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episode3
セーフよりのアウト(?)
寮を抜けると、広めの食堂らしきところがあった。
「ここでご飯が食べられそうだね。」
タッチパネルを押すと番号が出て来て、その番号と引き換えにご飯が食べられる仕組みになっていそうだ。
食堂の掲示板にフロアマップのようなものがあった。
「今は、、2階の端っこら辺だね。」
「…次は、一階に降りてみよう。」
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階段を降りると、眩しい朝日が目に入った。
「窓が沢山あるね。」
綾は眩しそうに目を細めた。
階段近くには教室が一つ、一番奥には靴箱と談話室、真ん中は休憩スペースの様なものがあった。
「ソファーめっちゃふかふか!あ、入口があるけど…今は外に出られないみたいだね。」
「……3階にいってみよう。」
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3階は全て特別教室だった。
「右から理科室、音楽室、美術室、家庭科室、左にパソコン室、外国語教室、図書室があるねー。」
「…特に授業をするわけでもないのに。」
「うーん…何に使うんだろうね。」
その時、後ろから2人を呼ぶ声がした。
「あ!綾ちゃん、愛友ちゃん!!」
「ん?…藍莉ちゃん、だっけ。」
「そう。羽狩 藍莉。覚えててくれてありがとうね!」
その子、藍莉は元気に自己紹介をした。
「あっ!そうそう、藍莉ちゃん。聞きたいことがあるんだけど、いい?」
「ん?なに?」
綾は真剣な表情で聞いた。
「前回の記憶って…残ってるの?」
藍莉は微笑する。
「なんだ。そんなことか。……何にも覚えてないよ。」
「…そっか。ありがとう。じゃあ、またね。」
そう言って綾は愛友を連れて階段を降りた。
「…信じなくても、良いよ。」
藍莉の独り言が廊下に響いた。
特別教室の中でない教室があったらすみません。