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入学・個性把握テスト2
ころけん
ゆさゆさと揺れる感覚で意識が浮上してきた
#糸菜#「・・・ん?」
耳郎「あ、やっと起きた。ひさしぶり覚えてる?」
#糸菜#「・・あ!!響香!ひさしぶりー!おはよう!」
耳郎「ん、おはよう、やぁっと起きたね。何回読んでも起きないから焦ったよ」
「なんか担任の先生来て、グラウンドに急いであつまれってさ急ご」
#糸菜#「そうだったんだ!いやーなかなか起きれないから困ったもんですなー」
響香に急かされて急いで更衣室へ
体操服に着替えてグラウンドへ、雄英の体操服面白い柄してんねー
「「「「「「「個性把握テストぉぉぉ!?」」」」」」」
響香とグラウンドに着いて話ししてたら大きな声が聞こえて方がびくってなった
てかめっちゃ声重なってたね、仲いいね
先生の方へ顔を向けると・・・口が閉じれなくなった
え????なんでいるの???
イレイザーさん
ココにいるってことは教師ってことだよね?本当だったんだ、・・ん?待てよ
#糸菜#「響香、響香、担任の先生ってあの人?」
耳郎「そうだよ、黄色の寝袋に入って登場したと思ったら先生の典型みたいなの言われて体操服来てグラウンド集合だとよ」
#糸菜#「ちなみに典型ってなんて言ってたの?」
耳郎「えっとね『はい、静になるまで8秒かかりました』ってさ」
#糸菜#「おぅまじか」
会話をしている間説明してた個性を使って体力テストをするらしい
そしたら誰かだおもしろそー!って言ったらイレイザーさんの雰囲気がちょっと変わった
相澤「面白そうか…ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し除籍処分としよう」
えええええええええ!?!?うそうそうそ初日から除籍処分とかつらすぎる
そんなことを思っていても先生の話は進んでいくもんで
相澤「生徒の如何は先生の自由。ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ」
麗日「最下位除籍って入学式初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽すぎる」
茶髪のボブの子が講義してる、まぁ私もそう思うよね
相澤「自然災害、大事故、そして身勝手なヴィランたち、いつどこから来るかわからない厄災、日本は理不尽にまみれてる。そういうピンチを覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間、雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。さらに向こうへプルスウルトラさ。全力で乗り越えて来い」
理不尽ってめちゃくちゃ思うけど大好きな人にそんなかっこいいこと言われたらやる気がでるわけで、最下位にならないように尚且つみんなに負けないようにこの風糸を使ってがんばります!
50m走は風糸はあんまり使えないのでめちゃくちゃ頑張って6秒58
風糸は得意不得意が激しいから悩みどころ
握力は風糸巻き付けて手を添えて風糸だけ手に戻す(途中で糸を切ることもできるし手のひらに戻すことも可能)そしたら・・・・・握力計壊れた★響香と二人で放心したよね・・・
そんな感じでやっていって持久走が運動場のトラックの真ん中に糸で頑丈な木みたいなの作れないかなって思ってやってみたらなんと!できちゃったんだよね!私天才かな
その作った木に手のひらから出す糸をくくりつけて遠心力で走ってみると早い早いでもみんなの邪魔にならないように内側走ってると横をすご勢いで通り過ぎていった子がいた。体からなんか作ってた子だいやさ・・でも・・バイクはずるくない!?流石に勝てないよ!
そんなこんなで体力テストおしまい
ちなみに順位は4位でした悔しい
最下位除籍は合理的虚偽らしい、いや〜イレイザーさんは嘘が上手だね
なんか途中でイレイザーさんに言われてた男の子は最下位だったらしくて合理的虚偽って言われて隣で消えそうなくらい驚いてたから声かけようか迷ったけど、スルーしました。まぁ人見知りだからね
響香と友達になれたのも入社試験後のアドレナリンがあってこそもう一生あんなコミュ力は訪れないのです。
相澤「これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ」
イレイザーさんはそう言って帰ってしまった
ちょっとだけ覚えてるか聞こうか迷ったけど8年前の小さな事件を覚えてるほど細かいようには見えないし覚えてもらってなかったときのショックが大きいと思うから聞けなかった
耳郎「#糸菜#ー何してんのー?早く着替えよう」
#糸菜#「・・・オッケーすぐ行く!」
私弱虫だな・・
ちょっと凹みながら着替えてると同じように着替えていた女子たちが話しかけてきた
芦戸「ねぇねぇ!体力テスト見てたよ!すごい個性だね!!」
#糸菜#「・・ひっ!」
葉隠「あー!!私も見てた!握力計壊れたのすごかったね!」
#糸菜#「えっ」
八百万「あの・・わたくしも持久走の時、遠心力を利用しているのすごく良いアイデアだと思いましたの!」
蛙吹「ケロケロそれ私も思ったわ。よかったらお友達にならないかしら?梅雨ちゃんと呼んで」
麗日「えー!ずるい!私も友達になりたい」
#糸菜#「は、え、ちょ」
囲まれてしまった!どうしようみんな近い!人見知り発動しちゃった!助けて響香!
横目で響香を見ると驚いて固まってるようだった。何してんの!
ピンクの肌の子がどうしたのー?って顔を覗き込んでくる。近いこわい近いこわい
ちょっと涙目になった頃響香がはっとして助けてくれた
耳郎「ちょっどうしたの?うちと会ったときそんな感じじゃなかったじゃん」
#糸菜#「あ、あのときはアドレナリン出てたから人見知りする暇もなかったから・・!」
耳郎「そうなんだ・・慣れたら平気?」
#糸菜#「まぁ慣れたなら」
芦戸「オッケー!慣れたら大丈夫なのね!じゃあそれまでちょっとずつ話そー!」
#糸菜#「あ、ありがと・・」
ぎゃあああああああコミュ力やばい!陽キャこわい!目を合わせらんない!
響香にしがみついて泣きながら震える
耳郎「そんなにか・・うちともあんま目合わせないもんね」
と背中ぽんぽんされた
八百万「泣いて震えてますわ・・」
蛙吹「よっぽどの人見知りなのね・・仲良くなれるのはもう少し先になりそうだわ・・」
麗日「かわいいし早く仲良くなりたいなー」
葉隠「私も私もーどのくらいまでなら平気かな」
芦戸「まぁとりあえず目を合わせるとこからかな・・あたし目も合わなかった」
耳郎「えーっとみんなごめんね、ゆっくりだといいみたい」
芦戸、葉隠「オッケーゆっくりね」
芦戸「仲良くなったらいっぱいハグしよ・・」
葉隠「あたしも・・耳郎ちゃんだけずるい・・」
とりあえず初日終了