公開中
やっと本編進むって
えー二回ぐらい周って道草を食っていましたがやっと本編進みます!!
まぁ、後編からぐらいなんですけどね......
では、本編どーぞ!!
「うーん......」
皆様お久しぶり、高槻礼奈です。
今日は、朝海は友達とカフェに遊びに行ったので家に居ません。
有休を消化するために取ったはいいけど何もやることがない......
「よし、とりあえずヨガでもするか」
自分のベッドの上でなんとなくポーズをとってみる。
......暇だ。体感時間的には数分過ぎた気がするけどスマホを見ると一分も経っていない。
こういう時、ヲタクはどうするか。
答えは......
---
「やってきましたー!! ア〇メイト」
そう、ア〇メイトである。
ぬいぐるみからカード、ノート、ファイル、アクキー・アクスタ、ラノベ、漫画、同人誌まで何でもそろっているヲタクの聖地。
今日はちょっと足を延ばしていつも行っているところより大きめのメイトに来ました!!
とりあえず、物色しながら時間をつぶしますかね~
それにしても最近歌い手コーナーが増えた気がする。すと〇りとかいれ〇すとか。
「公式で犬耳がある!?」
そこは猫耳じゃないのかぁぁッぁぁあ。
......誰ですか?そっちかよって突っ込んだのは。
前半は一応私の日常編でもあるんだゾ?
チラッチラッといくつか棚を通り過ぎてヲタク......いや、腐女子の聖地に到着する。
BLコーナー!!!!!
「やはり天国ですわぁ」
思いっきり声に出たけど皆物色に集中してて気づいてないからOKということで。
それにしてもオメガバにサブドムにバース系も増えたなぁ~
いや~作者目線としても嬉しい限り。
いつの間にか手が三冊程の本で埋っていたことは言わなくても分かるはず。
とりあえずこのまま居たのでは金が溶けてしまうので即座に離れる。
次に来たのはぬいぐるみコーナー。このふわふわした雰囲気がたまらん!!
「おっっっっっっっ」
えー推しを発見いたしました。買います。
3000円?そんなんで臆してたら成人腐女子じゃねぇ!!(謝れ)
---
ということで、本日一日だけで1万使いました。
もう、明日給料日だし居酒屋行こ、あんまり酒飲んだらあれだけど、使い果たそ。
「こんちゃーす」
「お~礼奈ちゃん!!」
よく来る居酒屋兼定食屋『アサガオ』の看板娘のるりちゃんに迎え入れられました。
普段は定食屋の時に来るんだけどね。
「珍しいね~礼奈ちゃんが夜来るなんて」
「まぁまぁそれより、るりちゃん。シフトどんぐらい?」
メイトの戦果をチラッと見せながら聞く。
「よし、いますぐ上がりまーす」
「いってらっしゃーい」
反応が早いのはやっぱりヲタクならではなんだろうか......?
とりあえず、先に隅っこのテーブル席をとって注文でもしておこうかな~
「ヘイ、きやしたでぃ礼奈の旦那ぁ」
「旦那は草」
「それ。後、今団体の客きててちょっと注文の来るの遅くなるかもだって」
「戦果見るから大丈夫でーす」
「オケでーす」
まぁこの反応からも分かる通りるりちゃんも腐女子である。
因みに小説へ率直に意見を述べてくれる数少ない人でもある。
「よし、とりあえず大将~!生二つ」
「あいよッ」
ここの大将は気前が良いから好きなんだよなぁ。
さて、戦果戦果~。るりちゃんに漫画を一巻。私は小説を一冊読むことにしました。
あ、ブックカバーは掛かってるので大丈夫です。
「ヘイ。生二つだよ!!」
「センキュー!大将」
「こんなハゲタコに一々感謝なんて言わなくてもいいのに~」
「誰が、給料払ってやってるんだ!!この小るり娘が!」
会話内容はこんな感じだけど周りから見てとっても仲のいい上司と部下なんだよなぁ~。
うちの編集者ももう少し笑えばいいのに......。
いや、笑ったらそれはそれでホラー?
「ぷは~おいし~」
「あ、るりちゃん。私より先飲まないでよ」
急いで私も小説を脇に置いて飲む。久しぶりに飲んだけど意外と美味しいよね~。大学生の時はクッソまずかったけど。
チラッと横を見るともう一杯を飲み干して漫画を見るのに夢中になっているるりちゃんが居る。
な、なんて早い飲みっぷり!?ツマミ頼んでないのに......
「大将~生一つお代わり!!あとだし巻き卵と焼き鳥の皮二皿ずつ」
「めっちゃ頼むねぇるりちゃん」
「うん。だって礼奈ちゃんの奢りでしょ?」
おい、聞いてねぇぞ。私、奢りとは一言も言ってないぞ。BL漫画見せてるのに!??
「ほら~礼奈ちゃんも飲みなよ~」
「奢りじゃないからね!? 決して奢りではないよ!?」
あの~無視してビール飲みながら漫画見ないでください。
とりあえず飲んでツマミ食べよ。小説読も......
---
「朝霧君本当ごめんね。飲み会とかガラじゃないのに......」
現在、俺は正元課長他数人と飲み会という名の接待に居酒屋兼定食屋『アサガオ』に来ている。
普段、営業部でない俺は呼ばれないはずなのだが相手会社の女性社長の好みという事で駆り出されている。俺より来戸の方が適任な気がするのは俺だけなのだろうか。
「朝霧君はお酒飲まないの?」
噂の女性社長が俺に話しかけてくる。
「俺はそんなお酒得意じゃないしこの後車を運転しなきゃいけないので」
「あら、残念」
普通に引き下がってくれてよかった。
正直、お酒が得意じゃないのは本当なのだが車を運転うんぬんかんぬんは口から出まかせだからな。
取り敢えず早めに切り上げるきっかけでも欲しいもんだが。残業手当は出ないだろうし。
「正元部長、ちょっとお手洗い行ってきます」
「お願いだから!!先方さんが帰るまでは帰らないでよ!!」
正元課長が必死に手を掴んで言ってくる。課長も大変だよな......
ー
取り敢えずトイレは済ませたわけだがどうしようか。
因みに一応団体という事で貸し切りではないし、ちらほら客はいる。
一人で酒を飲んでいる者がいれば、恋人二人で酒を飲んでいたり、楽しそうだな。
カウンターに近い端の席を眺めると高槻がいた。
「あ、れんしゃーん!!」
「は?」
俺に気づいたのか高槻は寄って来た、が様子がおかしい。
呂律が回ってないし、酒臭いし、名前で呼ばれているし!?
「すみません、礼奈ちゃん!!」
高槻の連れか俺にすみませんと頭を下げている。
「い、いや」
「そうだよー!れんしゃんは私のしりあいだからさ~。ね~?」
「あ、あぁ」
肩に手を回しながら上機嫌で話しているんだがどんだけ高槻は酒飲んだんだ。
まぁ、テンションは変わってない気がするが。距離感がおかしいだけで......
「あの。知り合いなら礼奈ちゃん頼んでいいですか?」
「え」
「すみません!! ありがとうございまーす」
この状態の高槻を置いたまま行ってしまったのだが。
俺、一応仕事中なのだが。
「れんしゃん、お酒のまないんですかぁ?」
目、離した隙に酒飲んでるんだが。おい。
「高槻、それ以上酒飲むな」
これなら潰れられた方が楽……
「あれ?高槻君居たの?」
「ありぇ〜かちょうじゃないですか!」
「もう出来上がってるね……」
「俺じゃないですからね?」
「うん……」
「取り敢えず放って置けないし朝霧君送ってきたら?元々、接待乗り気じゃ無かったでしょ」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
取り敢えず、高槻の家……高槻の妹に電話するか。
「もしもし。姉ちゃんが何かしましたか?」
「酔いつぶれる直前になってる所発見して一緒に居た女性にヨロシク!!って頼まれた」
「はぁ......」
「とりあえず、家送りたいんだが」
「今、私居ないんですよね。結局友達の家に泊まることにしたので」
「じゃあどうすればいい?」
「朝霧さんの家にでも連れてけばいいんじゃないですか?」
「は!?」
「あ、私お風呂入らなきゃなので」
切れた。俺の家?
連れてったらほぼほぼなんか言われること確定だろう。
あーどうしろと!?
続
いやー。本当に本編出さな過ぎたので途中なんですけど許してください......
ファンレターくれたら早く出すんで!!
では~