ「エミさんも来るならグルッペンとかコネシマも来るんとちゃう?」
ウツ「あー確かに」
────グルッペン・フューラー。
元・新我々師団の3年生の先輩で、混沌と破壊をこよなく愛する悪魔。
新・旧我々師団のどちらも団長を務めていた。ショッピやチーノ曰く、
「普段顔に出さないが、水面下で動いたことは知っていた」というくらいには
ちゃんと仕事はしていたらしい。また、暴露講演会にて、チーノによって罪を
捏造されたが、何も気にしていないように過ごしている。また、声が「この
ド低音ボイス」、「バリトンボイス」と言われるくらいには声が低い。魔歴オタク。
────シャマーナ・コネシマ。
元・新我々師団の3年生の先輩で、シャオロン・ウツと幼少期に遊んだ縁がある。
中々の金持ちのようで、1000万を軽く出したり、所有物の船(海賊船のような船)
が壊されたから高級クルーザーを一括、現金で買うなど、そのエピソードは
計り知れない。グルッペンと我々師団を創設したメンバーの一人らしく、
今まで資金面の援助をしていたが、旧我々師団によって援助を取りやめる。
どうやら、グルッペンと意気投合したのはよくわからない過激思想のためらしい。
シャオロン「じゃあグルッペンとエーミールとシッマも誘って図書館行こ!」
ウツ「なら俺が3人に魔インしとくわ」
ロボロ「でも、異世界へのワープゲートなんて本当にあるんか?」
ショッピ「まぁ、ありえない話では無いっぽいですよ
調べた感じ、それに関する歴史もあるっちゃありあます」
チーノ「ショッピ…」
「寝袋に入ったまま言われても信憑性ないんだわ」
ショッピ「は?????」
ゾム「ま、まぁつまりは新旧我々師団で図書館行くんやろ?」
シャオロン「そういうことやで!」
ゾム「じゃ、図書館早く行くんだぜ!!!!」
---
- 図書館 -
エーミール「恐らくですが、シャオロンさんが言っているのはこの本だと思います」
シャオロン「ありがとエミさん!ハゲもたまには役に立つんやな!」
エーミール「誰がハゲじゃい!!!!」
グルッペン「え?エーミールってそうじゃないのか?」
コネシマ「若作りも対外にせえよエミさん!」
エーミール「だからハゲじゃないって!!!!」
ゾム「は???正直に言えよオイ」
ショッピ「ふふふふふ…www」
トントン「図書館で喧嘩すなぁ…」
ロボロ「あのバカたちは置いといて…」
チーノ「これがシャオさんが言ってた本?」
ロボロ「なんか禍々しいな…本当にこれで合っとるんかシャオロン」
シャオロン「えー、こんな感じだったと思うけど…」
「エミさんもそう言ってるし、これで合ってるやろ!」
ゾム「適当すぎやろコイツ…」
シャオロン「えーからもう開けるぞ!」
ロボロ「はいはい、はよせい」
シャオロンが持っている、その本のページをめくった瞬間────
本から強烈な光が出た。
シャオロン「うぇっ、眩し!?!?」
グルッペン「急に明るくなっ────発光する本だと!?!?」
エーミール「いやそんなこと今まで聞いたことなっ────」
…光が消えた本の場所には、既にシャオロンたちはいなかった。
---
「────闇の鏡に導かれし者よ
汝の心の望むまま 鏡に映る者の手を取るがよい」
「私に 彼らに 君に 残された時間は少ない
決してその手を離さぬよう────」
- ??? -
--- ────うわぁぁぁぁぁっ!? ---
ドゴーン、とまるで爆発音のような音を立てながら、
シャオロンたちは床に落下していった。
シャオロン「うぇぇぇ…どこやここ…」
ゾム「バビルス…はちゃうよな?」
ショッピ「…え、どこっすかここ?」
チーノ「ショッピお前寝とったんか…?」
ショッピ「何か問題が???」
トントン「おまっ、マジか…」
ロボロ「…ってか新の奴らもいるやんけ!?」
コネシマ「あだだだだだだ!?!?ちょ、グルッペンはよ降りろや!」
グルッペン「ちょっと待て起き上がれない」
エーミール「何歳ですか貴方…」
ウツ「シャオチャン…ハヨ降リテ…」
シャオロン「なんか変な声した?」
ゾム「気のせいちゃう?」
ウツ「シャオチャン!!!!!!」
シャオロン「はいはいどいてやるから」
ウツ「あああああ…タバコ…」
ロボロ「毎回思うけど本当に学生なんよなコイツ??」
トントン「せやなぁ…」
────「何事ですかっ!?」
我々師団「!?」
シャオロン「えっなんか…人型カラスおるって!?」
ゾム「ふーーーーん!俺が仕留めて焼き鳥にするんだぜ!」
チーノ「カラスの焼き鳥とかあるんか…?」
トントン「ちょっと興味あるな…」
ウツ「いやお前興味津々やろ…ヨダレすごいぞ」
「誰がカラスですかっ!」
「はぁ…私の名前はディア・クロウリー。貴方たちは誰ですか?」
シャオロン「自己紹介どうもー…それより前に、ここってどこなん?」
クロウリー「おや、困っているんですか?まぁ、教えてあげますよ。
私、優しいので。」
「ご説明いたしましょう。ここはナイトレイブンカレッジ、
ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法市養成学校です。
そして、ここはナイトレイブンカレッジ内の鏡舎、というわけです。」
- ナイトレイブンカレッジ 鏡舎 -
ゾム「なるほどだぜ…え、なんで俺らその…何とかカレッジにいるん?」
ロボロ「確かに、さっきまでバビルスの図書館おったよな?」
クロウリー「バビルス…?どこですか、それ?」
チーノ「…え、バビルスのこと、知らないんですか?」
クロウリー「えぇ、まぁ…逆に貴方たちこそ、ナイトレイブンカレッジのことを
知らないんですか?」
ショッピ「まぁ、そうですね
今までで一回も聞いたことないっす」
クロウリー「まぁ!何ということでしょう…。
今まで学園長を務めてきて、こんなことは一度もないです!
ロボロ「そりゃそうやろうな…」
トントン「逆にあっても困るやろうし…」
クロウリー「そういえば、貴方たちは何故ここにいるんです?
ナイトレイブンカレッジの生徒でもないでしょう?」
トントン「あのー、それがですね…」
---
クロウリー「なるほど、異世界への扉が載っている本を開いて、
気づいたらここにいた、と…まぁ、有り得ない話では無いですね」
シャオロン「えっ、信じてくれるんすか?」
クロウリー「えぇ、私、優しいので。それに、嘘をついている様には
見えないですからね」
ゾム「ありがとうございます…」
クロウリー「…と、言う事は、あの三人組も貴方たちと同じ境遇ですか?」
ロボロ「…まぁ……はい?」
クロウリー「なんで疑問形なんですか…?」
グルッペン「話終わったか?」
クロウリー「ギャアアアアアアアア!?」
エーミール「ちょ、グルッペンさん…驚かせたらダメでしょ…」
コネシマ「いやー、ごめんなカラスさん!うちのグルッペンが!」
エーミール「貴方が言えたことでは決してないですよ???」
クロウリー「…つまり、貴方方たち10人は別の世界から来た、
"異世界人"というわけですね?」
エーミール「恐らく…」
クロウリー「何ということでしょう!それなら、寝床は?食べ物は?」
トントン「…そう考えたらないやんけ…!?」
シャオロン「えー、どうすんの?俺らの金もここじゃ意味ねーだろうし」
ウツ「え、ちなみになんですけどここの単価って…?」
クロウリー「マドルですね」
チーノ「聞いたことないなぁ…」
ショッピ「え、ワイの寝袋は渡さんからな????」
コネシマ「でも寝床はそれしかないやん」
グルッペン「いや、どっちにしろ野宿だろう…」
クロウリー「…でしたら、ナイトレイブンカレッジに入学しませんか?」
トントン「…え、いいんですか!?」
シャオロン「そうっすよ、今俺ら無一文に等しいんすよ!?」
クロウリー「いいんですよ、それくらい!あぁ、私優しすぎませんか?」
ゾム「よっしゃ寝床や寝床!!飯や飯!!!!」
ウツ「異世界での彼女…悪くないなぁ」
チーノ「いやぁ~!お気遣いありがとうございます!このチーノ、
感動いたしました!」
クロウリー「貴方たち話聞いてます!?…あ、あとナイトレイブンカレッジは
男子校なので女子生徒はいませんよ?」
ウツ「ごめんなさいペン習字の時間が…」
コネシマ「大先生言い訳するたびにそれ言ってるよな」
シャオロン「せやぞー!お前今まで一回もペン習字なんて言ってないやろ!」
ウツ「何で言っちゃうのぉ…」
ゾム「いや普通に考えて俺ら頼んでる立場やろ」
ロボロ「お前人のこと言えんからな????」
クロウリー「オホン、話を戻して…では、貴方たちはナイトレイブンンカレッジに
入学する、ということでよろしいですね?」
シャオロン「はい!」
コネシマ「そうっすそうっす!」
クロウリー「では、寮はどうします?私が寮をすべて紹介するので、
気になったもの、自分に合うものを教えてください」
トントン「え、寮って自分で選んでいいんですか…?」
クロウリー「えぇ、入学式は数日後ですし…」
ショッピ「じゃ、紹介お願いします」
クロウリー「わかりました。
まず、"厳格"の精神に基づくハーツラビュル寮」
ロボロ「絶っっっっっ対、これだけは絶対ちゃう」
エーミール「そうでしょうね…」
クロウリー「"不屈"の精神に基づくサバナクロー寮」
ゾム「不屈?」
グルッペン「苦難に負けずに意志を貫くことだ。まぁ、さっきよりは近いな。」
クロウリー「"慈悲"の精神に基づくオクタヴィネル寮」
トントン「いやこれもちゃうやろ…」
コネシマ「無慈悲なお悩み相談所やっとるくらいやしな」
クロウリー「"熟慮"の精神に基づくスカラビア寮」
ウツ「よく考えを巡らせること…かぁ、えーどうやろ」
シャオロン「巡らせ…巡らせてるか俺ら???」
クロウリー「"奮闘"の精神に基づくポムフィオーレ寮」
チーノ「案外近くない?」
ショッピ「まぁそうやな」
クロウリー「"勤勉"の精神に基づくイグニハイド寮」
エーミール「うーん、あんまそんな感じは…」
グルッペン「全員不真面目って感じだからな」
クロウリー「最後です。"高尚"の精神に基づくディアソムニア寮」
シャオロン「え?どういう意味?」
トントン「上品、やった気がする」
ロボロ「余計ちゃうやろ…」
ゾム「え、不屈と奮闘以外全部ちゃうやん」
クロウリー「あぁ、ちなみにですが、サバナクロー寮は毎日朝練、
ポムフィオーレは夜更かしは禁止ですけど…」
チーノ「じゃあどれもちゃうやん…???」
シャオロン「どうしようなぁ…」
クロウリー「おや、どの寮も合わない…と?」
ショッピ「…まぁ、そうっすね」
クロウリー「そうですねぇ…でしたら、以前寮として使われていた空き家が
あります。そこははいかがです?」
ウツ「空き家…?なんか汚そうやな」
クロウリー「いえ、趣があって少々荒れてますが、雨風は凌げるかと」
コネシマ「んじゃ、そこで決まりやな!」
クロウリー「わかりました。入学手続きはこちらで済ましておきますね。」
トントン「わざわざありがとうございます…」
クロウリー「いーえ、私、優しいので。」
グルッペン「お気遣い、感謝する。」
クロウリー「制服の支給とクラスに関しては明日の朝に伝えます。」
「あぁ、そういえば地図を忘れてましたね」
ショッピ「確かに渡されてへんな…」
クロウリー「これくらい、魔法でちょちょっとやればすぐですよ」
そう言って、簡単そうにクロウリーは魔法で地図を召還した。
ゾム「おぉ、これが魔法かぁ」
クロウリー「おや、そちらでは魔法は使われていないので?」
そう言いながら、地図を渡すクロウリー。
ゾム「魔法、というか魔術は使うけどなぁ…」
クロウリー「そうなんですねぇ。またいつか詳しくお話をしたいです」
シャオロン「えっと、じゃあおやすみ!えー、学園長!」
クロウリー「えぇ、おやすみなさい」
---
- 空き寮前 -
ゾム「いや、これ…」
ウツ「そ、そうよな?」
全員(汚すぎやろ…)
ショッピ「学園長は少々荒れてますがって言っとたな」
エーミール「いや、少々のレベルではないでしょう…」
シャオロン「ま、えーねんえーねん!はよ中に入ろうや!」
ロボロ「せやなぁ…」
- 空き寮 玄関 -
グルッペン「ふむ、学園長が言った通り、趣のある建物だな」
チーノ「趣とか俺分らへんわ…」
トントン「やろうな、俺もや」
コネシマ「まぁ、そんなことよりも────」
────ブチッ!
コネシマ「うぉっ!?」
エーミール「コネシマさん危ない!」
コネシマ「────|"保護"《グラン》!」
ガチャーン!と、コネシマの真上に合ったシャンデリアが落下した。
コネシマ「ああああ危ねぇ~~~~…エミさんサンキューな!」
エーミール「いえ…ご無事でよかったです」
シャオロン「ちょ、今のって…」
────「ひっひっひっ…」
ウツ「え、何今の声!?」
「残念!外れちゃったか~」
ショッピ「何っすかね声…」
「ヒッヒッ… ようこそ我が城へ!」
ス~っと、何かがウツの体をすり抜ける。
シャオロン「えっえっ幽霊!?!?!?」
ロボロ「ちょまて幽霊なんて理論上…」
グルッペン「…ん?この地図、裏側に何か書いてあるぞ?」
「えー、『忘れていましたが、そこには悪戯好きの
ゴーストが住んでいるんでした。…まぁ、
貴方方なら仲良くできるでしょう。 クロウリー』
だってよ」
ゾム「はぁぁぁぁぁぁぁ!?あの学園長とかいうカラスはよぉ…!」
ゴーストA「久しぶりの来客だぁ」
ゴーストB「ゆっくりしていきなよ」
ゴーストB「そうだ ゴーストになってみないかい?」
ゴーストA「新しい仲間をずっと探していたんだ」
ゴーストC「こっちの世界は楽しいぞ~? 苦しむこともないし死ぬこともない」
ゾム「は?なんか言ったかお前??」
そう言いながら、ゾムは爆弾を生成して、ゴーストの目の前に突き出した。
…が、足は生まれたての小鹿のようの震えている。目力と殺意がすごいが。
ゴーストC「えっ」
ゾム「あ???用無いなら喋んなよオイ」
ゴーストA「あ ハイ」
ゴーストC「__え 幽霊に爆弾で脅すってなに…?__」
ゴーストB「__まずなんで爆弾持ってるの???__」
ゴーストA「__久しぶりに楽しめるかと思ったのに…__」
グルッペン「あいつ盛大に勘違いされてないか…?」
コネシマ「いや、あながち間違いではないかも…」
シャオロン「…と、とととととりあえず、今日は掃除して寝ようぜぜっ?」
ショッピ「せやな…ワイもそろそろ眠くなってきた」
チーノ「いやショッピついさっきまで寝てたじゃん…」
え?なっが。
え?なっが。
なんか文字数限界突破してますけど今回くらいだと思います。
主にキャラ紹介のせい…
スクロールお疲れ様です。ご閲覧ありがとうございました。
本編通りのハズ。