公開中
#2.
「……またあの時の記憶か……」
「…司くん?何か言ったかい?」
「…なんでもないぞ!」
いつからだろう
毎回こいつらとショーをするたびにフラッシュバックする
幼少期の記憶
「……はぁ…」
「…だめだ…オレがこんなに暗くなってどうする…」
「オレはみんなを笑顔にしなければ…な…!」
「あっ!司くーん!!突撃わんだほーい!!!」
「あ゛…!?ちょ、急に突っ込むなとあれほど…!」
あぁ…体が痛い…
「何してんの…というかうるさい…黙ってくれる?」
…もう少し…優しく言ってくれないか…?
「司くん…今日はこの装置で…♪」
……痛いのは…嫌だ
「まったくお前らは…」
「というか、今回のショーも嫌な予感しかしないんだが…!?」
オレのことも気にかけてくれよ…
いたい
くるしい
つらい
オレのことも…考えてくれ…
「咲希?なんだか機嫌がいいな」
「明日ね!いっちゃんたちとショッピング行くんだ!」
「気になってたコスメも買うし…楽しみ〜!」
「…そうか!楽しんでこいよ!」
「うん!」
そうだ
オレがいなくても
一歌達がいるじゃないか
笑顔になってるじゃないか
「オレは…いらない子…?」