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ろくわ
あっはっは
主人公が意識失うの好きすぎる(?)
ていうかこれストーカーストーリーじゃなく無い?
まぁここからストーカーにしていくよ(?)
私が目を覚ますと、そうま先輩がいた。
とても心配そうに顔を覗き込んでくる。
「………、ぅ…?」
「依織ちゃん大丈夫!?」
「……そ、ま…せ、んぱ、ぃ、」
「急に倒れたからびっくりしたよ、大丈夫?」
「…ッぁ、…だ、じょぶ、で、っ…ゲホゲホッ」
「熱あるんだから、…寝てて?」
どうやら熱が出てるらしい。
今日はあいにく保健室の先生は居ない。
「ごめ、なさ…」
「んーん、…嫌なこと思い出しちゃった、?」
「…そうませんぱ、のせいじゃ、な…」
「そっか、苦しかったね」
そうま先輩が頭を撫でてくれる。
「先生には言ってあるから、心配しないでいいからね」
なぜか、私は自分よりも莉犬くんのことを思い出していた。
そして、また息が荒くなる。
「…は、っ…ぅ、ッ…ポロポロ」
「どしたの、大丈夫?」
そうま先輩が慌てたようにおろおろする。
「…ッ…はッ…ポロポロ」
「…」
そうま先輩が迷ったように顔をひそめ、顔を引き締める。
そして、顔を近づけられる。
いつのまにか唇になにか温かくて柔らかい感触が当たった。
それが唇だと気付くまで、少しかかった。
私は驚いて顔を離そうとしたが、そうま先輩に抱きしめられて離れられない。
「…ん、む…ッ…!?///」
「…」
そしてまた唇を重ねられる。
少し、ピチャという音をわざとたてながらキスをしてくる。
「ん…」
「せ、ぱ…!/」
すると、カーテンが思いっきり開いた。
2人してそちらを向く。
すると、莉犬くんが立っていた。
「……依織、」
「…ぁ、…ッ…ごめ、ごめんなさ、ッ…ゆる、て…ポロポロ」
「ごめッ…なさ…ッ…は、ッ…はッ、…」
「……莉犬くんと依織ちゃんは付き合ってんの?」
「付き合って無いです」
そうま先輩が喧嘩を売るように莉犬くんに問いかける。
そして、私の方を引き寄せて抱きしめる。
「多分、莉犬くんのせいで依織ちゃん苦しんでるよ」
「…ッ…」
「ぁ、ちが、…ポロポロ」
「…とにかく、そま先輩には渡しません」
莉犬くんが、私の腕を引っ張って立たせた。
莉犬くんが呟く。
「…辛いかもだけど、走るよ」
そう言うと、いきなり私を掴んで走ろうとした。
でも、私はそうま先輩に掴まれて、再びベッドに戻される。
「今熱あるんだよ、依織ちゃん…俺出てくから、話すならここでしな」
そうま先輩が、最後に私にキスをして出て行った。
私は顔が熱くなるのを感じた。
莉犬くんが何か言おうとすると、扉が開いた。
「…どう言うつもり?」