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【4話】呪われた屋敷【人形だらけの遊園地】
⚡️「また殺されたか…」
❄️「誰がいませんか、?」
周りを見るとゆあんくんがいなかった
🦖「てことは…」
俺たちは台座を見た
そこには、のあさんの隣にゆあんくんの人形が置かれていた
🦊「ゆあんくん…」
無邪気な笑顔の人形を見て、
胸が痛くなった
---
❄️「どぬくさん、さっきのところ戻りましょう」
るなが前を歩く
その背中は小柄だったが、
俺よりも逞しく見えた
🦊「るな、、」
❄️「絶対皆んなで帰るんです」
❄️「…絶対」
声が震えているように聞こえた
カランカラーン
カフェの扉を開けてカウンターに向かう
🦊「えっと、、あ!あった!」
床に落ちていた日記と謎の紙を拾って眺める
❄️「うーん、、やっぱり謎は何度見ても分かりませんね」
🦊「こういうの得意そうな…もふくんとかたっつん辺りに聞いてみよっか」
俺たちはこの2つを持ってカフェを出ようとした
❄️「あ!!どぬくさん!まだ日記見てない!」
🦊「え?…あ!」
完全に忘れてた!
俺は近くにあったテーブルに紙を置いて、
日記を開いた
題名は「*私の人生①*」だった
「*2008年7月24日*
*今日はお客さんが沢山来てくれた。最近は街でも話題になっているらしい。夢だった遊園地の経営。毎日が楽しくて賑やかで、輝いていた。来月はテレビの取材が来るらしい。来るのは確か、ヨツバさんっていうアイドルだったような…。凄くかっこいい人なのは知ってる。楽しみだな*」
「*2008年8月15日*
*今日はテレビの取材があった。ヨツバさんに生で会うのは初めてでとても緊張した。見た目も良かったが、中身も素敵だった。優しくて気遣いのできる人だった。最初はユリアさんと呼んでいた彼も、最終的にはユリちゃんと呼んでくれた。彼と仲良くなれたので、電話番号を交換した。今度また会えたらいいな。*」
日記はページが破られていて、
一部の日付のものしか読むことができなかった
ユリア、というのがこの日記を書いた人なんだろう
ヨツバ…って昔大人気だったアイドルだよな、?
死んじゃったらしいけど、、
❄️「続きまだありますね…」
俺はページをさらにめくった
「*2008年10月31日*
*私はヨツバさんと内緒でお付き合いをすることになった。このことが世の中に溢れてしまったら何が起きるか分からない。少し怖いけれど、好きな気持ちはお互い変わらないから…。クリスマスに出かけようかな。*」
「*2008年12月24日*
*ヨツバさんとクリスマスマーケットに行った。かなり変装してきたはずなのに、建物の奥からカメラが覗いていて、「駄目だ」と悟った。きっと明日にはこのことが公になっているだろう。どうして私たちの幸せを奪うのかな。*」
日記はここで終わっていた
❄️「付き合ってることが記者にバレたってことですかね…」
🦊「ヨツバは当時大人気アイドルだったからね…」
🦊「バレたらその後のことは…ね、」
俺はあえて伏せたが、
るなは何かを察したかのように顔を伏せた
❄️「皆んなに情報提供しに行きましょう」
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🌷「…いました?」
広場から周りを見渡す
🦖「うーん、、あ!いた!」
🦊「遅くなってごめん!」
俺たちは皆んなで情報交換をすることになった
🦖「ヒロくんと俺はメリーゴーランドの探索に行ったよ」
🦖「そこで、ハートの鍵と黄緑色の風船…、新聞を見つけた」
俺は新聞をみんなに見せた
🌷「ここって結構人気だったんですね」
新聞を読んだなお兄がそう呟く
一昔前は大繁盛だった「カキツバタンダーランド」
それがどうして呪いの遊園地になったのか…
👓「だね」
考えてもキリがなかった
🍫「じゃあホかは?」
🐸「俺は黄色の風船とこの新聞」
シヴァさんが出した新聞を全員で読む
⚡️「こいつがヨツバ、か…」
たっつんが1枚の紙を見ながらつぶやく
🐏「それは、?」
🌷「絵です。子供が描いた家族の」
幸せそうな家族だった
笑顔で手を繋いでいた
❄️「ユリア…おかあさんと、ヨツバおとうさん、、」
🦊「やっぱりこの2人結婚してたんだ」
意味深なことを言う2人に視線が集まる
🍫「ソレってどういうコト?」
❄️「えっと、、謎が書かれた紙と日記を見つけたんです」
❄️「日記はユリアさんが書いたものかと…」
ぼろぼろになった日記を読む
🦖「ふーん、、2人は付き合ってそのまま結婚したんだ…」
⚡️「そして、アセビちゃんを産んだ…」
👓「何年か経って、、これが起きたんだね」
もふくんは新聞を皆んなに見せた
それを見た俺たちは言葉を失った
🐸「お、おい…嘘だろ、?」
🦖「…死んだ、?いや、殺された…?」
🍫「いったいダレに、?」
沈黙が続く
衝撃の事実に頭が混乱しているんだ
🌷「僕、、気づいてしまったかもしれません、」
なお兄が青ざめた顔で言う
🐏「なおきりさん、それって何…?」
🌷「それは__。」
`殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ`
脳内に響いてくる声
その声が聞こえた瞬間、
??の意識が途絶えた
あーそーべ〜♪
あーそーべ〜♪
お人形あそびしーましょ〜♪
あなたをわたしが♪
`オニンギョウニシテアゲール〜♪`
園内に響いたその音楽で、
俺たちは更なる恐怖に襲われることとなる
おつなこ!!!