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5 天海 空瑚
|天海《あまみ》 |空瑚《うろこ》は、朝に弱いなのです。
夜は元気でいられるので、月夜さんは天海のことを考えて、依頼を夜用に考えてくれるなのです。
天海「天海、みんなにメーワクかけてるなのです……」
人とお話するのも苦手で、朝も苦手で、高校のころは定時制の高校に通っていたなのです。誰とも話せなくて、たぶん高校時代に話した言葉は1000文字もないなのです。
今日は配達で依頼が来ているなのです。
ターゲットさんは、警察をお金で黙らせて悪いことをしてる悪い人らしいなのです。
警察は天海たちを守ってくれるなのです。だから、警察を操るなんて駄目なのです!
天海「……天海、改め『人魚姫』、がんばるなのです‼」
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最近はあんまり運動してなくて、徒歩移動で足が痛くなってるなのです。
ターゲットさんのお家に着いたなのです。意外と近くなのです。
悪い人が近くに住んでるなんて、ちょっと怖いなのです。
けど、天海がその悪い人をやっつけるなのです!怖気づいたら駄目なのです!
そ~っとお庭に入って、おとなしい野良犬さんを放してあげるなのです。天海はそれを確認して外壁沿いに裏口に回るなのです。
「庭から音がしたぞ!」「侵入者か⁉」
裏口の警備はこれで外れるなのです。
ついでに小毬さんの情報では、裏口の警備員さんは大の犬好きらしいので、野良犬さんをしばらく愛でていてくれるなのです。
裏口から入れと指示があったのは、鍵をかけない不用心な警備員さんだからもあるなのです。
そ~っと家に入って、すごく広いことにびっくりしたけど、地図を見ながらターゲットさんのお部屋に近づくなのです。
お部屋でターゲットさんはテレビを見ながらワインを飲んでいたなのです。
天海は影が薄いなのです。動かなければ見ていても気づかれず、動いても見ていなければ気づかれないってレベルなのです。
後ろから近づいて、持ってきたナイフで首のうしろあたりを引っ搔いたなのです。
ターゲットさんはあっけなく死んじゃったなのです。
天海は窓から裏口を見たなのです。
天海「まだ警備員さん戻ってないなのです……不用心にも程があるなのです!」
けれど、この仕事をやってる天海たちにとって「不用心」ほど好都合なものはないなのです。
いつ戻ってくるかわからないので、頑張って証拠隠滅のおふたりに電話しなきゃなのです……!
冬月「はーい!メルヘン証拠隠滅担当でーす‼」
よりにもよって波長の合わない|太陽《冬月さん》が出てしまったなのです……‼
天海「あ、あだ、あの、あの、えーっと、あ、あまっ、あま天海なのですぅぅっ‼」
冬月「やっぱあまみーか!どしたの?仕事終わったー?」
天海「え、あ、え、はいなのですっ!しょ、しょーこいんめつをお願いしますなのです!」
冬月「りょーかいでーす!あまみーは先戻っててねー!じゃねっ‼」
電話が一方的に切られ、安堵の息が漏れたなのです。
やっぱり、人とお話するのって苦手なのです……。
#なのです構文
#天海構文
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