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夜光ちゃんと火焔が戦ったらしいですよ……知らんけど(((おぉい
夜)「火焔ー」
火)「ういー」
夜)「ばとるしよっかー」
火)「…………へ???」
夜)「勿論行く…」(火焔の身体持ち上げて)
火)「え、ちょ、おいおいおいw」
夜)「だろッッ!?!?!?」(持ち上げたまま急上昇してでっかい戦闘広間に向かう)
火)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ降ろしてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ…」
〜広間にて〜
火)「なぁぁぁんで我なのだぁぁぁぁぁぁもっと強い奴はたくさん居るだろうう」
夜)「前火焔約束してくれたよな?」
火)「??」
夜)「また戦おうってなぁ?」
火)「…(^^;)」
夜)「あぁ、破ろうものなら冷凍保存にしてやろうかww」
火)「あはい喜んでお受けいたします」
~真面目に進行致しましょう~
火)「っていうか此処何処なのだ…?凄く綺麗なのだ…!!」
二人は点々と灯籠が設置された竹林に立っていた。上には大きな満月が出ていて竹の一本一本を金色に染める。
夜)「…すまん、俺もよくわからン☆」
火)「ゑ(硬直
ちゃ、ちゃんと帰れるんだろうな…?」
夜)「嗚呼勿論…帰りもあの帰り方でな」
火)「あ、我空飛べるので大丈夫ですよ…」
夜)「まぁ…着いたことだし…」
夜光は手のひらを上にして、人差し指だけで手招きした。
夜)「早く来い(黒笑」
凛々しい青紫の目から放たれる異様な圧に少し躊躇った火焔だが、構わず夜光に突進した。夜光は焦る様子もなく突進をかわすと火焔の角を掴み、そのまま地面に叩きつけようとする。しかし火焔は自分を掴む夜光の腕を思いっ切り蹴って開放してもらう。少し痛がる素振りを見せた夜光に炎の爪で引っ掻く攻撃をお見舞いするが、夜光は水を纏った拳だけですべての攻撃を受け止めた。
火焔が弱くなった炎の勢いを立て直すなり、いきなり夜光は爪を氷で針のように尖らせて火焔に一気に接近し、相手の眼中にその手を突っ込もうとする。火焔は何とか尻尾で受け止めた。
夜)「へぇー…中々やるなぁお前さん…」
火)「夜光ちゃんの力…つ、強いのだっ…!!」
夜)「俺は相手が友達でも容赦しないよ」
力では太刀打ちできないと考えた火焔は地から炎の柱を六つほど出して(焔華の梅雨)驚き固まる夜光を背に逃げるように大空へ向かう。それを見た夜光は大量の大きな氷柱を幾つも手から出し、それと同時に猛吹雪を出し始めた。(カルキアアイシクル~氷雨~&フレイヤの冥土)
竹林が雪と氷柱で埋め尽くされ真っ白に染色される。火焔は向かいから吹いてくる突風をなんとか炎の壁で防ぐ。風が少しマシになった頃、空中を円を描くように飛び回り、自分の前に魔方陣を出した。
火)「ルクイシア…バウムクーヘンっっ!!!!!」
そう唱えるとあらゆる所に炎の輪が数十個も形成された。
火)「行っくぞー!!なのだぁ!!!!!」
火焔が踊るようにくるくる回り、炎の輪をやり過ぎなほどに巻き散らす。あたり一面の雪もとけ、自分の出す氷柱も吹雪もジュッという音ともに消えてしまう。お互いの視界が橙色と紅に染まり、少しあきれたように夜光が呟く。
夜)「おいおい体力無くなっちまうぞ…」
夜光は石でできた鳥居を背面に出して、そこから水弾を出して炎輪に向かって投げる。(聖の入口~水~)当たれば消えるものの、…キリがない。
上にいる火焔を見上げる。純粋な紫色の目がぎらりと光った気がした。花火のように出される炎輪はいくつか夜光に当たり、手足に火傷を負ってしまう。
夜)「…くそが……。」
もうこれだけの数を出されては避ける術もない。
夜)「…少し本気を出すぞ」
夜光は手を振り下ろし周りの空気を凄い勢いで裂いた。すると裂いた範囲の景色が二つに割れ、何も無かった空間に異界の淵が現れた。
異界の淵から海のように深い青をしたたくさんの小さな弾が一気に火焔に波のように押し寄せ、周りの炎輪を掻き消してしまった。(永遠異時空の浜辺 水禍)
火)「嘘!?」
火焔は炎の輪を出すのを一回止めて、今度は大きな羽の生えた大きな竜の形をした弾を夜光に向かって投げる。しかし弾の勢いに負け、竜の弾は煙を立てて消えてしまう。
全ての炎も消火し、火焔の出す弾も全て倒し、しばらく静寂が続いた。夜光は音も気配もなく火焔に急接近して背後を取り、頭を思いっきり殴った。
火)「ぐっ!?!?!?」
いきなり頭部を後ろから殴られ、有ろう事か大量の血を吐いた。
一瞬目の奥が眩んで頭がぼうっとした火焔は羽ばたいていた翼を止めて地上に落下していく。
夜光はそれを追い掛け、水の蹴りを連発した。
火)「いぃっ!?いだだだだだっ…!!!!!!
い、痛いのだ…夜光ちゃんやめるのだっ…!!!」
弱点属性で攻め続けられるのは火焔にとって想像を絶する痛みであり、徐々に体力を削られ正気を失いそうになっている。
夜)「あはは、分かった
じゃあ…気は乗らないけど一気に終わらせようかww」
火焔は地上に弱弱しく着地して胸を押さえ、苦しそうに喘いだ
火)「何言って……」
夜光は月明りを背にして、手のひらを離れた火焔にかざす。
途端に黄色と紫色、水色のレーザーが夜光の手から何本も飛び出した。(ルナエクリプス・モアレーザー)
たくさんのレーザーは方向を変えて辺り一片を削り取る。
大地を抉り空気を焦がし、竹を白く光らせては跡形もなく消してしまう。
夜空の怪奇を司り、夜を支配する大技…。
火焔は宙を飛び駆けて避けながら大声で叫ぶ。
火)「ひぇぇぇぇぇ!?こんなのに当たったら我本当に死んじゃうぜ!?!?」
夜光は宙で恐ろしい威力のレーザーを出し続けながら狂気的に笑って言った。
夜)「御嬢(天晴いゆちゃん)に言えばどうにでもなる…(御嬢の能力:口にすると事態を一変する能力)
だから安心して痛みに悶えな!!ww」
火焔は恐怖の感情を抱きながらも一気に急上昇し、一瞬で遠くに飛び去って夜光の放つレーザーから大分距離をとった。
離れていてもレーザーの放つ強力な光により火焔の顔が明るく照らされる。
火)「なら我も…その手を使うのだ…!!」
火焔は血に塗れた口を柔らかい袖でぬぐうと、叫んだ。
火)「リーシアイレヴ・クリムズレーザーっ!!!!!」
日食…つまり陽が出た空の怪奇を司り、太陽の力を使う大技…。
火焔はそれを出しながら一気に夜光に接近していく。夜光が出したレーザーと火焔の獄炎がガツンとぶつかり合い、轟音を立てながら正反対の属性のレーザーの境目で衝撃波をまき散らした。
夜光は更にレーザーの勢いを強める。今が夜だからか、日属性の攻撃は不利だ。
火)「ぐ、ぐぬぬっ…!!!!」
夜)「…呆れた」
レーザーを出すのをやめて一旦火焔は夜光から炎の線を引きずりながら竹の間をジグザグ進んで逃げる。
夜光は不敵に笑って火焔を追いかける。
夜)「何処行くんだい?ww
俺がお前さんの事を単に逃がすとでも思うか?ww」
火)「こいつ狂ったわ(^^;)」
夜光は猛獣のように爪を立てて火焔に追いかけながら手を伸ばす。
火)「来るんじゃなああああいい!!!!」
火焔は追い払って何とか距離を開こうと夜光に指先を向けた。すると指先から燃え盛る炎の花が開き、周りの竹や木、苔や草に火が移り、暖色の炎の花を次々に咲かせていく。(炎天下花の絢爛化)
しかし、いとも簡単そうに全てを消火してしまう夜光。燃え尽きて面影のない竹林の地面から水飛沫を出してそこら中が水浸しになった。
火)「え…?」
火焔は一瞬羽ばたいていた翼が制止した。夜光の手が隙だらけの火焔の首を後ろから掴む(((前と同じパターン…w
夜)「やっと捕まえた…」
火)「ひぇ…」
夜光は火焔の首を掴んだまま地面に急降下するが火焔も羽や尻尾をばたつかせて抵抗する。羽の爪の部分が夜光の手足や頬に当たってかすり、其処から血が溢れ出た。
夜光はさらに勢いを増して地面に向かった。火焔は火を出そうとするものの、空気抵抗の作用により上手く体が動かない。火焔は首を掴まれたまま地上に激突した。
火)「がっ……!!!!」
火焔の意識が途絶えて変わり果てた竹林にまたもや静けさが暫く続いた。
夜)「…気絶したか」
夜光が火焔を起こそうと肩に触れようと手を伸ばす。
すると
火)「………こんの……このぉ!!戦闘狂めぇぇぇ!!!」
そういうと同時に、火焔が大きな大きなドラゴンと化した。
全長は大体15~20m程。
火)「ガオオオオオオオオオオッ!!!!!」
大きな雄たけびを上げて其処ら中に火を吹いて獅子奮迅に暴れまわる。
夜)「……でっっっか…………。」
口から様々な方向へと火を吐く火焔。夜光は炎を避けながら氷で矢を召喚し、龍の目に向かって乾いた音を立てながら弓を飛ばす。火焔は大きな爪で矢を薙ぎ払い、夜光のいる方へ牙を向いて噛みつこうと首を伸ばした。夜光はぎりぎりで中へ飛んで交わしたが、少し焦っている様子…
夜)(何なんだこいつは……)
困惑しながらも夜光は技を立て続けに放っていく。
暴れる龍に夜光はまた大技を出した。
夜)「ちょっと痛いかもなぁ!!」
そう言うと同時に手から水でできた大きなトカゲの頚を5、6本出して火焔に突進させた。(反骨の蛇頸竜)
火焔に向かって飛んでいく首長竜は恐竜の様な鳴き声をあげて火焔の頭を飲み込むように丸ごと嚙みついた。
火)「!?」
それだけではなく、手足や翼にも容赦無く嚙みついて火焔が振り払おうとしても放してくれない。頭にかみついている首長竜によって呼吸もできてないため、火焔は全身から高熱を出し始めた。
夜)「…お前さん本当良く体力使うな……もうそろ俺も疲れてきたんだよな…w」
夜光は藻掻く火焔の上に乗って氷でできた刀を出した。
夜)「終わりだ!!!!」
夜光が火焔の頭に刀を突きさそうとしたとき、ドラゴン化した火焔がいきなり声を発した。口からではない、テレパシーの様に声が響いて聞こえる。
火)「あ、やっべ」
夜)「え?」
火)「ん?」
夜)「え喋った今」
そう夜光に聞こえたとたんガラガラと硝子の剝がれるような音を立てて冷凍されかけた巨大な龍の体が崩れ始め、元の半人半龍の姿に戻った。
夜)「ああああああああああお前さんなんで戻るんだい!!」
火)「…制限によりドラゴン娘化しました…」
夜)「…あぁそう……まぁいい…」
夜光はそういうとさっき龍の頭に突き刺そうとした刀を出した。
夜)「ま、まぁ…とにかく楽しければ何でもいい…ww」
火)「???」
夜光が刀を構えたままゆっくり火焔に近づいていく。
火)「……か、刀…」
夜光は持っている刀を反対の腕に思いっ切り刺した。自分の血で全身が一瞬にして真っ赤に染まる。
火)「な、何やってるのだ!?!?やめるのだ!!!!!」
血まみれの腕から刀を抜くと、赤い氷で前面凍結された刀が現れた。
火)「えええええ!?無茶だ!!今日はもう…」
火焔の言葉を無視して、刀を振り下ろす。
同時に電光の絡んだ真っ赤な氷の柱ができて火焔の方向に飛んでいく。
火焔が何かを察してよけようとするが体がうまく動かない。バランスを崩して倒れるが、這ってでも攻撃をよけようとする火焔。しかし、真っ赤な柱が足に触れた途端つま先が異様な冷度に襲われ、破裂するように血が飛び散った。
火)「!?!?!?ああああああああっ!!夜光ちゃん!?ストップして!!」
今度は縦じゃなく横に刀を振るう。すると今度は横に柱ができて飛んでいく。
火焔は飛び越えて避けようとするが、足の踏ん張りがきかない。
地に手足をついてやっとの思いで飛び立つ。宙に浮くと自分の血が尾をつたって滴り落ちるのを見て火焔は目をつぶった。
夜光は何度も刀を振るって柱を飛ばしていく。その度に体が氷によって抉られ血塗れになっていくが、なんとか炎を吐いたり、避けたり応戦していく火焔。
火)「やばい…キリがない……」
一気に決着をつけようとしたのか、火焔は空高く飛んで行く。
夜)「……逃げんなよ…。」
夜光は刀を持ったまま猛スピードで空へ飛び立ち、火焔を追いかけ、首に向かって後ろから刀を振るおうとする。
火)「…それを待ってたぜ…!!」
火焔はなんと夜光の方を向いて振るわれた刀を避けずにそのまま銜えて噛み砕いた。
夜)「チッ……。」
夜光は次の攻撃をするために腕に紫色の線光を絡ませる。
夜)「今のうちに大人しく倒れたほうが良いぞ」
火焔は夜光からくる次の攻撃を打ち消そうと黒炎を吐く。
すぐさま夜光は水の盾で受け止めようとするが、水に炎が触れた瞬間、大きな音を立てて大爆発した。
夜)「な゛っ!?」
夜光と火焔が別の方向に吹き飛ばされるも、宙に浮いたままなんとか姿勢を保つ。
一瞬にしてお互いを見失う二人。
夜光は更に高く上昇して火焔を探す。焼けただれた面影のない竹林を上から眺めていると、後ろから声がした。
火)「……殺るよ」
火焔が手をドラゴンの爪に変えて、夜光の腹に突き刺した。
夜)「っっっ……!!!!!」
しかし、夜光も青い三日月形の衝撃波を手にもって、(夜月の雪花)火焔の右腕を切り裂いた。
火)「っってぇぇぇっっ……!!」
お互い多量出血によりちゃんと空を飛んでられず、地面に降りる。
二人とも疲れ切って倒れこみ、動く気力もない様子。
い)「…まぁ…そりゃそうなるやろうな」
きき覚えのある声が聞こえた。
声の主が夜光の頬に触れると、戦闘で負った傷がすべて消え去っていく。
い)「…激闘でもしとったんか」
火焔の頬にも触れて、すべて傷を消し去ってしまった。
い)「おい二人!!起きろー」
夜)「……あぁ…御嬢か……。ありがとう助かった…ww」
い)「ったく…」
夜)「なんで居場所分かったんだ?」
い)「呪言でどうにでもなるわ」
夜)「そ、そうか…」
い)「…火焔起きへんな」
夜)「運んでいくかwwww」
い)「遊び疲れたんやな」
夜)「遊びってよりもう殺し合いだったけどな…ww」
い)「御前等家帰ったら覚悟しとけよ」
ーーー
~シェアハにて~
い)「…御前等…ほんっま良え加減にしいや!!!!!」
火)ギクッ
夜)ビクッ
い)「俺が居らん時二人でどっか行っては殺し合いしてやなぁほんまいい加減学べや俺やって暇ちゃうねん御前等二人がおらん時使いたくもない自分の妖力使って呪言で探し当てんのも楽な仕事ちゃうねんでもうちょっと臨機応変の行動頼むわおまけにこんな二人で汚れて血まみれなって見てるこっちもびっくりするわお前ら俺が来んと〇んでたかもしれへんのによく何回も激闘続けるよなほんまある意味尊敬できんぞその根性次やったらどつくからなぁ!!!!!!!!!!((((ガチギレ
夜)「本当よくこの嬢ちゃん喋るなぁ…」
火)「…御嬢息継ぎしぃや…ww」
い)「御前等二人のために言ってんねんで!?反省してるん」
火&夜)「はいこれからも激熱の激闘を様々な人と繰り広げていきますので蘇生宜しくお願いいたしまぁす☆」
い)「一回しばいたるわ」
火)「ゑ」
>火)「ああああああああああああやめろおおおおおおこっちはもう疲れてんだああああ」
>夜)「おいおいおい待て御嬢!!話せばわかる!!!話せば分かるからあああああ」
>い)「知ったことか自業自得だ自業自得!!!!!!!」
ーーー
ゼルカ・ナイトメア先輩)「誰ですか竹林こんな風にしたのぉぉぉぉ…(泣」