公開中
エレクロ 本編 第6話「閉ざされた学校」
**本編 第6話「閉ざされた学校」**
____主な登場人物たち____
レッド・フレイア
レイラ・アクランド
フレイ
ミズリー
_________________
窓の外に広がっていたのは、見慣れた景色とはまるで別物だった。
昼間のはずなのに、夜よりも深い闇が校舎を包み込んでいる。
ただ暗いだけではない。光そのものが吸い込まれていくような、不気味な黒。
レッドもレイラも、言葉を失っていた。
レッド「俺たちにとって....最初の....異変....なのか....?」
レイラ「....え? 異変? 何の、こと....?」
レッド「昨日の話、覚えてないのか? 神獣たちが言ってただろ」
レイラ「しん....じゅう....あっ! エレメンターとか....?」
レッド「そう。エレメンターになったら、異変を解決するって....」
レイラ「....つまり?」
レッド「今起きてるこれが、きっと “それ” だ」
信じたくない。
だが、目の前の現実は、否応なく二人を非日常へ引きずり込んでいく。
そんなとき――
フレイ「....早速、異変の始まりか」
ミズリー「嫌な予感がすると思ってたけど....こういうこととはね」
突然現れた二匹の神獣に、レッドは思わず声を上げた。
レッド「し、神獣....!?」
フレイ「全く、フレイと呼んでくれて構わないぞ?」
レッド「じゃあ....フレイ。これはまさか....」
フレイ「ご明察の通り。これは異変だ」
レイラ「....むぅ....」
フレイはそのまま淡々と続ける。
フレイ「君たちにとって最初の任務だ。今回は俺たちも同行する。
まずは状況整理だ。他の生徒や教員は?」
レッド「みんな息はしてる。でも、返事はなくて」
フレイ「ふむ....意識を失ったというより、眠らされている状態だな」
レイラ「そうなの....?」
ミズリー「さっき学校全体を見てきたけど、そんな感じね」
レッド「じゃあ、俺たちのすべきことは....」
フレイ「分かっているだろう? エレメンターとしての責務を果たすんだ」
レッド「これを....終わらせるには....」
ミズリー「もちろん、元凶をどうにかするしかないわね」
フレイは窓の外を見やり、低く告げた。
フレイ「元凶の力で、この学校は閉ざされた空間と化している。
外側には強力な結界が張られ、完全に隔離されている状態だ」
レッド「その元凶を倒せってことか」
ミズリー「そうよ。レイラは私と、レッドはフレイと行動するわ」
レイラ「....え?」
フレイ「別々に動く。任務の基本を覚えるためにもな」
レッド「....分かった。行こう」
こうして二人は、それぞれの神獣と共に動き出した。
胸の奥に宿るのは、不安と――それ以上に強い決意。
“自分たちの番だ”
その思いだけが、足を前へ進ませる。レッドとフレイは校庭へ。
レイラとミズリーは校舎内へ。レッドは結界の調査を進めていた。
レッド「....ほんとだ。これがあるから外が暗く見えたのか」
フレイ「結界で間違いない。だが....よくここまでのものを張れたな」
レッド「....人の仕業....?」
フレイ「まぁそうだ。これほどの結界を張れるのは、“あの組織” だけだ」
レッド「組織....? あぁ、なんか言ってたような....」
フレイ「よく覚えていたな。これはその人員の仕業だろう」
レッド「外の状況は分かった。校舎に戻って元凶を探そう」
フレイ「あぁ」
その頃、レイラたちも校舎内の調査を終え、元凶の捜索に移っていた。
だが、この学校は広い。迷宮のような構造が、今は仇となる。
そして――異変は向こうから姿を現す。校庭の空気が、黒い煙のように歪んだ。
レッド「……なんだ……?」
煙の中から、骨の軋む音が響く。
|竜牙兵《スケルトンゴーレム》「……Luuuurrrrr……Guuuaaaaaaaa……!」
骨だけで構成された巨体。
顔の部分には動物の牙を無理やり組み合わせたような異形の面。
その存在だけで、肌が粟立つほどの寒気を放っていた。
レッド「....何だこの声....耳の奥に響く....」
フレイ「ほう....竜牙兵か。久しぶりに見たな」
レッド「こっちへ来るぞ!?」
フレイ「君はエレメンターだ。あんなやつに怯える必要はない」
レッド「....でも、気味が悪すぎる!!」
フレイ「やつのランクは〈F〉。最弱クラスだぞ?」
レッド「らんく....? なんだそれ....」
フレイ「....ふぅ。また説明が必要だな」
レッド「ど、どうする....?」
フレイ「まずは――準備だ」
その瞬間、レッドの身体が淡い光に包まれた。
光は服を形作り、炎を思わせる色と模様が浮かび上がる。
体の奥底から、熱が湧き上がる。
まるで血液の代わりに炎が流れ始めたかのような感覚。
レッド「....これは....」
フレイ「着心地はどうだ? それは**『スキルスーツ』**だ」
レッド「スキル....スーツ....」
フレイ「君の体には炎のエレメントが流れている。
これはその流れを整え、力を最大限に引き出すための戦闘服だ」
レッド「....すげぇ....」
フレイ「そして、もう一つだ」
フレイが手をかざすと、光が収束し、一本の剣が姿を現した。
それは、ただの武器ではなかった。
神が創りし武器――**`〝神創兵器〟`**呼ばれる。
フレイ「四大神器が一柱。炎の神剣――
**『|神託す冠華の灼焔《フレアノヴァ》』**だ」
レッド「フレア....ノヴァ?」
その剣は、天から降り注ぐ光そのもののように輝き、
刃には万象を貫く真理の力が宿っていた。
見る者すべてを圧倒する神威。触れることすら躊躇うほどの神聖さ。
レッドは息を呑むしかなかった。そして、フレイは静かに告げる。
フレイ「では――神直々に命じよう。
レッド、この神剣を以て、俺に君の力を見せてみせろ」
そして、フレイは最後にひとことだけ付け加えた。
---
--- **「今まで紡がれてきた、あの`“|想い《人》”`のように__ 」** ---
---
**本編 第6話「閉ざされた学校」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「待って、今気づいたんだけどこの更新ペースだいたい月イチじゃ....?」
レッド
「あぁ〜確かに。ちょうど約5ヶ月前から始めてたもんな」
作者
「1ヶ月に1話....?オワッテルッテ(^ω^)」
レッド
「たまに『もっと早くこのサイト見つけられたらぁぁ!!』って言ってたよな」
作者
「マジでそう思ってる.....」
レッド
「まぁまぁ、続けてるだけいい方だよ。すぐ失踪するよりかは......ね」
作者
「ほんと......ここまでこれてるのは見てくれてる皆さんのおかげです........!!」
レッド
「作者に付け足して.......これからも俺たちをよろしくな!」
レイラ
「よ〜ろ〜し〜く〜!!(ง⁎˃ ᵕ ˂ )ง⁾⁾」