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魔法少女 月下のセレナーデ4月詠朔夜
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昨日、天璃が交差点でぶつかってまたもや逆少女漫画展開を引き起こした相手が転校してきた。
「君、昨日ぶつかった子だよね。僕よく見てなくてごめんね。怪我はなかった?」
端正な顔立ち、透き通るような白い肌、黒目がちな綺麗な目…まさかのイケメン降ってきた〜!
「だ、大丈夫です。まさか同じクラスなんて…わからないことなんでも聞いて!これからよろしく!」
直視できない!麗しすぎるだろ!!朔夜は田中さん(仮名ゴンザレス)の隣に座って微笑んでいた。
席変われェ!と田中に念をかけながらドキドキする自分の胸をみる。生きてるんだな、私。
「月詠さんは部活動は帰宅部、委員会は文化委員ね。同じ委員会の月城天璃さんに詳しくは教えてもらって。」
急に名前を呼ばれて天璃は朔夜をみた。朔夜がこっちこっちと手を振って来るので小走りで向かう。
「文化委員ってなにするの?」
「簡単に言うなら文化祭の準備とか本番の進行とかかな。月詠くんはまだ委員会出てないけど夏休み入っちゃうね。買い出しするんだけどどうしよう…」
「ん?じゃ一緒にいこ、いつひま?」
え!展開早くないですか?デートこんなさくっときまるの?モテる人は違うなあ。
スタイルのいい彼の黒髪を見上げながら心は弾んでいる。
「え、!てんがデート?!いや仲良さそうとは思ったよ!今日も一緒にいたしね!はやくいってよー!」
「天璃、あの人音羽は好きじゃない。大きくなったら女たくさん作って浮気して刺されるのよ」最近はよく3人で帰っている。
「偏見はだめー、と、とりあえず!そう言うことだから!みんなは好きな人いないの!?」
「好きな人〜?みんなはとか天璃は朔夜を好きなの認めちゃったじゃん、笑笑。でもライバル多そうだよー!」
音羽もいじれるネタを見つけたとコクコクうなづく。
「音羽は好きな人いない」
「えー?2人とも私が一番好きだからだよねー?」
だる絡みすると音羽は満更でもなさそうに頬を染める。
「そうは言っても今日で学校終わりかー、家で推し活するくらいしかやることないなぁ」
ふと見上げた空に亀裂が入り急に紫色の光が降ってきた。そのまま光は3人を包み、
「なに!?」
「…っ!」
「わあ、光?!」
突如3人の体に光の粒が吸収され「選ばれたものがもつ魔法の力」が流れ込んでくる感覚を持つ。
「…魔法の力…?」
「そんな感じ…する……」
「なんか大変なことになっちゃったね!」
無邪気に笑いながら琥珀がいう。
「ただの夏休みにはならなそう…」
天璃はこれからに一縷の不安と退屈な日々をひっくり返すようなことを期待していた。
朔夜や魔法の力など最初の退屈な日々は一変して波乱の日々になりましたね。