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公開中

どうせ俺はゴミカスな人間だ。

「西鉄バスジャック事件」という当時17歳が起こした少年Aによる凶悪事件をご存じだろうか。 少年Aからわかる通り未成年である。 彼はバスジャック前、ネット掲示板に犯行予告とされる書き込みがなされたことで、マスコミは聞きつけ焚きつけ、亡くなられた遺族の方々に突撃取材をしてとても顰蹙を買ったらしい。 そんなことは今でも同じなのでどうでもよくて、どうして少年Aがバスジャックをしたのか。 というのが、根本原因は現実世界からの排斥、続けてネット世界からの排斥。この二つの排斥により拠り所を失い自暴自棄になって犯行に至ったとのこと。 中学校生活はいじめに遭っていて、その反動で家庭内暴力をしていた。加害者側の家庭内暴力だった。 いじめや排斥はよくないと言われているが、現実は集団の輪を乱す悪者を懲らしめるという意識の下で排斥は行われる。 社会に排斥された者は行き場を失い、その鬱憤は家族に向けられることになる。 そして、家族からもつまはじき物として排斥され、彼はネットに逃げ込むようになった。 そしてまたさらに、ネットからも荒らしとして見られ、同様に追い出されてしまった。 こうして完全に排斥された彼は、行き場を失い、排斥した存在に、つまりこの社会に生きる人すべてに憎悪するようになってしまった。 事件を起こす3か月前、某ネット掲示板にて。「キャットキラー」と名乗っていた頃の17歳少年の書き込みを一つ紹介する。
キャットキラー登場! https://www.ne.jp/asahi/9906947/xb71/catkiller.html ※URL先飛んでみると分かるんですけど、蓋を開けてみると本人の書き込みではなく、別の荒らし(偽物のキャットキラー)が書いた作品とのこと。 ネット掲示板の住民は、当時荒らしだった本人(少年A)を煽るために作ったようです。この程度の文章、誰でも作れるということですね。 しかし当時のTBSやテレビのワイドショーでは堂々と載せ、この作品こそ「少年A」の性格がにじみ出ていると結論づけています。YouTubeの解説動画などもそうです。裏取りが甘いのです。 たしかに、よく考えればこんな文章書けるならバスジャックとかやらないよな。わかるわかる。 総じてマスコミの印象操作が、いかによくないのかがわかる、逆転の一品となっています。
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