公開中
Prologue&1話 拾われた
大雨の中私は立っている。まるでこの世界に一人きりを表すように。
一人きりはわかっている。家族にも見捨てられ、学校も何もかも
信じられない。わかってるのに人を信じたい。なんだっけ?この気持ち
あぁ。もう感情っていうものがわからない。
これは私が感情を取り戻す物語だ。
---
1話
---
今日も大雨。大雨は憂鬱で低気圧だ。頭痛がする。でも痛いってなにか
わかんない。殴られても蹴られても泣いてはいけない。そう叩き込まれた。
私は人形。そういうように生きる。一人は淋しい。淋しいなんて捨てなきゃ。
感情なんかあったら…、また虐められるから。コツコツ。足音が聞こえる。
私を助けてっ!咄嗟にそう思った。助けてくれないとこのまま私死にそう。
1週間何も飲食してないんだよ!褒めてよ!
---
人影がおる。れるは不思議に思う。こんな大雨を傘もささずに居るんやから。
「君、名前は?」
---
「君、名前は?」
嘘でしょ!こんな私に名前を聞いてくれるなんて、あれ?名前ってなん
だっけ?名前…、えっと…、
「#名前#です。」
手が伸びる。叩かれると思い謝罪を口にしてしまった。
「すいません。」
しかし貴方は軽く笑みを零し
「なに謝っとんねん。れるは一星玲瑠。」
そっと私の頭を撫でながら名前を教えてくれた。私は彼に信頼したのかな?
「ついてきて。」
「なぜでしょうか?あ、すいません…。 」
反抗的な態度を取ってしまった。謝罪もしてしまう。玲瑠さんは気にせず
「れるたちの家や。」
そう口にした。その後私が雨の中外にいた理由、すべてを話した。
なにも口を挟まずに聞いてくれた。
「長くてすい…、」
謝罪を口にしようとしたとき、
「謝らんといてや!れるが悪い見たいやんwww」
笑顔で言ってくれる。
「着いたで。」
大きい豪邸。すごい広い。こんなところに私が住んでいいの?中には4人の
男性がいた。赤髪で白の花のヘアピンの男の子、オレンジ髪で首に💤の
タトゥー入りの男性、大食いしてる紫のピアス付きの男性、緑髪で勉強してる
男性。
「えっと…、」
「はじめまして、お嬢さん」