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ー学校でー (リムア)
500文字〜950文字くらいまでを目安に書いてます。
少なめですが、そういう風に書いていきます。
今日から学校が始まる。
新学期だ。
私は、普段から人として生きていて、まだ世間は私が猫だと言うことは知らないだろう。
と言っても、バイトなどはこの中学ではバイトはしてはいけないし、私には人間の現金を持っている親もいないから、家が無いのは不思議がられる。
通学路を歩いていると、急に肩を叩かれる。
後ろを向くと、友人の|些引《さひき》 |雪《ゆき》が、笑顔で「おはよっ」と話す。
「|水嶺《みみね》っ!!今日から新学期だね!沙羅ちゃん男子に告白できたかな!?」
あぁ〜、そういえば言っていた。
休み期間中にずっと好きだった男子に告白するって。
「成功したかな〜!!?」
青春、やってるな〜
まあ、私、猫には青春というものなんて無いし。
そんな雑談をしながら、私と些引は学校へと向かって歩く。
教室に着いて、私は自分の席に座る。
私の席は窓側で、外の景色、通学路がよく見える。
通学路には、まだ遅れて来た生徒達が歩いている。
HRの時間はあと一分。
それまでに別のHR専用の教室まで行かないといけない。
私は急ぎめで準備して、HR教室まで向かう。
「ふう、間に合った。」
一歩先に着いていた私と違って、皆少し遅れて来たようだ。
そして、しばらくクラスの進捗やこれからの会議をして、HRは終わった。
HRが終わった後、一時限目の、数学が始まった。
それからも、順調に進んでいった。
が、四時限目の途中のこと。
教師が、猫にとって意味のわからない専門用語を沢山話していて、私は暇になって窓の外を見る。
すると…