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第2話「反乱 BTS ver.」
【登場人物】
BTS:韓国の男性アイドルグループ
私:日本生まれ韓国在住の19歳大学生。
(家族構成)両親は中3の頃に離婚し、母とソウルで二人暮らし。
(身長・体重)身長164cm、体重✗kg
(推し)無し
(彼氏)無し
(夢)日本の小学校の先生になりたい。
(好きな色)紫
(趣味)料理、読書、掃除、散歩
(宝物)①両親と撮った最後の家族写真
②中学の頃好きだった男子からもらった腕時計。紫色。
(外見)眼鏡無し。黒髪で、ショートヘア(新垣結衣風)。大抵パーカーとジーン
ズとスニーカー。化粧無し、アクセサリー無し。
(性格)感情をあまり表に出さず、一人でじっくり考えることが多い。真面目 で頑固。滅多に泣かず一人で落ち込むことが多い。
*彼らが使う言葉は、表記は日本語ですが、実際は韓国語を使っています
「ジンヒョン、忘れ物ありませんか?」
「ないわ。ジョングクは?」
「僕はだいじょうぶです」
「ねえ、列車何時発だっけ」
「えっと確か、7時35分だったと思う」
「違うよテヒョン。40分だよ」
「35分だよ」
「いや、30分だ」
リーダーがきっぱりと言った。
「30分?あと15分しかないじゃないですか。急がないと…」
「乗り遅れても、5分後にまた次のが来るから大丈夫だよジミン氏ィ」
「あ、そうか」
何かと騒がしいbts一行は、閑静なソウルの街をソウル駅に向かって、ようやくてくてくと歩き出した。
「ああそういえば。事務所には僕から連絡しておいたから、心配しなくていいよ」
ナムジュンが振り向いて言った。
「え、事務所に連絡?なんて言ったんですか?」
テテの驚いた声が後ろから叫んだ。リーダーは、厳かに答えた。
「『お騒がせしますが、自分自身を探るための旅に、メンバー全員を連れていきます。当分戻ってきません。ワールドツアーまでには帰ります。』以上」
・・・沈黙。
「失踪やん」
ユンギが呟いた。ジンが吹き出す。爆笑する長男を白い目で眺めながら、リーダーは言った。
「でも思ったより驚かれなかった。マネージャーも僕らの最近の態度に異変を感じてたんだと思う」
ジンはようやく笑うのをやめた。
「僕らの態度、そんなにおかしかった?」
「確かに、何となくそわそわしてたと思います。ナムジュンヒョンなんか、しょっちゅう行ったり来たりしたり、よくわかんないことぶつぶつ言ってたし」
グクがジミンにバックハグしながら言う。テテはその様子をじっと見ながらからかった。
「ジョングクは、vlogの撮影日間違えたしね」
いやあれは、と急いで言い訳しながらグクが振り返る。
「ほんとに30日って言われたんだよ。嘘じゃないもん」
「やめろよ」
ジミンが苦笑してグクのジャケットの裾を引っ張った。
「armyは何て言うかなあ。僕らがもし、ワールドツアーまでに戻ってこなかったら」
ホソクが聞いた。
「うわあ、ニュース絶対見なきゃ。おいbtsが消えたぞ!って大騒ぎになるよ、きっと」
ジミンがグクをおんぶしながら楽しそうに言った。
「もうじき着くよ」
ユンギがそう言ってサングラスを掛けた。早朝なので人はまばらだが、スーパーアイドルなので顔は必ず守らねばならない。メンバーは全員それぞれ巨大なサングラスを掛け、帽子を深く被った。
「これじゃ、素行の悪いヒップホップグループだな」
ホソクがメンバーを見渡して笑った。
ナムジュンを先頭に、メンバーは堂々と朝のソウル駅内に足を踏み入れた。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
次回、第三話は「日常 私 ver.」です😆
どうぞお楽しみに!!