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異世界探検記
シマエナガ『この物語は**《《フィクション》》**です!』
つかさ「メタいメタいメタい!!メタいわ!!」
シマ野「メタいって言いまくってるあんたもたいがいよ…」
シマエナガ「『この世界は、魔王に支配されてしまった。人々は、生活を脅かされていた』ストーリーで〜す」
つかさ「なんぁ、ストーリーが厨二病の人なんだけど。もしやマジ厨二…」
シマ野**「お前!!はずいわ!!」**
「んが!?」
ピピピピ、と煩く鳴る目覚まし時計をバシーッと叩き、起きた。
「つかさー、ニトー、朝ごはんよ〜」
寝ぼけなまこで、つかさは返事をする。
「今行くよ〜。腹減った」
「いこ〜」
もう目がすっかり覚めたらしいニトが、行く気満々でいた。
ハムエッグにトースト、デザートのリンゴ。つかさの家の朝食は豪華だ。
「どう?朝ごはん美味しい?」
洗剤スポンジ片手に、母親が微笑んだ。
「まあ、普通って感じ?」
「そう…」
少し落ち込んだように見せたが、母親は切り替える。
「それより、今日、ギルドにいくの?」
「ん?」
サクサク、とトーストをかじる。
「んっ!?」
トーストがむせ返りそうになった
「忘れてた〜」
「じゃなーいっ!!」
ニトが怒った。
支度を済ませ、「いってらっしゃい」と母親に見送られる。
忘れてはいけない、とつかさは言う。
「朝ごはん、うまかった。ありがとう」
パァッと、母親の笑みが戻った。
「そうだ、母さん」
〝母ちゃん!!メシ、うまい〟
幼き頃のつかさを思い出し、母親は少し笑みを浮かべた。
「いってらっしゃい」
「いってきます!!」
つかさとニトはそう言って、パタン、とドアを閉じた。
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この世界には、ギルドというものがある。そこで活躍すると、担当受付嬢とともに、より高度なクエストにトライする。それがつかさだ。
数年前、日本というところから急にここへと飛んできてしまった。色々あり、今は使い魔の猫・ニトとともにしている。
受付を済ませると、呼ばれた。受付のところへ向かうと、1人の女性がいる。小顔でおっとりしているタイプで、わりかし美人だ。青い肩まである髪に、3本の黒いヘアピン。上は黒、下は黄色という特徴的な瞳の顔は綺麗だ。白いシャツに蝶々結びの緑のリボン。台のようなもので見えないが、黒に少し青が混じっているパンツと茶色い靴。それから、茶色い革ベルトにポーチをぶら下げている。
「初めまして。シャーロット・リオーネです。担当の受付嬢になりました。シャルと呼んでください」
(チェ○ソーマンとかぼっ○・ざ・ろっく!!に出てきそうな人なんだけど!?…まあいいや)
「それで?」
すっと紙が1枚滑ってきた。ギルドの契約書だ。
「指先を少し切って、血を垂らしてください」
すぐに指を切る。指先から、ドロドロとした鮮血がとめどなく溢れてきた。無理やりにでも垂らす、というよりはこすりつける。
「やりすぎ!!」
フワー、とニトが指先を治癒した。使い魔のサポートの役目を、言うことなく果たしてくれる。
「お姉ちゃん?お客さん?」
奥の方から声がした。
「そう」
「へぇ〜」
「2人いる!?」
つかさは叫んだ。《《全くといっていいほど同じ人がいた》》のだ。ただシャルとの相違点としては、青い髪をおろしているのではなく上の方へ結っている。リボンの色が黄色のかわりに、瞳の下の方は緑色だ。ポーチはなく、パンツではなくふんわりと広がる同じ色のスカート。
「それではまた、明日、ここにお越し下さい。実力をするために私が模擬戦の相手をさせていただきますので」
シャルはそう言って微笑んだ。
ニトの二足歩行の背筋に、ゾクリという冷たい感触がした。
「分かった!」
対照的に、つかさは元気の良い返事をした。
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眠ることにした。ベッドに腰を下げ、「そろそろ寝るか」とニトに言う。
いつもなら返事のあるところ、ニトは黙りこくっていた。
「どうしたあ」
渋々というように口を開いた。
「つかさ、あのシャルって人、絶対強いよ。すぐに分かる。だってすごい量の魔力の持ち主だった。人ではないほどに…」
「でも勝てないと決まったわけじゃないだろ」
「そう…だね!」
ニトに笑みが戻った。
おやすみ、と言葉を交わす。ピッという音とともに、光がなくなった。
ファンレターが1件来たらシリーズ化します(byシマ野)
ちなみに、むらさきざくらはチェ○ソーマンもぼっ○・ざ・ろっく!!も全く知りません。
原作漫画:シマ野(リア友)
小説執筆:むらさきざくら