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1分前
久しぶりなんで下手だと思います。
許せ…
「ねえ」
付き合って3年となる彼氏は唐突に切り出した。
彼はいつものように、世界一真っ直ぐに世界一大好きな目を向けてきた。
「今だから言うけどさ……
結婚、しない?」
そう、恥ずかしそうに、俯きながら彼は言った。
徐にポケットからオレンジ色の宝石のついた華奢な指輪を取り出してきて、なんだヘタレかと思ってたけどちゃんと準備してんじゃん、と感心した。さては背中を押されたか。
そう、彼はまさしく『ヘタレ』だった。両片思い状態を脱したのも、同棲を言い出したのも私。真っ直ぐな思いを向けてくれているのはわかるのだが、恥ずかしがってなかなか思いを表せていないのだ。
私は彼と指輪を正面から見て、少し笑った。
「おそいじゃん。早く言ってよ。……ふふっ……」
そっと手を差し出す。彼は、え、というように目を見開いた。
「?、付けて」
そう促すと、彼は赤面しながらも私の薬指に指輪をはめた。
「じゃあ、結婚式、する?」
そう提案すると、彼は「どうする……?」と聞いてきた。
「まあ神父さんとかは要らないでしょ。多分。
とりあえずさ、手繋ご。」
そう言って、私は彼に手を差し出す。オレンジ色の指輪のはまった手。見れば、彼の薬指にもお揃いのものが光っていた。
指を優しく絡めると彼が恥ずかしそうにするのはいつものこと。
これだからもう……
まあ、そういうところに惹かれたのも事実だし。
じゃ、と切り出す。
結婚式なんてこんなもんだろ
「あなたは、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、地球が終わる時も。
私を愛していますか?」
「……はい。」
「ちーがーうー!ほらもっと別の言い方があるでしょ?あ、ちなみに私は愛してる!」
やけくそ気味に叫んで彼を煽る。ほら早く言えよ。
「……愛してる。」
「……ごめん、あと12秒。」
本当、遅かったんだから。
地球滅亡への秒読みが始まったところで。
あと12秒で、数えきれない核爆弾が降り注いで、私達が粉々になって。
そんな時に結婚を切り出すなんてね。
まあ、いいんだよ。
「……ほんと、幸せ。」
「僕もだよ」
後1秒。
やばい、世界観がわからない← 一応作者…のはずのやつ
いやだって、地球滅亡秒読み状態…
イメージとしては、ラジオかテレビかなんかで、絶望的なカウントダウンが放送されてる……みたいな。いやなんだそれ。
こういう話書きたかったんです。
書きたいことが先走った感が……
久しぶりなんで大目に見て欲しいです……
ここまで読んでくれてありがとう!
ばいびる〜