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E-I.L.B [頽廃]
mark1old
・容姿
・生態
・実験,結果,考察
・事件
・注意
[容姿]
オブジェクトのようであるが、寄生する*1ことが確認されており生き物であると断定できる。
本体は通常地面や岩に突き刺さった状態であり、動くことは稀。
全体的に西洋の刀剣のようなフォルムであるが、剣身が緑に光っており明らかに通常の刀剣とは違うことがわかる。剣身は暗闇でも辺りを照らす程の輝度がある。
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[生態]
《《通常》》地面や岩に突き刺さっているが、観測中、頻繁に浮遊*2し他の地域へ移動しようと試みるところから本体には意志があると考えられる。
また、寄生の条件は本体を刀剣として見た時の柄に値する部分に触れることである。また、《《人型の生物であれば種を問わず寄生》》するので貴重な類似生物等に無闇に接触させないよう注意が必要である。
寄生された宿主は寄生される前とは全く違う人格を宿し、その人格は全て同じであることから[頽廃]本体の人格であると仮定できる。
寄生した状態だと生理的欲求が芽生えるらしく、時に脱走しては食用の生き物狩り自ら食事しているところが伺える(この生態が災難を導いた。詳しくは[事件]を参照。)
また、寄生した後本体は刀剣から姿を変えることがあり、刀剣そのままの時もあれば槍や銃等、様々な姿に変化した。
寄生された宿主は人格を変えるが、どの場合も比較的友好的であり観測者等に何故か戦術を教える等のコミュニケーションを図ることが確認された。また、宿主は寄生されると本体の剣身のような明るい緑の目を宿すようになる。通常の個体と見分けるには先ず目を観察するように。
現在寄生されている宿主は米国西部のいわゆる《《カーボーイ》》のような姿をしており、本体は鞭のような姿、猟銃のような姿にそれぞれ変化しているところを確認された。また、比較的こちらに対して友好的な状態である。
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*実験1 面識対象*
*全て[頽廃]が寄生した状態の結果である。
・対象 人間
結果:[頽廃]自身から直接話を持ち掛け、その際「知りたい国はあるか」と質問し、答えられた国についての文化を延々と談笑していた。
・対象 生物[類似生物を除く]
結果:特になにも反応を示さなかったが、雁等の鳥類であった場合、本体は銃に変形し射殺した後調理し補食していた。
・対象 類似生物
[無情] 結果:[無情]の半径15m以内に入って1分後、寄生が解けたが、宿主は助からなかった。
[跋扈] 結果:30秒間の睨み合い後、警戒が解けたのか一礼し一方的な話後、結界から出ていった。
[忿懣] 結界:[跋扈]と同じような結果となったが、[忿懣]の場合は会話が長続きした。また、本体による供述だが「また話をしたい」とのこと。
[輪廻] 結果:本体が剣心の部分を消すと[輪廻]のストレスが現象したのか、輝度が柔らかくなった。その後玩具が出され[頽廃]は少し驚いたが、短いながらも遊んでいた。
[捏造] 結果:オカリナ関連の話題について強く呼応し、熱く語り合っていた。また、その後[捏造]は「楽しかったんだよね!!!」と供述。
*実験2 特性確認*
[事件]により実験する以前に失踪。今後も捜索に力を入れなければならない。
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[E-C.B失踪事件]
[規制済み]年[規制済み]月[規制済み]日、[頽廃]が食欲を満たすために狩りへと収容室から出ていった24時間経っても収容室へ戻らないことから収容違反として直ちに捜索を開始した。
しかしかながら既に消息を絶っており、周辺を捜索するも時間の無駄とし、監視カメラ等で現在も証拠追跡に力を注いでいる。
現在考えられるものとしては、[頽廃]は何者かによって既に別次元へと連れ去られている等と、かなり信憑性が低いものばかりである。
しかしながらそれだけ本体の足で歩いていったと思われる筋が見つからないのも事実である。
また、この事件の際[頽廃]は寄生中であった故に捜索が普通簡単であるハズなのも、そのような考えが浮かんだ要因の1つである。
現在も最重要任務の1つとして捜索を続けている。
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[注意]
*1 [生態],[実験]を参照
*2 主に夜間帯や気象の荒い日である。人の目を気にしていると考えられる。