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移ろい旅路
釈然としない空の
月明かり片手に
廻って廻って追いかけて
どこへ行こうか
そこは誰もいない
これは一人の旅
四季のね
行方知れずの風に誘われ
続く夢への旅
宛のない旅路の先
星空の粒をなぞる
一祈りの線を描いて
流れ星は弧を描く
|赫灼《かくしゃく》たる夢に
朽ちゆく彼方に
上がって曲がって追い続けて
どこに行こうか
そこは誰か居たらしい
これは旅の記録
四季の音
未だ知れずの音に誘われ
綴る夢の調べ
朝陽の露の光
星の影照らして
暗転星々は微睡み
風は旅の縁を祈る
釈然とした空の色彩かわるがわる
星空の粒をなぞる独りよがりの旅
四季の音を辿る誰かの旅の記録
いつかどこかのなにかにさえ
終わる時は何時かも知れず
廻る廻る色とりどりの土地
流れる四季の移ろいたるや
徒然続く一人旅路