公開中
空母いぶき~新第五護衛艦隊、始動~<第二話>
<注意事項>
・初心者なので本文におかしなところがあるかもしれませんが気にしないで下さい。
・この作品はあくまで二次創作で、僕の想像です。原作や現実と比べておかしなところがあるかもしれませんが気にしないで下さい。
・僕は軍事の専門家ではありません。(まぁまぁ詳しいけど…別にいいよね!)
・この作品は《《戦争美化》》を目的とはしていません。
「総員、衝撃に備えー」
爆発音が艦内に響く。しかし、
「被弾して…ない…のか?」
副長が不安そうに言う。
「もがみよりいぶきCICへ。大丈夫でしたか!」
「…大丈夫だ。ありがとう。先程のミサイル迎撃はもがみによるものだろう?」
「はい!自衛隊に新しく配備された装備、SeeRAMが役に立ちました!」
新しく第五護衛艦隊に配備された最新鋭艦、護衛艦「もがみ」の艦長が嬉しそうに言う。
すると、いぶき艦長が
「ソナー、潜水艦は?」
「だめです。逃げられました。」
「逃げた方位は?」
「爆発音に紛れて逃げられたので、わかりません」
「引き続き、対潜警戒を厳となせ」
「はっ!」
会話が終わる。
すると突然、大きな爆発音が鳴り響く。
「フリッパー1よりいぶきCICへ。…貨物船が…自爆…しました…」
「自爆…だと⁉分かった…」
「しかし、まさか東亜連邦があんな方法をとってくるては、驚きました」
いぶき副長が言う。
「いや違う。あれはアメリカだ」
「え?」
いぶき副長が艦長の方へ振り向く。
「誕生して間もない国の東亜連邦が用意できる品物じゃない」
「確かに…。アメリカの可能性が高いな」
いぶき副長が納得している。
「本部に報告してくる」
そう言い、CICを去るいぶき艦長
---
国会議事堂内 会議室
総理が椅子に座り悩んでいる
防衛大臣が慌ててやってくる。
「総理!大変です。第五護衛艦隊が米原潜と思わしき潜水艦に攻撃されたとのことです」
「攻撃だと?」
総理が驚く。
すると、外務大臣が入ってくる。
「どうだった?」
総理が期待をこめた声で聞く。
「どちらの国も話し合いをする気はさらさら無いようだ」
「そうか…」
残念そうな顔をする総理。
「アメリカ太平洋艦隊は?」
総理が防衛大臣に思い出したように聞く。
「すでに、我が国の領海に侵入しています。現在、第五護衛艦隊が現場に向けて急行中です」
「総理‼防衛出動を下令していない状態で接近するのは危険だ!防衛出動を下令するべきだ‼」
外務大臣が怒鳴るように言う。
「…アメリカが再度、第五護衛艦隊に攻撃をしてきたら発令しよう」
総理が覚悟を決めたように言う。
---
PM 11:00 沖大東島沖15㎞
いぶきCIC
「ついに来ましたね…アメリカ太平洋艦隊」
副長が言う。
「各艦に告ぐ。対空、対水上、対潜警戒を厳となせ」
「無線で呼びかける」
艦長がそう言い、無線を取る。
「接近中のアメリカ太平洋艦隊に告ぐ。貴艦隊は日本の領海に侵入している!
転進もしくは停船せよ。転進もしくは停船せよ」
「こちらアメリカ太平洋艦隊司令官、サム・パパロだ。
現在、本艦隊はアメリカの独断で航行している」
「貴艦隊が領海に侵入する事を、日本政府は認めていない!」
「日本政府など関係ない‼これは安保条約で保証された我々の権利だ‼」
「…」
突然無線が途切れる。
「無線封鎖か?」
副長が言う。すると、
「敵空母からF/A-18E/Fが発艦!5機向かって来ます‼」
砲雷長がレーダー画面を見ながら叫ぶ!
副長が驚く。
「撃ってくる気か⁉」
「各艦に達する。対空戦闘よーい!」
艦長が言うと一般警報のアラームが鳴り響く―――
---
--- 第二話 完---
※途中に出てきたアメリカ太平洋艦隊司令官サム・パパロは実際の司令官の名前です。