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童話学園 第2話。
友達になろうと雪から持ちかけられたアリス。どうするのか。
「・・・ほぇ?」思わず口に出してしまっていた。いや、いきなりなもんだからびっくりしたのだ。
「・・・駄目?」白河さんが悲しそうな顔をする。
「・・・あぁ、もう!」いきなりグレーテルが立ち上がった。「ほんとにアリスはコミュ障なんだから!あのね白河さん、アリスコミュ障なの、ごめんね?でも友達は欲しいタイプだから、そう言ってもらえると嬉しい人なの。良いよね?アリス?」そのとおり!よく言ってくれたグレーテル!
ものすごい勢いで首を縦に振る。ぱぁっ、と、白河さんの顔が明るくなった。「ほんとに!良いの!?じゃぁ私のことは雪って呼んで!代わりに私も国木田さんのことアリスちゃんって呼んでいい?」「もちろん///」
「やったね!」「白河さん、私も友だちになってほしいな!」「わたしも!」グレーテルと美々が手を上げた。「良いの!?やった!二人のことも名前で呼んでいい?」「「いいよー!」」「嬉しい!転校してすぐに友だちができた!」白河さんがキラキラのオーラを放つ。
「楽しそうだねぇ」「そうだね」それを離れた席から、|赤頭茜《あかがしらあかね》と、
|大神悠《おおかみゆう》が優しく見守っていた。
「あの人達は?」白河さんがあの二人を見る。「あの二人は茜ちゃんと大神くんだね、二人は恋人同士なの」グレーテルが素早く説明する。「そうなんだ!」白河さんが恋人の部分に反応する。「あの二人は学校のことに詳しいから、学校のことで私にも分からなかったときは、二人のどちらかに相談したことが良いかもね」クラス委員長のグレーテルでもわからないことを、あの二人が知っている。
誰にでも分け隔てなく接する、人間の鏡のような人なので私も話したことがあるけど、そんな一面があることは知らなかった。少し興味が湧く。
「でも・・・」美々がグレーテルの後に続けるように少し呆れた顔をした。そのとき、視線に気づいた赤頭さんがこっちを見て、「ねぇみんな!ポッキー食べよ!」・・・「自由人すぎるのよね〜」美々が苦笑して、ポッキー食べたいと近寄っていく。
確かに赤頭さんは赤いパーカーのフードで顔が隠れていて口元しか見えないし、大神君は丸メガネを掛けているので目元が見えず、真意がわからない時がある。
「まぁいい人たちだから、警戒はしなくていいと思うけど」グレーテルがアリスの様子に気づいたように、ぼそっと呟いた。
不思議ちゃんを出したかったのだぁ